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【HowTo】CD Tunerの使い方【BlazingDrive対応】

それでは、CD Tunerの使い方をまとめてみます!
動きとしては、SuperMargerのAdjust機能と似たようなものです。

モデルを完成させる際は、できる限り奇抜なことにならないように調整します。ですが、それだと、奇抜な出力をしたい場合に、困っちゃいますよね。

それを生成単位で調整しちゃおうというのがCD Tunerです。便利!
CD Tunerはこちらです!
公式に日本語ドキュメントありますのでそっち読んでもらえれば十分です!ここには、それ以上のものはありません。

今回は、現在ノリノリで更新を重ねてる構図の奇抜さがピカイチの自信あり、「BlazingDrive」での使い方をお伝えしたいと思います。
※ほかモデルでは異なる場合があります。ご注意ください。


被検体はこちらの画像です。

absurdres, highres, ultra detailed, (girl:1.3), poster design
BREAK
, grunge style, distressed clothing, oversized flannels, ripped jeans, combat boots, band tees, dark colors, rebellious accessories
BREAK
, Capture the bold, vibrant energy of graffiti art, with dynamic shapes, vivid colors, and a sense of urban culture and rebellion.
Negative prompt: (worst quality, low quality:1.4), nsfw, monochromatic, 3d, eyewear, (blush:1.4)
Steps: 40, Sampler: DPM++ 2M SDE Karras, CFG scale: 6, Seed: 646863691, Size: 768x512, Model hash: a225e8ce0a, Model: _BlazingDrive_V06d, Denoising strength: 0.52, Clip skip: 2, Hires upscale: 2, Hires steps: 10, Hires upscaler: Latent, CDT: "0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,-1,-1", Version: v1.5.1

それでは行ってみましょう!

その前に

設定画面を紹介しておきましょう。

CD Tuner設定画面

一番上のDisableはチェックつけるとCD Tunerが無効になります。いつもと逆なので注意してね。
上から4つはDetail(詳細さ)の設定値(下2つはHires用)。
その次2つがContrast、その下は色合いです。

その下のhr-scalingってのとhr-Detailは、公式の解説を引用します。

Hr-Detail1,2 ,Hires-Scaling

Hires-fixを使用する場合、最適な設定値が通常とは異なる場合が多いです。基本的にはHires-Fix使用時には未使用時より大きめの値を入れた方が良い結果が得られます。Hr-Detail1,2ではHires-Fix生成時に未使用時とは異なる値を設定したい場合に使用します。Hires-Scalingは自動的にHires-Fix使用時の値を設定する機能です。おおむねHires-scaleの2乗の値が元の値に掛けられます。

GitHub公式READMEより引用

ってことで、Hires-fixを使う場合にはチェック入れておくと良さげですね。

あとのスライダーは、作用をどの程度でOFFにするかです。最初だけガツンとかすると楽しいかもですね!

それでは、ようやく開始っ!

Detail(d1,d2,hd1,hd2)

マイナスにするとフラットに、そして少しぼけた感じに。プラスにすると描き込みが増えノイジーになります。通常の生成でノイジーでもhires.fixできれいになることがあるので注意してください。Detail1,2共に同様の効果がありますが、Detail1は2に比べて構図への影響が強く出るようです。2.X系統の場合、Detail 1の反応が通常とは逆になり、マイナスで書き込みが増える場合があるようです。

GitHub公式READMEより引用
DL

ちょっと、10まで範囲広げるとわかりにくい部分もあるので、範囲4でもやってみましょう。これで方向性がわかるはず。

DL

d1は+で背景がボケて、-でノイジーかつ線が強調されました。
+で使うと、人物にピントがあった感じに仕上がりますね!

d2は+でノイジーに、ーでフラットになりました。

つづいて、hd1,hd2です。基本的にはd1、d2とおんなじ傾向ですね。
けど、効いてるところが違うような気もします。

DL

Contrast(con1,con2)

つぎはコントラストです。

DL
DL

con1は構図自体に影響が出ています。con2は画面全体の明暗に影響ですね。(両方ともカキコミに影響あります)

X/Yの見方というか、僕なりの解釈方法をひとつ。
同じ方向にかけた(左上、右下)ほうが、逆の値でかけた(右上、左下)よりも品質に影響が出ています。(ザラつき感、白飛びなど)
ということは、con1を設定して強すぎたときに、con1の値を戻してもいいんですが、d2を逆の値でかけることで品質としては安定します。特に、con1は値を変えると構図自体変わっちゃうので、con2で安定させたほうがおすすめです。

Brightness(bri)

明暗ですね。con2が近い動きをしていたのでcon2とX/Yしてみましょう。

DL

感覚としては、con2が最初から、briが仕上げ付近で効いている印象です。
私はcon2で大まかを決めて、briは調整で使う感じでしょうか。

col1,2,3

まんま色合いなので、すきなようにいじってください。

Stop Step

それでは、con1:10,con2:-10の画像で試してみましょう。

con1:10,con2:-10
DL

途中で止めることで影響をコントロールできていますね。
数値をいじらずに効果を軽減したいときとかに使えるかも。

まとめ

今回の題材のストリートっぽさをだすために、若干ノイジーにすることにします。
d1は、メインにフォーカスするため、0.5程度。
d2は、ストリートの壁の汚れが出るように2くらい。
con1は、+のほうが背景が壁のペイントになってたので、かつ、ちょっと暗めのペイントにしたかったので6.5に。
con2は、con1のカウンターで-7に。

absurdres, highres, ultra detailed, (girl:1.3), poster design
BREAK
, grunge style, distressed clothing, oversized flannels, ripped jeans, combat boots, band tees, dark colors, rebellious accessories
BREAK
, Capture the bold, vibrant energy of graffiti art, with dynamic shapes, vivid colors, and a sense of urban culture and rebellion.
Negative prompt: (worst quality, low quality:1.4), nsfw, monochromatic, 3d, eyewear, (blush:1.4)
Steps: 40, Sampler: DPM++ 2M SDE Karras, CFG scale: 6, Seed: 646863691, Size: 768x512, Model hash: a225e8ce0a, Model: _BlazingDrive_V06d, Denoising strength: 0.52, Clip skip: 2, Hires upscale: 2, Hires steps: 10, Hires upscaler: Latent, CDT: "0,0,6.5,-7,0,0,0,0,0.5,2,1,-1,-1", Version: v1.5.1

いい感じに、路地裏ストリート感が出たと思います!(主観
ここからi2iで仕上げるとこうなります。

absurdres, highres, ultra detailed, (girl:1.3), poster design
BREAK
, grunge style, distressed clothing, oversized flannels, ripped jeans, combat boots, band tees, dark colors, rebellious accessories
BREAK
, Capture the bold, vibrant energy of graffiti art, with dynamic shapes, vivid colors, and a sense of urban culture and rebellion.
Negative prompt: (worst quality, low quality:1.4), nsfw, monochromatic, 3d, eyewear, (blush:1.4)
Steps: 40, Sampler: DPM++ 2M SDE Karras, CFG scale: 6, Seed: 646863691, Size: 1688x1120, Model hash: a225e8ce0a, Model: _BlazingDrive_V06d, Denoising strength: 0.48, Clip skip: 2, ADetailer model: face_yolov8s.pt, ADetailer confidence: 0.3, ADetailer dilate/erode: 32, ADetailer mask blur: 4, ADetailer denoising strength: 0.4, ADetailer inpaint only masked: True, ADetailer inpaint padding: 32, ADetailer version: 23.8.0, Tiled Diffusion upscaler: ESRGAN_4x, Tiled Diffusion scale factor: 1.1, ControlNet 0: "preprocessor: tile_colorfix+sharp, model: control_v11f1e_sd15_tile [a371b31b], weight: 0.3, starting/ending: (0, 1), resize mode: Crop and Resize, pixel perfect: False, control mode: Balanced, preprocessor params: (512, 8, 1)", CDT: "0,0,0,5,-2,0,0,0,0,0,1,-1,-1", Version: v1.5.1

ということで、ぜひ皆さんも使ってみてください。ぐぐっと仕上がりに幅が出ます!

ここからはCMです!

今回使用した、おすすめのモデルはこちら!
不思議な構図を量産してくれる、「ほぼ当たりしか出ないガチャ」BlazingDriveです!

これまでの経験から導かれた予想をいい意味で裏切ってくれます。
驚きの声もゾクゾクと頂いています。

一回触ってみて!

追記

CD Tunerがバージョンアップして、機能が追加されていました。


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