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充電もいいが放電もいい

若い時から中年にかけガツガツ・アクセクやってきたが、当初は「なるほど、そうか」と思ったことが、案外インチキ臭いことが、加齢により分かるのはとても愉快だ。
 
■何もしないのが最大の失敗か
三流キャリアコンサルタントは、若い人に向かい「何もしないのが最大の失敗」などと、
自信たっぷりに言い放つ。 
時節とタイミングによっては、何もしないのが正解のことも多い。
実際、タイミングよく何もしなかったが故に、生き残っている人や企業は多いのは事実だ。
 
■自分の過去は変えられる 
同じような詭弁に近い常套句に、「過去は変えられない、未来は変えられる」、「一番近い未来は今、すぐに行動しよう」、というのもある。 
過去の嫌な思い出や失敗などが、自分の今につながっていることは多い。
成長とともに過去の見方を変えることができ、そこに価値を見出す、それが幸運の糸口となるに違いない。
 
■充電もいいが放電もいい 
定年退職後に新しいライフステージへの移行時、「まず充電してから」という、決まり文句がある。 
人生に達観した大先輩に教えられたこと。
「まず放電、そのうちに何かに出会う、やりたいことが浮かんで来る」、「出て来なかったら、自分はそれまでのこと」。
 
前向き、挑戦、積極的が世間一般では推奨されるが、後ろ向き、受け身、消極的、何もしないのも時にはよさそうだ。
                        その37:2024/2/26


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