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【実質無料記事!】桃源郷とは?:2つの桃源郷で、甲斐武田家の歴史を感じつつ大人散策@山梨・韮崎市/甲州市 (地図や歴史の観点で言葉遊びをしてみる)


こちらの投稿は、「大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の "Original の記事" を基本同じ内容で、記載している記事になります。Original の記事では、より多くの写真も含め記載しておりますので、併せてご参照頂けますと幸いです。


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【はじめに】

突然ですが、皆様は「桃源郷」と聞いて、何を思われますでしょうか?

ある人は、「ユートピア」・「理想郷」と言う言葉を、ある人は、桃源郷の出処と言われる中国の昔の物語(小説?)「桃花源記」を、またある人は、「物理的な美しい花が咲き誇る桃畑」を思い浮かべるかもしれません。それぞれ関連して考えると、「なぜ桃?」と個人的には思ってしまいますが、「素敵な場所」、「尊い場所」、「楽園」と言ったイメージに変わりは無いようです。

笛吹市付近の桃畑①
笛吹市付近の桃畑②
韮崎市(新府城址付近)の桃畑①
韮崎市(新府城址付近)の桃畑②

今回は、そんな「桃源郷」をピックアップさせて頂きましたが、私のふるさと、山梨は果樹王国。「ブドウ」もですが、「桃」も有名です。また、山梨の北杜市出身の歴史好きな者ですので、この「桃源郷」と「歴史(特に甲斐武田家)」を掛け算で楽しめるスポットのご紹介を申し上げようと思った次第です

【「桃源郷」とは?】

折角なので、少々、上記に記載しましたそれぞれの言葉に付き、さわりだけ、信頼するWikipediaにて調べてみましたので、以下に共有します(少々長いので、引用はハイライトの部分のみ読んで頂ければ、概要はOKと思います)。

桃源郷(とうげんきょう)は、俗界を離れた他界・仙境。ユートピアとほぼ同意で、陶淵明の『桃花源記』はかつて存在した武陵郡地域の話なので「武陵桃源」(ぶりょうとうげん)ともいう(略) 

概要  
陶淵明の作品『桃花源記』が出処になっている。桃源郷への再訪は不可能であり、また、庶民や役所の世俗的な目的にせよ、賢者の高尚な目的にせよ、目的を持って追求したのでは到達できない場所とされる(日常生活を重視する観点故、理想郷に行けるという迷信を否定している)。  
創作されてから約1600年経った現在でも『桃花源記』が鑑賞されているのは既に人々の心の内にある存在を、詩的に具象化したものが桃源郷であるためとされる。既に知っているものであるため地上の何処かではなく、魂の奥底に存在している(略)  

ユートピアとの相違
陶淵明研究者の伊藤直哉は以下の通り述べている。トマス・モアの思想書『ユートピア』に由来するユートピア思想の根底にあるのは、理想社会を実現しようとする主体的意志である。この本ではユートピアに滞在した経験がある人物が、モアに現地の様子を紹介する設定になっている。ユートピアは遠く離れた島国とされているが、全く到達不可能な夢幻としてではなく、地理や社会制度の意味において十分到達可能なものとして描かれており、その上でユートピア人の風俗や法律などの成立の根拠の合理性に疑問を投げかけている。モアのユートピアは「夢想郷ではなく、普通の人々が努力して築き上げた社会主義国家」なのである (略)  

一方で桃源郷は、「理想社会の実現を諦める」という理念を示している。中国史上稀に見る混乱期の中、人々は苦悩と悲劇に満ちた現実から逃避しようとし、文壇では遊仙詩(神仙郷に遊ぶ詩)が現れた。しかし陶淵明の作品は、題材は遊仙詩と似ているが、思想が本質的に異なるとされる。陶淵明は、神仙郷の実在を決して信じず否定しており、日常生活を尊重していた (略) 

https://ja.wikipedia.org/wiki/桃源郷
韮崎市(新府城址付近)の桃畑③
韮崎市(新府城址付近)の桃畑④
韮崎市(新府城址付近)の桃畑⑤

「ユートピア」と「桃源郷」は、「理想郷」という意味合いでほぼ同義であれが、「ユートピアは、実現可能世界」で、「桃源郷は、物理的には実在しない世界」と言う理解をさせて頂きました。

また、『なぜ「桃」なのか?』に関しては、ちょっと前の出来事、「纏向遺跡で大量の桃の種が発掘され、卑弥呼の時代との相関性から、邪馬台国=纏向遺跡ではないか?」との話を思い出しました。「桃」は、昔から神秘的なパワーが宿る果物とされていたようで、Wikipediaには、以下の様にあります。

Wikipediaより:桃の実

中国において桃は仙木・仙果(神仙に力を与える樹木・果実の意)と呼ばれ、昔から邪気を祓い不老長寿を与える植物・果物として親しまれている。桃の木で作られた弓矢を射ることは悪鬼除けの、桃の枝を畑に挿すことは虫除けのまじないとなる(略)  

桃の実は長寿を示す吉祥図案であり、祝い事の際には桃の実をかたどった練り餡入りの饅頭菓子・寿桃(ショウタオ、繁体字: 壽桃、簡体字: 寿桃、拼音: shòutáo)を食べる習慣がある。寿桃は日本でも桃饅頭(ももまんじゅう)の名で知られており、中華料理店で食べることができる (略)  

日本においても中国と同様、古くから桃には邪気を祓う霊力があると考えられていた『古事記』では、黄泉の国でイザナミの追手から逃げるイザナギが、黄泉比良坂に辿り着いた際、そこにあった桃の実を投げつけて、追手を退散させて逃げ延びることに成功した。イザナギはその功を称え、桃に意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)の名を与えたという。また、『桃太郎』は、桃から生まれた男児が長じて鬼を退治する民話である。3月3日の桃の節句は、桃の加護によって女児の健やかな成長を祈る行事である (略)  

https://ja.wikipedia.org/wiki/モモ
Wikipediaより: 桃饅頭

総合的に理解をまとめますと、「現実に存在するか否かは別として、人の心の中には、現実との比較において『理想郷』を求める主体的意思(心の中に描く夢?)が存在しており、これが霊力があると古代から信じられてきた「桃」と文字も含めて連動し、現在多くの日本人がイメージする『桃の花が咲き誇る桃畑=桃源郷のイメージ』になった」と(個人的ではありますが)理解させて頂きました。

Wikipediaより:打ち出の小槌をふるう桃太郎とお供の雉・犬・猿。―山東庵京伝(山東京伝)著『絵本宝七種』(蔦屋重三郎刊、1804年)より

但し、これも個人的ではありますが、桃の花が咲き乱れる美しい桃畑を見ると、理想郷ではなく、幼少の頃の夏、早起きして、桃畑にカブトムシやクワガタを取りに行った事を思い出す方もかなり多いのでないかと、勝手に思ってしまいます…。これはこれで理想郷の1つの姿かもしれませんが…。

では、「桃源郷」に付き、少しだけですが、概要も抑えましたので、実際の大人散策情報を以下に紹介致します

【「新府城」@韮崎の概要を抑えつつ大人散策】

1つ目のスポットとして紹介したいのは、新府城址とその付近。戦国の歴史に思いを馳せつつ、桃源郷(桃畑)を満喫できるスポットです。



以下、有料での記載とさせて頂きますが、大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の Original 記事では、無料で開放しています。有料エリアのご購入、フォローによるクリエーターサポート等の応援は、喜んで受けさせて頂きますが、「大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の Original 記事と併せてご参照頂ければと思っております。

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