見出し画像

全国大会常連の中学野球部衝撃を受けた初日の話

おつかださまです!!!



今日も皆さんご存知の挨拶で始まりました。

右肩、左肩、塚田ぁぁあああ!です。


ありがとうございます。ご存知塚田です。


今日はそんなぼくが全国大会常連の中学野球部の初日の話をしまーすっ!

わーい!わーい!

ヒューヒュー!


よっ!!待っっってましたぁぁあ!!

いぇええええい!!



ありがとうございます。ご存知塚田です。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ぼくはプロ野球選手を目指して中学受験をしました。(今思えば生涯で勉強したのはここだけ。)


その中学校は全国大会出場常連の強豪。


プロ野球選手も輩出している有名中学。


少年野球チームの中で1番上手かったぼくは、この中学に入ってレギュラーになってプロ野球選手になる階段を登ろうとワクワクしていた。



意気揚々と初練習へと向かう。


グラウンドに着くとそこにはまだ先輩の姿は無く新入生だけが集まっていた。


みんな白い練習用ユニフォームにデカデカと自分の名前を書いている。



それと野球道具を持ってみんな待機していた。


ちなみに僕は兄のお下がりのユニフォームを着ていた為ちょっと黄ばんでいた。


少し恥ずかしかったが、さすがは強豪校。

グラウンドに100人を超える新入生が集まっていた。


なのでそこまで黄ばみは目立たなかった。


新入部員を見渡して思った。




えっ、、


えっ、、?


デカっっっっ!!!


えっ?身体デカっ!!


えっ?タメ?同い年なの??


えっ?


えっっ?




老けっ!!!


老けすぎじゃない?


デカイし。顔おじさんだし、、、。


年誤魔化して入ってきてるだろ。


ジャックハンマーと同じ薬飲んでるだろ。


範馬刃牙の。


漫画の、刃牙の。


分かんないか。


ぼくは中1の頃たぶん身長150センチくらいだった。

きっと中1の平均くらいだろう。


なのに170くらいのやつがゴロゴロいる、、、。


なんなら180もいる。


なんなら250もいる。





いないか。



でも中1の頃のぼくからしたらそれくらいに見えたんだ。本当だ。




そこに2人の先輩が現れた。



この人たちは1年の指導役。



ぼくらに挨拶の仕方や野球部のルールなどを説明してくれた。



とにかく上下関係と礼儀、そして監督が絶対である事。


ある程度説明を終えた後雑談が始まった。


先輩「おっ!キミが〇〇君ね!」

先輩「あっ、キミが〇〇選手の息子君ね!」

先輩「おっキミはスカウトされて静岡から来た子だよね」



すでに先輩に知られてるやつがいる、、、


バリバリのプロ野球選手の息子もいる。



かっこいい。。



入る前から噂になっていたのだろう。



いいなぁー。すでに一歩リードしてる感じがいいなぁー。


すると指導役の先輩が、


先輩「おっ!君が塚田くんか!?」


えっ!?知ってくれてる、、、。


ユニフォームに名前が書いてあるからといってなぜピックアップして呼んでくれた!?

嬉しい!!なんでだ!?


知らぬ間に小学校の時に知れ渡ってたのか、、?


勢いよく返事をした。


塚田「はい!そうです!」



先輩「退学した塚田さんの弟だよね!?」


塚田「はいそうです!」


あっ、みんなにバレた


そうなんです。


実はぼくの3つ上の兄も同じ学校で野球部に所属してた為、先輩は兄のことを知っていたのだ。


兄はちょっとやらかして学校を退学していた。笑


それをバレないようにしようとしてたのだがすぐにバレた。笑


一歩ビハインドしてのスタートだった。笑



そこで急に先輩が「おはようございますっ!!」

と大きな声で挨拶をした。


ビクッ!っと体は反応したが周りを見渡しても誰もいない。


先輩の表情は明らかに引き締まり、挨拶の感じからして確実に監督が来た様子だった。


しかし周りを見渡しても人影がない。


先輩が見つめる先をよーーーーく見たらグランドの1番奥のネットのさらに奥の駐車場からバタンと車をドアを閉める人の姿が見えた。



うそだろ、、、、?


先輩はこの距離から監督を察知して気づいたのか?


これが普通なのか?


この先輩の目が良すぎるだけなのか?


そういう種族なのか?


視力のいいアフリカ系なのか?






なのか?


距離にして500メートルは離れていたような気がした。


先輩に続き新入生達も続々とその姿に気づき挨拶をする。


遠くから細いノックバットを持ちながらゆっくり監督が歩いてきた。


この時の緊張感は今でも忘れない。


ぼくらの所に到着した監督が一言。


「おはようございます」



それを聞いた新入生が全員一斉に

おはようございますっ!

と重ねた。


監督の見た目は40歳くらいで肌が浅黒く焼けていて中肉中背。

目鼻立ちがすっきりしていて、声が低く、とんでもないオーラを放っていた。


そこから喋り出した言葉は緊張であまり覚えていないがこれから新入生の実力を見る為の練習を始めるとの事。


練習が始まると新入生達の実力が明らかになっていった。


えっ、、


えっ、、



うそだろ、、、




はやっ!!!



足はやっ!!!


デカイのに足もはやいんかい。



えっ、うそだろ、、


えっ、、


えっ、、?




つよっ!!!


肩つよっ!!!



同い年でこんな遠くまでボール投げるのかこいつら、、


当然球も速いし、、



えっ、


えっ、、


うそだろ、、?




飛ぶーーっ!!!



打球飛びすぎだろっ!!



どんだけ球飛ばすんだよこいつら、、



えっ、、



えっ、、



えっ、、うそだろ、、







老けっ!!!


改めて老けすぎだろこいつら!!


想像以上に凄い奴らか集まってきていた。



改めて実感した。


ぼくも必死についていくがやはり実力が違いすぎる。


中1の段階でここまで違うのかと現実を知り叩きつけられた。


こいつらに何か勝てる要素はないのか。


無我夢中に練習していたら一つ気づいたことがあった。



あれ?



おれ


めっちゃ声出してるな



これだ。


これなら勝てる!!!



そしてひたすら声を出し続けた。


これだけは負けられないと。



声をガラガラに枯らして終わった初日の練習であった。

画像1




中3の最後の全国大会で実力もないのに声が大きいという理由だけで「盛り上げ要員としてベンチに入らないか?」と監督に誘われたのはまた後の話。


いじょぉぉぉおおおおおう!!!!!

宜しければお願いいたしますっ😭 サポートして頂けたらめちゃくちゃ助かりますっっっ😭