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【超初心者向け】raymmd導入のやり方~使い方

このnoteはRay-mmd初心者の自分が最低限の使い方を自分用にまとめたものなのですが、少しは「Ray-mmdと仲良くなれない…」という人の力になれるかもしれないので公開します。
本気でわからない、最低限の使い方だけでも知りたいという方は参考にどうぞ。
前置きはいらん!という方は目次のRay-mmdの導入まで飛ばしてもらって大丈夫です。

このnoteではMMDにMMEの導入が終わっているものとします。
MMEの導入方法はこちらのサイトでわかりやすく説明されているので、ぜひ参考にしてください(おたもん様)。
インストールしよう - はじめての MikuMikuEffect! (okoneya.jp)

MMEのダウンロードはこちらから。ご自身の使っているmmdのbitに合ったものをダウンロードしてください。
MikuMikuEffect ver0.37 - BowlRoll
MikuMikuEffect x64 ver0.37 - BowlRoll


raymmdって難しすぎない?

MMDをやっていく上でいつかぶち当たる壁、それが言わずと知れた神エフェクト、Ray-mmd(Rui様)。
ただこのエフェクトはダウンロード場所が英語で書かれていたり、他の入れて透明度をいじればなんとかなるエフェクトとはだいぶ違うため、「挫折してしまった」という人も少なくない印象です。
正直時間も手間も段違いにかかります。


そもそもRay-mmdって?

上手い人や好きな人がこのray-mmdを使っている、というのは少ない話ではないでしょう。
このエフェクトは自分で好みのテクスチャをモデルのパーツ毎に指定できたり、このエフェクト一つでスポットライトやリムライト、ボケ設定までできる優れものです。
よく見るkirakira(ビームマンP様)エフェクトを利用した六角形の玉ボケなんかも、このエフェクトを使えば簡単に再現できてしまいます。
要するに、とっつきにくさはこの上ないけれど、ちょっと使えるだけでMMDの質が一気に上がるエフェクトな訳です。

今回はその導入から実際に使うまでを解説します。
自分用にまとめたものなのでわかりにくいところも多いかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。


Ray-mmdのダウンロード

Releases · ray-cast/ray-mmd (github.com)
こちらのサイトから“Ray-MMD - 1.5.0 (zip)”をクリックしてダウンロード
“ray-mmd-1.5.0.zip”を解凍してできたフォルダごと、MMDのフォルダの中にあるUserFileの中に入れましょう。


Ray-mmdの導入

  1. 解凍したraymmdファイルを開いた所にあるray.xをmmdへドラッグアンドドロップ

  2. 表示タブの座標軸、地面影、アンチエイリアスをオフ

  3. skybox/skyhemisphere/skywithpmxをドラッグアンドドロップ

  4. MMEエフェクト割り当てにてenvlightタブ/skywithboxを選択し、skybox/skyhemisphere/skywithlightingを適用

  5. raymmdファイルのraycontrollerを入れて導入完了


こんな感じになります
ちゃんとenvlightタブに入れないとめっちゃ緑になります


これでひとまずはRay-mmdの導入は完了です。
ここからステージやモデルを読み込んでいきます。サイズの大きいものから読み込んでいくとよいです。

  • スカイドーム以外の各モデルにMMEエフェクト割り当てのmainタブでmainファイルのmain.fxを読み込む(モデルにはmain_ex_with_sphmap.fxの方が良い)

  • スカイドームを使っている場合は謎の線が出現している場合が多いためMMEエフェクト割り当てのmaterialタブのチェックを外す

この時点でモデルが透けてしまっている場合は、モデルデータの名前を変えてみてください。多分治ります(原神公式配布のモデルなど)。

適応するとこんな感じになります



モデルのピント合わせ

これは省略してもらっても大丈夫です。
後からikeno様のエフェクト等で代用もできます。

今回はkirakira(ビームマンP様)エフェクトを利用した六角形の玉ボケを再現する手順をまとめます。@dlsmasa様が公開して下さっている設定です。
元ツイ ↓
LUX〇さんはTwitterを使っています: 「たまにはMMDの話でも。 今回はraymmdのDOF(Bokeh)の設定。 rayの機能にDOFもありますがそれの簡単汎用設定かな。 やり方は画像見てね https://t.co/MjrvQctWuz」 / Twitter

  1. raymmdのray,confをメモ等で開き、#define BOKEH_QUALITY0 の0を1へ書き換える

  2. ray.xをアクセサリ設定からモデルの頭に設定

  3. rayのコントローラーにてmeasure mode1.0/fastop- 0.75/focallength+1.0/focalregion+1.0と変更。(エフェクトは数値を変えたら必ず登録しよう!)

これで設定は終了です。この後はいよいよマテリアルの設定へ移ります。


マテリアルの設定

  1. MMEエフェクト割り当てにてmainタブ、モデルを選択しサブセット展開

  2. 個々のパーツにray-mmd内のmaterialを適用する

これだけです。これから先は私個人のおすすめ設定を紹介します。
白目 ClearCoat/material_white.fx
瞳 Transparent/material_glass
  反射する場合はメインのみ、ALで光らせてもかわいい
ハイライト Emissive/fixed color1/white1
肌 Editor/skin/1fx
髪や服などはbowlroll等で無料配布されているものを使うとわかりやすいです。
口の中や歯まで設定しておかないとふと見えた時に困ったりします。
合わない時はraymmd自体のチェックを外してしまいましょう。


その後のエフェクト

今までの物でraymmdの最低限の使い方は一通り大丈夫です。
raymmd内にある照明を使ってリムライトを設定する方法もありますが、今回の解説はここまでにしようと思います。

このエフェクトはモデルの相性が大きく関わってくるため、やってみたけどいまいちかわいくならない!という時なんかは普通のシェーダーを適応した方が良かったりもします。
特に瞳とハイライトが分かれていないモデルなんかに使う場合は少々技術が必要になってきます(自分にはできません)。

raymmdを使った後に今まで使っていたお気に入りのエフェクトなどを入れていいかんじにしたら、MMDの完成です。お疲れ様でした!

いいかんじになりました


では良いMMDライフを!

お借りしたもの(敬略称)
ステージ/MIZU
モデル/©NHN PlayArt Corp. ©DWANGO Co., Ltd.
モーション/海夏青、mobiusP、鷹羽はるひ
エフェクト/Rui、そぼろ、ビームマンP、1948、針金P、ミーフォ茜、ましまし、ikeno、ふらり、カヤ、tktk、daekivy、ZERA

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