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【FFTCG】デッキ解説 氷雷(L3)

はじめに

どーもこんにちわ!
FFTCGプレイヤーのちょーぎょーじです。

日本選手権予選Springが終わり、中盤戦の日本選手権予選Summerが始まりました。それに伴い配布されるスリーブや、賞品のトロフィーも変更に。
その第一発目の大会となる高崎大会に参加してきました。
参戦記は後日アップする予定ですが、とりあえず使用したデッキの解説を書いていきたいと思います。


スリーブのデザイン

デッキ作成の経緯

名古屋でのStandard Championshipが終わり、デッキ解説と参戦記を書いてひと段落した5/31(水)のこと。

デッキがねぇ


さぁ困りました。日本選手権予選Sprng千葉に参加できなかった為、今環境のL3は全くの手付かずです。
スタンダードの調整に集中してた為、L3は名古屋終わってから考えればいいやーと思っていました。今がその時です。

流れてくる情報によると、どーやらWOLが猛威を振るってるようで、とりあえずWOLに強そうで、なおかつ誰も組んでなさそうな氷単組もうと思いました。この時点で若干頭がおかしいです。素直に人のコピーデッキを使いたくない病なので手に負えません。

一応あれこれ頭の中で試行錯誤しながら作成した氷単がこちら。

単色の強みを活かして光カード多めに入れました。困ったらマディーンが何とかしてくれるという甘い期待で出来ています。

とりあえず一人回した感じ、なかなか良さそうな気はしていたのですが、
試しに自分の火雷とスパーリングしてみたら


全然勝てませんでした。


環境読みとしては、WOLが一番多いかなと思ったのですが、じゃあWOLにワンチャン勝てそうな火雷も増える気がしてて、三兄弟なんかはWOLに不利らしいので減るんじゃないかという感じです。
なので火雷に勝てないと話になりません。氷単は却下です。

この時点で6/2(金)。大会は6/4(日)です。


もう調整の時間もありませんし、過去の知識と経験で何とかなるデッキを組むしかないかと思い、最近お世話になっていた氷雷をL3でも組むに至ります。少なくとも火雷には強いですし、ハンデスやダル凍結である程度WOLにも戦えるんじゃないかという感じです。

で、ざっとカードプールを確認したところ、ハンデスコントロールというスタンダードと同じコンセプトでは戦えないなという印象でした。
一番大きなのが、ユウナレスカ、オーファンという継続ハンデスの不在です。


また、シャントット、ファイサリスと言った、相手の手札が少ないことで効果を発揮するカードもありません。これでは頑張って相手の手札を減らしても、それを利用してアドバンテージを得ることができません。


また、ネロ、ヴァイスにしてもサーチする為のレストリクターもありませんので、安定して場に出すこともできません。ヴァイスが場にいれば、ハンデスもより効果的ですが、そういった機会も減ると思いますし、ハンデスに寄せ過ぎるのも危険だと思いました。


なので、L3氷雷のコンセプトとしては除去コントロールになります。
ただ、こちらにドローしたりアドバンテージを得る為のカードがあまり無い為、引き続きダル凍結やハンデスで相手のリソースを削ることも重要になってきます。

ということで完全に調整ゼロ、対人戦ゼロで出来上がったのがこちらのデッキです。


採用カード

セフィロス、ライトニング

言わずと知れたスーパーパワーカード。氷雷の強さはこの2枚に支えられていると言っても過言ではありません。
ライトニングを強く使うにはバックアップを並べる必要がありますので、バックアップが少し多めの18枚入っています。プレイする際も、可能な限りバックアップは置きたいところです。
また、強いムーブとして下記のパターンがあります。

1ターン目:ネロ、雷バックキャスト
2ターン目:ヴァイスキャスト
3ターン目:バックアップ出してエンド。バックアップは3枚。
4ターン目:ライトニング出してワンハンデス起動。ヴァイスで1体凍結。

序盤にネロとライトニングがあればこの動きを意識してみてもいいと思います。これが出来たらかなり強い立ち上がりです。


黒衣の男+召喚獣3種

黒衣の男は唯一このデッキでアドバンテージを稼げるカードです。
中でも3コストラムウとの嚙み合わせはすさまじく、黒衣の男を出して3コストラムウを除外すれば、そのままノーコストでキャストすることが可能です。
問題としては4コスト以上のFWの除去が出来ないことですが、この黒衣の男+召喚獣で、対戦相手の3コスト以下を除去することにより、4コスト、5コストの厄介なFWに対してセフィロス、ライトニング、ティーダなどを取っておくことができ、除去対象の棲み分けが可能です。
また、この黒衣の男+召喚獣のセットは対火雷に対して極悪に強力です。
正直黒衣の男がアタックしてるだけで勝てます。
また、WOLに関してもリュック、バッシュ、フリオニール、ガーネットなど除去対象は大量にある為、腐ることもありません。

また、アタック不可ブロック不可のアビリティも有用です。
火雷に有効なのはもちろん、ユフィが出てきた時にイクシオンなどを空打ちして、アタックさせないということができます。それにより次ターンでティーダやライトニングなどによりユフィを除去することも可能です。


ヴィンセント、ハイン

火雷以外の大抵のデッキに役立ちます。
プレイする上で気をつけたいことは、できれば他にFWがいる状態で出したいということです。
お互いの場に何もない時に出した場合、相手は何もせずエンドしたとしても次のターンに1点しかダメージを受けません。
これが他にFWがいる状態だと、2点や3点ダメージを受けることになり、放置が出来ない為、手札を切ってでも無理やり何かをプレイする必要があります。
相手のリソースを失わせるために、そういう状態を強制させることが非常に重要になってきます。
ヴィンセントは3コストと軽い上、継続的にキャラクター凍結がある為、序盤にとりあえず出す、ということも全然いいのですが、ハインに関しては上記を見極めた上でプレイすることが大事です。


ティーダ

EX付き超強力除去カードです。
環境にはWOLやローザと言った4コストの強力カードがある為、それに対応する為にも必須カードと言っていいです。
また、ブレイクではない為、ダリオ・ホルンなどのブレイク耐性のあるカードに対しても有効なのがいいですね。

このデッキはエクスデスを採用している為、20枚除外のアビリティを使用することはほとんどありませんが、そもそもドローもサーチも極少数なので、ブレイクゾーンに20枚溜まるということ自体がほぼ無いので、使えたら超ラッキーくらいで考えておけばいいと思います。


エクスデス

スタンダードでは、リソースを失わせつつエクスデスに繋げるということがひとまずの目標だったので3枚採用していましたが、先述した通り、ドローもサーチも乏しい上、召喚獣をそれなりに採用している為、20枚除外のアビリティが発動することをあまり考えていません。その為2枚採用に留めています。
大事なのは、ブレイクゾーンを召喚獣以外纏めて除外できることです。

WOLには白魔道士、三兄弟にはレーヴスエーニョエドガーウーマロといったブレイクゾーン利用カードがある為、そこを意識して採用しています。特に三兄弟には不利と聞いていましたので、対策カードの一つと考えています。
ただ、相手のブレイクゾーンも含めて20枚なので、ティーダよりはだいぶアビリティ発動の可能性はあります。
あとは、パワー10000になると、ユフィがアタックしてこなくなるのも地味に良いですね。風雷が増えてますのでなおさらです。


セーラ[MOBIUS]

使われたことある人あまりいないと思うのですが、めっちゃ強いです。
スタンダードで葬った氷単バージョン1~6全てに3枚採用していました。
ただ、環境に火雷がいる為、ライトニング対策に2コスト除去が豊富に存在しています。(クジャ、イクシオンなど)
その為、対雷との対戦ではあまり序盤に場に出すことはありません。
相手もクジャは早々に場に出したり、イクシオンはコストにしたりしてくれるので、それを見計らってからタイミング良ければ出す、くらいでしょうか。
雷以外(主にWOL)では序盤から出します。
場に残り続ければ、序盤のバックアップサーチなどにも追加2コストを要求できますし、他にも数多くのオートアビリティがありますので、リソースの消費という意味では、放置できないくらい強力です。

また、除去られるとしてもそれはそれで構いません。
2コストのカードに対して除去を打ってくれるので基本的には2コスト以上の消費が見込めます。さらにセーラに除去を使用してくれるということは、必然的にセフィロスやライトニング、黒衣の男などのエースカードに対して除去を打たれる可能性が少し減るということです。

相手のリソースを消費させる、という観点で考えた時に、いかに相手にとって放置できないFWを採用するか、ということは非常に大事です。
例えば、ライトニングやセフィロス以外、放置してもよいカードで占めた場合、満を持してライトニングやセフィロスが出てきた場合に温存していた除去を打たれることが多くなります。
放置できないFWが多数存在することによって、相手の除去が追い付かなくなり、必然的に重要なカードが場持ちすることになります。

このデッキでは下記のような配分になっています

出来る限り放置できないカード

可能なら放置したくないカード

という風に、場に出た後も仕事をし続けるFWを多く採用することによって、結果的に本命のカードの場持ちが良くなる、ということはデッキ構築の上で覚えておくといいと思います。
氷では特にハンデスがあるので、場持ちが良くなるのもメリットですね。


バックアップ

先述の通り、バックアップを多く置くことによってライトニングが滅茶苦茶強力になりますので、18枚採用にしています。
また、3兄弟やWOLを意識してギルバートは3枚採用、ネロは言うまでもなく3枚採用、リチャードは貴重な奇数コストのバックアップなので3枚採用となっており、他はスムーズにバックアップを並べる為1,2枚の採用で散らしてあります。EXは多めですね。


採用しなかったカード

シド・レインズ

貴重な対4コストの除去カードですが、黒衣の男を3枚採用している上、基本的に4コスト以上のカードが多く、重い上に、Damage5のアビリティが発動しない限りは、放置してもいいカードに分類されるため、採用しませんでした。1枚採用くらいならいいかもしれません。


セッツァー

ハンデスカードですが、これも放置していいカードに分類されます。
先述の通りハンデスの重要性が少し下がってますので不採用です。


ガルーダ

貴重な全体除去ですが、いかんせん重すぎるので不採用です。
他の除去でなんとかしましょう。
特に対3兄弟では、全体除去よりもソーニョに細かな除去を当ててギルバートやエクスデスで除外することが重要かなと思いました。
ただ、3兄弟との対戦経験が皆無な為、説得力はまるでありません。
あくまで私の勝手な想像なので、参考にしなくて大丈夫です。


コキュートス

これもセッツァーと同じ理由で不採用。放置していいカード。


アラネア

ヘイストは魅力ですが、3以下の除去は充分にある上、これも放置していいカードなので不採用としました。


シヴァ

ドローできるのは魅力ですし、黒衣の男で使い回せば強力な気もしますが、そもそもFWをダル凍結するのが有効なのは、デッキがもっと軽かったりヘイストを多数採用して、積極的にアタックにいく場合だと思います。
あくまでデッキのコンセプトは除去コンなので、他の3種類の召喚獣に比べると劣ると思い不採用となりました。



おわりに

今回は対人戦ゼロの未調整で高崎に持ち込みましたが、一応こういう構築理論で組んだんですよ、ということをしっかりめに書かせて頂きました。
ただでさえ火雷には強い氷雷ですが、この構築ではさらに強くなっています。火雷と分かった上で対戦した場合、ほぼ負けないと思います。

また、幸いにも高崎を終えた今でも特に入れ替えたいカードはありません。

そして未だに3兄弟との対戦経験はありません。

どうなる仙台・・!

高崎の参戦記は仙台のと併せて書く予定です。そちらもお楽しみに!

それでは皆様良いFFTCGライフを。

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