ハイミドリノカスガイ に出る

前回の続きではなく、直近の事を書く。

坂口が現在稽古に参加しているお芝居。
久々に他の団体の企画に出演する。ここしばらくはBOYCOTTか、はたまた企画側の立ち位置にての出演がしばらく続いていたので、かれこれ1年前くらいになるんだろうか。
もしかしたらもっと前?かもしれない。

劇団Lacrimosaさんに出演する。

絶賛稽古を刻んでいるのだけれども、これがまた色々考える事があり、面白い。

作品内容としてはCoRichにあらすじ説明とともに注意書きがある。以下抜粋。

"自閉症、ヤングケアラー、やまゆり園などを題材として扱っており
観劇が苦しい方も予想されます。
自己責任の範疇でご覧ください"

と、なかなかディープな題材なのだがここに前回のnoteで書いていた呪いの概念が顔を出しているような気がしてならない。(いや、さわりしか書いてなかった気がする、わかんねぇぞ)

登場人物を通してみる呪いの深さ、そして繰り広げられるシーンを見た上で自分の頭によぎった情動だったり、思考だったりが自分自身の中にある楔なのかもしれない。
と、いろいろぐるぐるする。

俯瞰する、させてくれる作品なのではないだろうか。
と、シーン稽古を通して感じている作品についてである。

坂口は旅人でありサラリーマンの役である。
立ち位置的に近しい役を30×30でやった気がするが、性格というか立ち方がまったく違う役であり、なかなか苦闘している。悪戦では無い。苦闘だけ。

怪しさだけはなんか、初っ端から隣にいたみたいなので距離感と相談したい。

最近ふざけ倒すような役か、がっつり怪異しかやってなかったので頑張って頑張りを、しています。




演出の徳丸さんの言葉を借りると、あらゆる「仕方ない」や「愛の押し付け」で出来ていて、どうすればよかったのかを考える物語。
坂口はそれらに人間だなぁと感じたし、呪いだなぁと思った。

観察しがいのある作品なので、そうなるよう尽力していきたい所存。


以下詳細↓↓



第72回 尼崎市演劇祭有料公演
劇団Lacrimosa出展作品

『ハイミドリノカスガイ』
作・演出 徳丸一円(劇団Lacrimosa)

あらすじ
新卒で就職して2年経つ鹿野は、3年前を思い出していた。
大学生の時、一年上の先輩達が始めたYoutube企画、ある廃村を訪れた所
廃村には人が無断で住んでいて、独特のコミュニティを形成していた。

それを、先輩が壊した。

思いやりが壊し合う不条理劇。

場所
兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター 中ホール
(最寄りはJR塚口駅)
住所〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
電話番号 06-6426-1940

値段
一般1500円
高校生以下無料(要予約)

日時
2024年
2月10日(土)
15:50〜
17:00〜
(いずれも開場は15分前、受付は20分前)

ランタイム55分前後

キャスト
鹿野役…夏夏冬(劇団皆奏者)
佐久田役…南方大幸(劇団ケッペキ)
柳役…山田航大(ぐるぐるわたあめ倶楽部)
前田役…坂口弘樹(勝手にユニットBOYCOTT)
お爺さん役…殿村ゆたか(Melon All Stars)
ラッキー役…徳丸一円(劇団Lacrimosa)
木役…椎名真咲(劇団Lacrimosa)

スタッフ
衣装管理小道具:劇団Lacrimosa
制作:紺乃雫(劇団Lacrimosa)


公演が終わった後にまた振り返ろうと思っている。
次回は前回の後編について書く。予定。

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