MSX0の矛盾

上記記事について思うことがあったので書いてみる。ちなみに、MSX0やMSX3については色々つぶやいて西さんに「いいね」をもらったり沢山返事をもらったことがあるのだが、MSX0のクラウドが「1万がソフト代か」とつぶやいたのが不満だったのか、他のツイートが目障りだったのかブロックされてしまったので、MSXの応援と遠慮は止めてw、忌憚なく書かせてもらう。

取り上げたいのはここだ

X68000 ZはX68000の未来の姿を目指すべき
あんなハードがあるんだったらね。もうちょい気の効いたソフト作るべきですよね。僕は思うのはね、その68000のエミュレーションだけじゃなくてね。やっぱやるべきことは、もし68000が生きてたら、どうなってるか。68000が64ビットになってたらこうなってたとか。それと、その68000のOSがどんなに立派かもしれんけどね。やっぱりLinuxでしょう。だから、64ビットの68000にLinuxを載せるという。そのビデオのスキームをどうするかっていう、それをしっかりやるべきでしょう。だけど、それをやるのは技術的にものすごい大変だから、昔のものをポーティングする世界ではない。

https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1473965.html

「おまゆう?」って思うのが私だけだろうかw。X68000Zだって、未来のX68000構想はあってロードマップに書いてある(内容は未定だが)。ただファーストスッテプとして初代X68000から始めてるだけで。ちょっと否定的な事を書いた私をブロックしておいて(違う理由かもしれんが)、自分は他のプロダクトを批判する。西さんの良くない面が如実にでてる感じだ。

「MSX0はIoT機能も最初からある。だからX68000Zとは違う」と言いたいのかもしれないが、今の時代にBASICでIoTとか…ね。「MSXがどんなり立派かもしれんけどね。やっぱりPythonでしょう。」であるw(私はPythonやらんけど)。M5stackならIDEで簡単にプログラムできる。今更CPUを無駄に使ってZ80をエミュレーションした上でMSXを動かしてBASICって…。「M5stackというハードがあるんだったらね。もうちょい気の効いたソフト作るべきですよね。僕は思うのはね、そのMSXのエミュレーションだけじゃなくてね。」であるw。まぁ、自分はその上で気の効いたソフトを作ってるから良いと思ってるんでしょうけど。その前にZ80とMSXは捨てろよと。

「ハードを低レイヤー層から理解する上で8bit CPUが良い」とういのは分かるが、Z80はそれほど美しいCPUではない。演算はA-regやHL-ergを通さないといけないというのは、当然の設計ではあるが、今ゼロから学ばせるには向いてない。正直アセンブラで低レイヤー層を作るならMC68000が良いw。どうせエミュレーションするなら「究極のアセンブラコーディングのやりやすい8bit CPUを作って、将来はFPGA化するぜ」くらいは言って欲しいものである。私に言わせればMSX0もX68000Zも「五十歩百歩」である。

私の様な老害にはZ80は使い慣れてて良い。だが、真に未来を見据え、若者をターゲットにするなら、Z80ではなくより書きやすく理解しやすいCPU(メモリ効率なんて糞くらえでいいw)、オブジェクト指向のインタープリタ言語を与えたい。あと小学校もターゲットに入れるならblockly言語も用意したい。個人的にはMSX0を教育には使いたくない。

MSX0はWindowsと繋いで開発できるっぽいので、きっとアセンブラも
BASICもCもIDEの上でブレークポイントなどを設定してきっちりプログラミングできるのだろう。昨今往年のプログラマーたちが当時の8bit機でオーパーツのようなソフトを動かしてくれていて、同じマシンでも開発環境が充実すると、ここまで使い倒せる、というのを示してくれている。だからMSX0でも凄いソフトはどんどん作られるだろう。けど、それは所詮「昔の夢を実現」という年配者の遊びだ。正直そこに「未来」は見いだせない。

その点MSX3は「MSXという名前がついてさえいなければ」面白そうな未来的プロダクトである。「MSX0な環境も動く」としても、linux等でばりばり使えるハズだ。そっちには期待させてもらっておく。まぁブロックされてしまったが、商品は売ってくれるだろうw。ただ、大きなシステムはもう面倒になったので、正直RaspberryPi PICOが私の身の丈には合ってるかもしれないw。あれは本当に面白いCPUだ。PIOは最高すぎる(DSPっぽいよね)。まぁ、最近は触ってないんだけどねw。すっかり面倒になってしまった。老害だ…(一応トップからはリンクのない私のページを紹介しておく)。西さんはそういう点では、本当に凄いと思う。やっぱりパソコンをゼロから切り開いた人は違うね。うん。

ちなみに、最近「S-OS for web」にちょっとだけ注力している。S-OSを知らない人はここでも見てくれ。X68000Zのモニターに選ばれず、MSX0はブロックされた結果(クラファンにケチつけてブロックされた以上、買わないのが道義だろうw)、ちょうど発表されたこれしかやることが無かったのだw。まぁ、実はいつかやりたいと思っていたネタなので渡りに船である。私はS-OSはPC-8801版を愛用していた。S-OSでPC-8001用のマシン語プログラムをクロス開発?していたが、それ以前の自作アセンブラ環境よりはるかに効率よく開発ができた。最近twitterのTLでも「Z80を今からやりたいのだが…」的な発言があって「S-OSがあればなぁ」と思っていたのだ(TLではTK-80がらみだったが)。私もtwitterやこちらのページで間接的にサポートしている。そのうちWebSerialを繋いでIoTもできるようにしてやろうと思っている。「打倒MSX0」だ!。いや嘘だがw。MSXもS-OSは対応しているので、是非MSX0でS-OSを動かしたうえで、こちらにも注目して頂ければと思う。ってか、みんなこっちもやろうよw

p.s. 西さんが読んだら猛烈に反論するんだろうなぁ…w。この辺の考え方は人それぞれで平行線なので、別に反論してこなくて結構ですw。現実的なスタート方法としてMSX0から始めるのが良いのは分かってますので。

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