爪噛まなくなった話⑤

割れ窓効果って言う言葉があって、

一枚の割れた窓があって、それを放置しているといずれその周辺は治安が悪い場所になる。

私の場合の爪噛みもそういうところがあって、
ボロボロな爪を放置していると、
どんどん噛んでしまいたくなる。

だから、セルフネイルを始めて綺麗にするようにしたら、爪噛みが一時的に改善したことがある。

結局、その後メンタルがぶれると
また1箇所ボロボロにしてしまい、それが気になって他のもの噛んで、
結局はどうでも良くなってぜんぶボロボロにしてしまうけど。

前はその割れ窓効果のせいだと思ってた。

最近どうやらそれだけじゃないと気づいた。

結局、割れた窓を放置すると言うことは
傷ついた自分をほったらかしにすることに他ならない。
ストレスを解消するために好きなことをしたり、なにもしないで過ごしたり
わたしは一時期ストレス解消のために、なにをしてもどうしようもなく心が荒んで、せっかく綺麗に伸ばした爪をボロボロにしたことがある。

結局、ストレスを解消したところで
自分を大事にしていない。
自分を責める心は変わらない。

自分はこれほど頑張っているのに
ボロボロになるまでやっているのに
それを見ずに、ストレス発散したところでなににもならない。

大事なことは、頑張った自分を認めてあげること。
むしろ、がんばらなくてもいい。
自分がなんだって、存在しているだけでいいんだよ、ここにいていいんだよって
認めてあげることが大事なんじゃないかって思った。

爪が荒れてるなら、ケアしてあげる。
自分の心が傷ついているなら、優しく自分に寄り添ってあげる。
怪我したなら手当する。風邪引いたら病院に行くってのは当たり前にしてるのに
自分が傷ついても無頓着で
まだだめだ、もっとがんばれと、さらに鞭を振るう。それでは心が行き場を無くしても当然だよね。

少しずつ、自分の気持ちに寄り添う習慣をつけたら
いつのまにか爪を噛まなくても平気になってた。




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