6つの音色たち

5月1日は、6つの音色たちが9周年とのことだ。
この人たちは、推しと比べて(まず比べること自体が間違い。一旦許してくれ)、やんちゃな雰囲気だし、平均年齢が低くて男子高校生のノリだなぁと思っていた。
それと、デビュー曲だ。
YOSHIKIに作ってもらったのはシンプルにすごいと思ったけど、デビュー曲にしてはしっとりバラード過ぎて、「え、ジャニーズだよね?」とびっくりした。
なんか、ジャニーズって\\ぼくたちキラキラ王子様//みたいなデビュー曲を歌うイメージがあった。
(推しのダンスィンダイナマイッにもびびったけど)

それと、なによりおぼっちゃんのミュージカルのような歌い方にも衝撃だった。
あれ、この子もしかして浮いてない・・・?とか、失礼ながら思っていた。
(一方、推しはダンスィンダイナマイッ)

この子たちも割と個人のことはよく知っていた。
1人はあの人の弟。
1人は昔よく見たあの子(兄?弟?どっち?)。
1人は超有名人の息子。
1人はTVでよく見るバラエティのオーディションで受かった子。
あとは知らん(ごめん、あとで死にます)。

音色たちのことを気になって見るようになったきっかけを聞かれると思い出せないくらいにゆるりと静かに生活に滲んできていた。
気が付けば、ラジオを聞くし、何なら、寝るときのお供にしているくらいだ。
なぜか、黒の声を聞くとよく眠れるんだ。
例え話していることが下ネタだとしてもな。

ちょっと話がそれた。
とにかく、そのぐらい音色たちのことは、勝手に身近に感じて、勝手に好印象を抱いていた。
主軸としてはやっぱり推しを追っかけているが、その合間に自然と入り込んでくる音色たち。
誰が特に好きっていうことはない。
ジャニーズの中では”箱推し”はあまり好まれないらしい。
まぁ、人それぞれ思うことはあるだろうから否定しない。
ただ、音色たちに関しては”箱推し”とかそういうことじゃないんだ。

ファンの人たちは、もし、音色たちを間近に見ることができるとしたら、どうしたい?
急な質問だけど、私は最近よく考える。
あの子たちをもし、好きな場所から好きなように見て(応援して)良いと言われた場合、普通のアイドルファンなら『アリーナの1列目』とか、人によっては『すぐ隣で❤』なんてこともあるだろう。
だけど、私は思う。
あの子たちを間近で見てよいとなったら私はまず、6人にライブ前のように円陣を組んでもらう。
そして、それを下から覗き込みたい。

変人か?

もしくは、彼らのライブパフォーマンスをおさめるカメラになりたい。
カメラを持ちたいとかそういうことではない。
自分がカメラになって彼らをがん見したい。

あれ、やっぱり変人か?

何を言いたいかというと、6人の中に自分が入りたい、自分に向けたファンサをしてほしい、というわけではなく。
いつもの、普段の6人をただ間近に見ていたい、ということだ。

前に、何かの番組で黒が言っていた言葉が好きでよく思い出す。
「減るのはだめだけど、増える分にはかまわないんで!」
(とてもはしょっているが分かる人にはわかるだろ?)
減るのはダメだとはっきり言い、それを他5人も突っ込んだり笑ったりするのではなく、また、わざわざ肯定するまでもなく当たり前のように会話を続けるとこもまた、より深みを感じる。

音色たちのことを横目にチラチラ見ながらも、彼らがいろいろと苦労してきたことは知っていた(つもり)。
結成のきっかけや、メンバーの関係性、そして実状。
大変だなぁ~でも頑張っているなぁ~
そんな風にぬる~い目で見ていたところで、ついにでてきた『こっから』。
(だいぶ飛ばした)

もちろんドラマも見ていた。
当初はドラマも「なんでお笑い芸人の半生を見なきゃならんのだ」「しかもジャニーズ?」「なんでもかんでもジャニーズがやればいいってわけじゃないだろうに」なんて斜に構えていた。
(わかってる、わかってる。いまちょっとだけ切腹してるから。許して。)

ところが、うみんちゅの若林にびびった。
しゃべり方もそうだけど立ち居振る舞いからなにからもう完全に若林だった。
もちろん、若林のプラべなんて知らねぇ。そこじゃねぇ。
たろなんて、山里がうますぎて若干役が嫌いだった。(役がね)
なにより、はじまりの歌が好きだった。
芸人の半生を描くにはちょうどエッジが聞いて勢いがあった、ちょっとアングラな感じがぴったりだった。

そんな『こっから』がCDTVライブライブでフルサイズ演奏されると聞いて、迷わず見た。
なんじゃこりゃ。
え、待って待って。こんなダンスうまいの、この人ら?
え?足さばきどないなってんの?
なんて?なんて言ったの?歌詞の言葉遊びえぐくね?
あ、まってなんかライティングが歌詞に合わせて切り替わって・・・メンカラ!?
メンカラ演出なの?!
あ・・・遊んでる。この子たち、自分たちの楽曲を120%楽しんで遊んでる。
うわぁ・・・楽しい・・・。
見ていて楽しい。思わず見入ってしまう。笑ってしまう。釘付けになってしまう。

衝撃の風を浴び、音色たちの本質に気づき始めた。
これ、このパフォーマンスをファンたちはどう思っているんだ。
どう感じたんだ。

推しの時もそうだけど、一旦フラットにパフォーマンスを見た後に、SNSで調べるとファンが各自担の良かったところ、注目ポイントをあげている。
「ここの○○の視線がやばい」「ここで○○が笑っているからなんだろうと思ったら○○とふざけてた」「ここの振りいつもと違う」など、名探偵が必ずいる。
それを見ながら再度見直すのが楽しい。二度おいしい戦法だ(?)。

音色たちについても例に漏れずファンがぶちあがっていた。
同時に披露された「人人人」も私には衝撃だったので、とても刺激が強い一夜だった。

そこから、音色たちのパフォーマンスにも注目するようになった。
それでもまだ私の推しは雪男たちだった。
だけど、こころの片隅には音色たちもいた。
なんだろう、忘れられない昔好きだった人みたいな・・・(?)

年越し生配信もPCで雪男を見ながら、スマホでは音色を見ていた。
(その前には西の兄さんたちも見ていた。そうだ、3股だ。)
ファンではなくとも、なんだか、音色たちの毎年恒例リーダー決めは気になっていた。
だが、それ以前に、スカイツリーでこたつに入って生配信しているアイドルって何事よ。緩すぎるだろ。好きだ。

まぁ、そんなこんないろんなことがありつつも、全体的にゆるっと自然体な彼らに謎の安心感を得ていたのは間違いない。
雪男たちが市井に飛び出し、かくれんぼやらなんやらしてはファンたちをぶち切れさせていたそんなさなかにも、
彼らは6人でひたすらに楽しんでいた。
極めつけはYouTubeの「俺たちに絆はあるのか!?in三鷹」だ。

いつも何かをしながらYouTubeを嗜む私には長作がとてもありがたかった。
そんな軽い気持ちで見始めたので、なんで長編が1本になっているのか、そもそも何をする企画なのかもよくわかっていなかった。
今回もゆるゆると楽しむ彼らを見ることができるんだろうとこちらもゆるい気持ちでいた。
だが、時間が経つにつれながらどころでは見ていられず、なかなか伝わらない絵文字にやきもきした。
こら、食べてばっかりいないで動きなさい!
もうちょっと自分たちの居場所を伝えられる絵文字があるんじゃないの?!
こら!食べてばっかいるんじゃありません!
だんだんと真理に近づき、メンバーの動向を読み、そして・・・
まだ、正式にファンではなかったが(まだ言ってる)、正直、そんな私でも結末にはほろっとした。
あぁ、この子たちのメンバーを思う気持ちは強くて、そして、惹きつけ合うんだな、そう感じた。

そして迎えた5月1日。
(だいぶ時間がかかった)
もともと結成日にCD発売ということですでに彼らの絆にじ~んと来ていたわけだが、
そこに降ってわいたどこぞのやつがCD販売日を被せてきた、という話。
実際には、ただただマーケティング戦法でこの日が売れやすいというのがあり、そのために被ったという説を見た。
(全部噂だ。私は何も知らない。何の責任も負わない。)
だが、やはりちょっとおもしろくない。
だからといって、そんな気持ちで大事な日を迎えたくないし迎えさせたくない。彼らは彼らだ。

そしてまたやってきた。そう。CDTVライブライブのフルサイズパフォーマンスだ。
ぼっちゃんのドラマはもちろん見ている。かわいい。
きれいな裏声から始まる「音色」はとてもドラマの挿入としても印象的だ。
聞きなれた入りからぐっと心を掴まれ、聞き入っていた時にきたのが2番だ。
またやられた。魔の2番と言ってもいいだろう。
2番にそんな歌詞があるなら先に言ってくれよ。
音色たちはどれだけ愛されているんだ。
ファンにはもちろんだが、周りの大人たちにとても愛されている。
そして、音色たち自身もメンバーを、グループをとても愛している。
あぁ、「音色」は彼らを歌った、この記念日にぴったりな歌だったんだな、そう実感した。

そのとたんだ。
次に始まった「アンセム」で彼ら『らしさ』に思わず笑ってしまった。
ギャップ。ギャップがえぐすぎるのだよ。
音色でほっこりさせておいて、アンセムでぶち上げさせる。
こりゃあ虜になるわ。
誰も置いてかない。「音色」が彼らのすべて?「アンセム」にも彼ららしさがある。
あぁ、楽しいな・・・
こんなにも人のパフォーマンスを見て楽しかったのはいつぶりだろうか。
「こっから」のときにも感じた心の高鳴り(ちょっときもいな)をまた感じ得た。

そこからは調べれば調べるほど(というか、もうすでにXで音色たちの情報が勝手に入ってくるまでになっていた)、彼らの思いやいままでに起こったあれこれを知り、心が揺れ動いた。
5月1日の緊急生配信前にはCDを買わずにはいられないまでになった。
急がなければ、急いで買わなければ。
最寄りの本屋さんで買おう、そう駆け付けた本屋さんは、CDレンタルのみだった。
そう。最寄りの本屋にCDは置いてなかったのだ。
絶望。田舎。まじ田舎。

勝手に後ろめたい思いを抱えながら緊急生配信を見ることになってしまったわけだが、それを知ってか知らずか(?)彼らは「音色」を生歌披露してくれた。
死ぬて。エモすぎて死ぬて。
そして最後に、これから彼らは記念すべき10周年という周年イヤーに入る。
2025~26にはCDデビュー5年だか6年だかで、続けざまに周年イヤーらしい。
まだまだこれからやりたいことがあり、それを計画していることを嬉しそうに伝えてくれる彼らは、とても微笑ましく、眩しかった。
カメラの向こうにファンがいることを見えているようだった。
言葉が、思いが、心が伝わってきた。

彼らがこれからどれだけ楽しいことをメンバーと行っていくのか。
まだ知る由もないが、少なからず、
楽しく、幸せに過ごす彼らを見て、我々TeamSixTONESも同様に幸せになれるんだろう。
そう思うだけで、彼らと同じ時代に生まれ、応援できることを誇りに思う。

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