僕の中の怪獣〜優しいオムレツのたまご〜
たまごの殻はときに僕たちの想像力を掻き立てる。
ただの鳥のたまごも、幾何学模様を描いたら芸術品だ。
割ってみたら何にもない。シュレディンガーの猫はどこかへ行ってしまった。
素晴らしい思い出の日々。泣いたり、笑ったり。怒ったり、反省したり。そんな毎日を喜んだ。
ハンプティダンプティは夢で動く。僕らの知らない塀の向こうを語って聞かせる。
『僕のなかには3つの夢が隠れているんだ。昔話だから笑ってほしい。調子に乗って高い塀に登って、僕は割れたけど、そうじゃなくてもいずれ僕は割れていた。割れないたまごはないけれど、マトリョシカや、起き上がりこぼしは、棺やコロンブスの卵のように、人類のアイディア、小さな偉業の産物だ。パンドーラーは悔いたけど、僕は後の夢にもなる。パンドーラーは間違いなく希望を残した。それが僕。』
割れたハンプティダンプティは夢の力で元通り、アリスの本をまた開けば落っこちて空っぽの殻が残るだけ。可哀想なハンプティダンプティ。だから彼は皮肉屋でいい。僕らも心のどこかはハンプティダンプティ。
本当に大切なことは、みんなのオムレツに一度はきっと描いてある。“愛しているよ“とケチャップで😊。
怪獣はどこかって? それは4月についた嘘のなか。たまごから羽根が生えて、どこかへ飛んで行っちゃった。イタズラ好きは、子どもだからかなぁ🤔。
ほづみわたる
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