20191208徳島戦後の山形突撃団を忘れちゃいけないし、ヴィニシウスアラウージョのシュート練習見るだけでもチケット代の元取れるよってお話し。

2020シーズン開幕。


2020J2第1節
山形0-2磐田
山形サポーター1000人

【はじめに】
2019年12月プレーオフ徳島戦で敗戦後の山形突撃団から、2ヶ月。
あれほど言葉にならない悔しさを何に喩えたらいいのだろう。
4年付き合った恋人との別れに匹敵するかもしれない。
「あぁ。。。終わったんだな。。。」
一緒に過ごした時間。
一つ一つの思い出がフラッシュバックしてくる。
これからは、それぞれの道を歩んでいくんだな。。
数ヶ月後にはまた別のチームが始動するんだな。。。
鳴門の潮風が余計に頬に染み入ってくる。
ただ、目の前にある光景を見ることしかできなかった。
徳島の選手とサポーターが喜び、
そして、次の決勝のステージへと駒を進めた瞬間を。
山形のコールリーダーもその光景を目に焼き付けていた。
ただひたすらに。
呆然と。
最後まで。
虚しさだけがこみ上げてくる。

その時の悔しさを知っているメンバーのほとんどが残った。
隣の監督やJ1からの誘いも多々あっただろう。
さらに、圧倒的キャリアをひっさげて加入したヴィニシウスアラウージョ。
技術の塊中村充孝。
自然と期待感は、高まっていった。

そして、開幕。
今日もあの時の徳島を彷彿させるかのような強風。
キックオフ。
開始10分間くらいでシャドーボランチ経由で崩しがあり、ワタナベリョウマに決定的チャンス。
2020仕様の攻撃パターンが垣間見えた。
失点後は、2019シーズンの後半の失速を見ているかのよう。

もっとやれるはず。
それだからこそ、もどかしさと悔しさがこみ上げてくる。
「こんなはずじゃないだろ!」

試合後にコールリーダーが紡いだ言葉の数々。
徳島であの光景を見ていたからこそ、その言葉に対して首を縦に振り続けている自分がいた。
「開幕戦だから〜」
「キャンプが長いから〜」
そう言いたい気持ちもわかる。
でも言い訳しても避けれない残酷な現実を直視してきたんだ。
大槻とバイアーノがサブに居なくても勝たなきゃいけなかった徳島戦。

見るに耐え難い光景は、もう見たくない。

学生時代に比べれば、スタジアムに行ける回数は格段に減った。
毎試合見に行っていると毎週のドラマを見ている感覚になり、ストーリーの続きが見たくて行かずにはいられない状況に自然となる。

でも、それが年に数回になると、途中からドラマを見ているようで、なんだかテンションやゴール裏の“感”を戻すのに時間を要する。

でも、山形のコールリーダーは、試合の中でも奇跡的なストーリーをつくってくれる。
2019シーズンスタジアムに見に行った試合は、わずか8試合。
その中でも、2つの奇跡的な瞬間をチャントでつくりあげてくれる。
・後半開始から反撃の狼煙を上げる得点まで叫び続けた山形ゴール
・徳島戦後の山形突撃団

チャントと情景が重なり、感情が揺さぶられる。
もう、たまらないよね。
本当に素晴らしい。
素敵な体験。
こんな体験をまたしたい。

シーズン始まったばかりだけど、去年の徳島戦の悔しさを抱き続けながら2020シーズン戦わなければいけないと感じた磐田戦。

現地でしか体験できないストーリーを求めて、今年もスタジアムに行けるように毎日頑張ろう。
去年の8試合を越えるのが個人目標。

行った試合は、スタジアムで見て感じたストーリーを文字で表現する2020年にしよう。


P.S
【ヴィニシウスアラウージョ】
試合前のシュート練習でズドンズドンズドンとゴールに突き刺す。
バイアーノは、ザ・パワー!!!
って感じのシュートだったけど、モノが違う感じ。
そのスピードと重さでそのコース狙う?って感じのエグいシュート連発。
ボールタッチこそ少なかったけど、ポストプレーの落とし丁寧でただただ上手い。
これだけでもお金払う価値あるレベル。

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