夜色の夜着(囀る鳥は羽ばたかない二次創作⑫)

なつ@Natumeki13さんの美麗なイラスト(上記)より妄想、作成致しました(使用につきましてもご了承頂いております)
なつさん、ご好意心より感謝致します！
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抱き上げた指に
貴方の肌が触れる

めくれたシルクの夜着は
ネイビー

色の白い貴方に良く似合う

そう思い
衝動買いをした

鞄から覗いていたそれに
気付いた貴方は

「…コレ、俺の？」

と笑顔で尋ねる

頷く俺の前で
するすると服を脱ぎ捨て
裸身となる

素肌に夜着を纏い
子供の様に俺に飛びつく

「…どうだ、似合うか？」

湿った声で囁かれ
甘い視線を受ける

目の前には貴方の唇

もう
逃げられない

貴方への欲情の波が押し寄せ
俺を飲み込んでゆく

触れている指は夜着の中へ

貴方の滑らかな背中を伝い
首筋へと伸ばす

そのまま寝室へ攫い
俺のものに…

唇を奪い
肌を重ね
貴方へと溺れてゆく

夜の底から聞こえる喘ぎは
甘く切ない

ネイビーの夜着は
夜に溶けてゆき
二人の
邪魔をせず
息を潜めている