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2020年3月。世界中が扉を閉じていった時、息子のなかにたくさんの扉ができた(3)


・3の扉、仲間たち。

探究学舎では授業とは別にHR(ホームルーム)という子どもたちがオンライン上で色々な活動を行うグループがあります。
2020年秋、息子が参加したHRには歳が近くそして楽しいことがだいすきな子どもたちがあつまっていました。
毎週、HRは延長・延長また延長。おそくまで、ひたすらYouTubeをみてゲラゲラわらったり、HRのロゴをつくったり、ただただ画をかいたり。
そしてHRメンターのテル、ムラタぐをはじめスタッフさんの手を借りながらこどもたちで企画し、なんと息子あこがれの「探究ラジオ」を配信。

その後もHRのオリジナルグッズショップを 開設したり、「オンライン学童」を開催するなど活躍をみせる彼ら。
昨年12月、旧HRシステムの終了とともに、HR自体はいったん解散のようなテイになりましたが新しくはじまった「つながるコース」でもほとんどの旧メンバーが同じ曜日時間に集まって今も楽しくいろんなことを画策しています。

日本のいろんなところからあつまってきて、2年前までお互いの存在すらまったくしらなかったかれら。そんな子たちが毎週ほんとうにこころから楽しそうに自分のことをはなしたり、笑いころげたりしてるのをみると、たくさんの大切な扉がひらいたんだなあとしみじみおもいます。
今後、息子をふくめかれらのゆく先ではまだまだたくさんの扉がうまれ、ひらいていくことでしょう。そして、いま授業やHRで探究学舎がくれた扉はこどもたちが成長していくなかでひょっとしたらじぶんからひらくことがすくなくなったり、扉の存在をわすれてしまうものもあるかもしれません。
でも。いちどできた扉はきえることはけっしてないと思っています。
きっとこれから、扉たちはじっと、そっといつでもまたひらかれるそのときをまっています。その向こう側にかわらず、驚きと感動を用意して。


次回、番外編「父の扉」。このつぎも、サービスサービスぅ!

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