見出し画像

卒業アルバムは遺影

イエ〜〜〜〜イ!!
不謹慎ネタのつもりはありません!!!!

生死に対する感覚の話です。似たような感覚を持つ人がいないかなあ、くらいの気持ちで書いていきます。


私はまだ、身近な人の死に触れたことがないので、実際に人が死んだときに自分がどんな状態になるのか、ということは明確にわかりません。

一番近しい死であると、十数年を一緒に過ごしてきた犬を亡くしたことだと思います。当時はあまり泣けませんでした。直後は亡くなったことへの現実感がなく、「いないこと」が不思議な感覚でした。
半年から一年ほど経った頃、その時のことをこうして書いてみたり深夜に写真を見たりしちゃうと寂しさに涙を流すような、そんな感じです。

ですので実際のところ人が死んだときの感覚はわからないのですが、それでも卒業アルバムで見返す学生時代のクラスメイトは、自分にとってほとんどが亡くした人にあたるのではないか、と考えることがあります。

私は高校卒業後あたりからインターネットにどっぷりのめり込むようになりました。
ネット自体は小学生の頃から嗜んでいたので、まったくのネットど素人というわけではなかったのですが、高校まではリアルが充実しすぎてて、インターネットに居場所なんて必要なかったんでしょうね…。

書いてて泣いちゃった。

ネット上で気の合う友達を作りそちらとの交流を楽しむあまり、学校で出会った友人と遊ぶ時間はどんどん減っていき、今では誰とも連絡を取ることはありません。

たぶんみんな生きてます。
「久しぶり」って連絡したら、たぶんマルチの勧誘だと疑われます。でも返事は返ってくると思います。

けれど、恐らく今後の人生でその人たちに連絡をすることも、会うこともないのだと思います。

小学生の頃からずっと仲良くしてきて、親友だと言い合っていたあの人も!
中学時代ほとんど毎日一緒に帰って、陽が沈むまで公園でどうでもいい話をしたあの人も!
高校では部活で大半の時間を共に過ごしたあの人たちも!

あとは、小学生のときに毎日のようにスカイプしていたのに突然消えたネッ友も……。
今は何をしているかわからないし、もうこれからも何もわからないです。それはお互いにですし、そんなことあったなあと思い出すくらいの記憶になっているのだと思います。

でもその人は実際に亡くなったわけではないし(それもわからなくて、もしかしたらもう本当に亡くなってるかもしれないし)葬式に行って骨上げをしたわけでもなんでもないので、泣いて浸るほどのことにはなれなくて。
ただ上記の通り、生きているのか死んでいるのかさえわからないような相手なので、私にとってはみんな死んでしまったんだなあという不思議な感覚だけが残っていて、卒業アルバムで見るみんなの写真を、まるで遺影だなんて思うわけでした。



〜余談〜
よく連絡を取るようなネットの友達を亡くしたら、たぶんLINEとかディスコの返事が一生来ないことに凹むんだろうな。それでやっとああもういなくなっちゃったんだなーとダメージ受けるんだろうな。いやだーっ!!


サポートしていただけると、生きる励みになります。読んでくれるだけで、嬉しいです〜!