考え事#7 決断について
すっかり、気が向いたら更新に切り替えてだいぶ日数がたってしまいました。この期間にずっと考えていたことを今日は書きたいと思います。テーマは「決断」についてです。
人生は選択の連続である。
誰か偉い人がこんなことを言っていた気がしますが、誰だったかな。本で読んだ記憶もあります。あ、シェイクスピアか。
実は今、僕は簡単な決断をしました。「誰の言葉かわからないまま書く」か「いったん別ページで調べてから書く」かです。どちらが正しかったかはわかりませんが、私たちは日々、この程度のちょっとした決断や選択を繰り返して生きています。
シェイクスピアさんが名言として遺してくれたおかげで、「選択」と「決断」に関しては書籍にもネットにも膨大な数の文章があります。今回は僕なりの言葉で書いてみたいと思い、書きます。特に、「勇気を伴う大きな決断」についてです。
決断は若者の特権である
自分の経験を振り返ってみても、小学校の高学年から就職するまでの約10年間で、とても多くの勇気を伴う決断を迫られたな、と感じます。迫られたと書いたのは、社会の構造に迫られた、と感じる部分があるからです。今の日本社会って、年齢で人生設計を決められちゃっているじゃないですか。15歳なら今年受験生だね?とか、22歳で大学生なら来年から社会人?大学院行くの?とか。そんな環境だから途中でドロップアウトしたり、浪人したり留年したりすることに対して物凄いストレスがかかっていると思います。そんな環境下で、進路選択をはじめ、次々と押し寄せてくる選択や決断を乗り越えないといけないなんて過酷ですよね。
大人たちもみんな1度は悩んできた道のはずなのに、なぜかこういう構造って変わらないんですよね(いや、僕もその一端を担ってしまっているのかもしれませんが・・・)。1度経験した事ってとても小さいことに感じますからね。大丈夫、自分にできたことだからみんなにも乗り越えられるよ!
なんて感覚が日本人の?良くないところなのかもしれません。
僕は、基本的にはそういう苦しい価値観に嫌気がさしてしまったならば他の人と違う道を歩めばよいじゃん。と思っているタイプでしたし、今でもそうです。でも、なかなかそこに踏み出せなくて、とにかく決まったルールというか社会要請?に沿って決断をしなければならない時、大事にすべきことを書いておこうとおもいます。
①選択肢をきちんと吟味すること
あなたが今回の決断において求める条件はいくつありますか?そのなかで最も優先順位が高い条件はなんですか? なぜその条件の優先順位が高いのですか?選択肢をしっかり吟味することは非常に重要です。もし後々、決断の先の結末が失敗だったとしても、充分吟味した時間があったのであれば、自分で納得できるはずです。
②様々な人の意見を聞くこと
若いというのは経験値が少ない可能性が高いということを意味します。従って、自分よりも多くのことを経験している人に意見を聞くと良いでしょう。いいですか、大人とは書いていません。「自分よりも多くのことを経験している人」ですよ。当然、進学先の選択肢の吟味であれば、学校の先生や塾の先生はその手の情報を沢山もっていますから良いでしょう。でも、周囲にいる多くの人と異なる選択肢を考えている場合は、その道を実際に選択した先にいる人の声を探すべきだと考えます。経験したことのないことを外側から反対することは簡単ですからね。でも、親や先生など、反対する人の意見も対等に聞くと良いです。反対されている場合は何が原因で反対されているのかはきちんと抽出しましょう。反対する人を納得させる努力ができる人は、その先で挫折したときに立ち直りやすくなります。
③一度決めたらしばらくは突っ走ること
これが一番大切なことだと思います。結局、人間は悩む生きものなんですよね。何が一番いいのかなんて、考え始めたらキリがない訳です。①②で書かせてもらったように、充分な時間をつかって選択肢を吟味して、これだ!と決めたことにはしばらく責任を持って向き合いましょう。そもそも、決断するとは他の選択肢を捨てること。例えば進路先でも、この学校より良い学校があるかもしれない、なんて考えていたらいくら考えても何も決められなくなってしまいます。自分の感性を信じて、決めたことに対してとことん正対してみましょう。その先にこそ、本当に欲しかった魅力的な世界が広がるのではないでしょうか。
もちろん、決断の先の世界が辛い世界だった場合、すぐさま逃げることは悪いことではありません。その場合は①の吟味が足りなかったということになります。次の決断までに吟味する力を磨けば良いですね。
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