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ほとけほっとけ
映画男はつらいよで出たセリフ。ほとけほっとけ。
これは調べたら続きもあるらしい
「仏ほっとけ神構うな」というもの。
そういえば論語にも「鬼神を敬してこれを遠ざく」というのがあったな。
決して軽んじているわけではない。ただ、死者とのほどよい距離感、信仰に頼らない、人としての努力が必要だということ。ほとけほっとけは少し小ばかしたように聞こえるが悪くはない。
北海道のY君が亡くなった。彼とは20年以上前に仕事でかかわった人。
彼は58歳。私と同年齢だ。
彼はシステムエンジニアで東京で働いていたのだがストレスからか体調を崩し故郷に帰っていた。その彼の友人が私の友人でもあり、当時会社の基幹システムの開発を考えていたのでつながった。
彼が住んでいたのは北海道虻田郡喜茂別町というところ。羊蹄山のそばだ。
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おいおい北の国からに出てくるようなところじゃない。
その田舎と東京の私とメール(当時ラインなるものがなかったので)だけで1年くらい激論のやり取り。膨大なテキストコミュニケーションでバイク便システムを構築した。
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当時彼は彼女がいた。故郷に連れて行って同棲したが、私はここには住んでいられない!と振られたらしい。彼はしょげていたが・・・
ん-ーーー仕方ないね。と誰もが思ったことだ。
彼は酒好きで、東京に出てきた時もよく飲んでいた。
ひょうひょうとしておもしろい男だったな。
また、あの世にいったらみんなで酒を飲もう。それまでは俺も必死に生きるよ。
あの時は(システム開発の時)すげーおもしろかったぜ。
ありがとな。
と、こんな追悼文で(花は送るよ)勘弁してくれ。
じゃまたな。
小仁井秀雄
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