フジタシンゴ_LIAR GAMEキャラ語り

フジタシンゴ


好感度

★★★★★

フジタシンゴと言うのは2回戦の少数決ゲームから密輸ゲームまで参加したプレイヤー。と言っても目立った活躍は無い。かと言って足を引っ張った訳でも無い。むしろ貢献度は地味に高い。

密輸ゲームでは彼が書いたメモを頼りにチームが動いていた。と言っても秋山に指示されてやった訳ではなく、自主的にやっていたのが印象が良い。
彼のメモは秋山も福永も神崎も頼りにしていた描写があり、類稀な能力で表立って活躍する事は無かったが、縁の下の力持ちとしてチームを支えていた。

彼の特徴として、物腰の柔らかさを挙げたい。プレイヤーには敬語で呼び方も敵味方問わずほぼさん付け。神崎直に対しては「ナオちゃん」と呼ぶが、それ以外の相手には基本さん付け。

福永やヨコヤにさん付けしていたのには驚いた。福永は過去に騙された遺恨もあっただろうに、もう割り切ったんだなと。他のメンバーは味方になった密輸ゲームでもまだ距離感があったし、キクザワに至っては喧嘩腰で接していたので。ヨコヤなんて敵の主将だと言うのに。

腰の低さは神崎直の男版と言う印象だが、彼は神崎と違って周りの空気に流されやすい。キクザワがヨコヤと結託してチームを乗っ取った時もツノダが消極的な提案をした時も言いなりになってしまっていた。
ただそれは彼自身が元々アグレッシブに動くタイプでは無いので仕方ない。神崎直は人を動かす程愚直に「バカ正直」を貫く聖人だが、そんな人物はそもそも稀有な存在。なかなかあれだけの人物にはなれない。

とは言えフジタはライアーゲームのキャラクターの中では地味ながらも比較的誠実だったと思う。

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