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『上手な値上げの仕方』VOL.4

割引あり

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1.『上手な値上げの仕方』
~世界で物価上昇中、値上げをするなら最後のタイミングだ!~
VOL.4

『上手な値上げの仕方』 VOL.1
https://note.com/br7/n/ne75ac0ec2d15

『上手な値上げの仕方』 VOL.2
https://note.com/br7/n/n21897a771495

『上手な値上げの仕方』VOL.3
https://note.com/br7/n/n3ffde53c9a4b


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(6)価格の弾力性 値上げ、値下げはどこまで可能か?


1. 価格の弾力性

価格をいくらにするか?
それを決定する判断材料として、「価格の弾力性」という考え方がある。

価格弾力性とは、
価格の変動によって、ある製品の需要や供給が変化する度合いを示す数値。
需要の価格弾力性の場合は、需要の変化率/価格の変化率の絶対値で表される。 例えば、ある製品の価格を10%値上げしたときに、需要が5%減少したとすると、この場合の価格弾力性は-0.5となる。

もう少しわかりやすく説明すると

販売価格が現在 1,000円
この時の販売数量が、100個

そして、
販売価格を、1,000円から、800円に値下げをしたところ
販売個数が、130個になった。
30%(販売個数の増加割合)÷ 20%(価格の値下げ割合)=1.5(価格の弾力性)

この1.5という数値は
価格を1%下げると、販売数量が、1.5%増えるということになる。

この価格の弾力性は、
製品別や、商品カテゴリーにより数値が変わる。

例えば
娯楽施設は、日本-0.95 米国ー0.93
食料、飲料、タバコ 日本-0.22 米国ー0.08

つまり、食料、飲料では
1%値上げすると、
日本では、0.22%販売数量が落ちるが
米国は、0.08%数量が落ちるにとどまる。

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