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【1号エッセイ】寝る直前に、祖母の男性器の呼び方を思い出してしまった

★★★★★★★
今まで小説や絵本を書いていましたが、初めてエッセイに挑戦してみました!
ぱっと思いついたことを、書いてみましたが、意外にすらすら書けたので、(いい作品かは別として)今後も書いてみたいと思います!
★★★★★★★

時刻は23:04。
明日は遅くても7時には起きないといけないので、そろそろ寝ようかと布団に入った時だった。
全く何の前触れもなくあの一件を思い出した。
当時5歳の僕に向けて、言い放ったおばあちゃんの性器の呼び方を。

「ちんぼっこ」

20年以上も前のことだが、何時頃に、どこで、何故言われたのかまで、いまだに鮮明に覚えている。

今回は、男性器の通称の話。

当時、人生経験5年。
まだまだ、生まれてから間もない僕だったが、あの頃の僕は、性器の通称をほぼほぼマスターしていた。
・ち〇こ
・ち〇ち〇
・ペ〇ス
・ち〇ぽ
・ち〇ぽこ

ここまで理解していたのには理由がある。
2歳上の姉がいるため、小学校の男友達が教えてくれたことを、そのまま僕に教えてくれていたのだ。
なので、5歳ながらに、英語版ち〇こである「ペ〇ス」まで理解していた。
その時の僕は、この界隈については世代のトップランナーだったと今でも自負している。
一般的だと、小学2年生くらいまでに、上の5つくらいを覚え、それからアップデートがあるとしたら、男性器とか陰茎くらいじゃないだろうか?
しかし、僕は、5歳にして、後にも先にも出会ったことがない、「ちんぼっこ」に巡り合ってしまった。

当時、お風呂から出て、素っ裸で走っている僕に、おばあちゃんが

「こら!だめよ!ちんぼっこ出して!!」

そう言い放った。
思いがけぬ、「ちんぼっこ」の登場に、びっくりして5秒くらい静止してしまった。
おばあちゃんの物言いも、特にウケを狙っている訳でもなく、むしろ、しっかり怒っていた。
思わず姉を見ると、キョトンとした顔をしていた。
しかし、さすがに小学生だった姉は、今まで聞いたことがない通称に動揺しつつも、状況的に、
「うーん。多分、多分だけど、状況的に、ち〇ち〇出すな!って伝えたいのかな?」
みたいに読み取ったらしく、いつの間にか、妙に納得した表情を見せていた。
幼き頃の僕は、その場で、おばあちゃんに聞き返してもどうせ怒られる。
と思い、すぐにパンツをはいた為、それ以上聞き出すことができなかった。

明日も仕事なのに、何故、今、そんな下らない20年以上前のことを思い出してしまっただろうか。
こんな時に、思い出してクスって笑って終われる性格だったらとつくづく思う。

めちゃくちゃ考えてしまうのだ。
「ちんぼっこ」
由来は何なのか?
書くとしたらひらがななのか?
それとも漢字なのか?
どんどん目が覚めてくるのがわかる。

言葉を素直に読み解くと、ちんは多分、ち〇ち〇からきている。
多分これは誰でも理解ができると思う。
しかし、考えても考えても「ぼっこ」がわからない。。。
私見だが、「ぼっこ」には、リアルで生々しさを感じる。
「ち〇ぽ」とか「ち〇ぽこ」みたいな呼び方だったら、なんか「ポンポン♪」みたいな感じで可愛らしさを感じるのに。

つまり、全ての原因は、「ぼっ」にあると思う。

・ちんぼっこ
・ちんぽっこ

まず、上の2つの単語を声に出して読んでみてほしい。
声に出して比べてみると、ほとんどの人が、「ぽっこ」の可愛らしさと「ぼっこ」の不気味さをおわかりいただけたのではないだろうか。
僕は気づいてしまった。
「ぼっ」の生々しさは、知らぬ間に「勃起」を彷彿させているからなんだと。
僕は気づいてしまった。
「ぼっ」に何とも言えぬ不快感を感じているあなたは、「つられ勃ち現象」に陥っていることに。

「ぼっ」の由来が「勃起」だとすれば何となく腑に落ちる。
なので、このまま。「ちんぼっこ」が漢字の場合、「勃(ぼっ)」は確定で進めていく。
後は「ちん」と「こ」何という漢字を使うかだ。

妥当な所は、「珍」と「子」だろう。
もし、「珍」と「子」であれば、完璧な説明ができるからだ。
漢字版「ち〇こ」は、「珍子」だし、「勃」を「珍子」でサンドイッチした状態になる。
珍が左足、勃が竿、子が右足で、

「珍勃子」

当て字的にも、説明がつくし、
「10年に一度の幻の茄子の、、、珍勃子!!」
と文字だけ紹介したら騙せそうだし。
その文字からは、スタイリッシュさまで感じる。
だから、多分、正解は「珍」と「子」だと思う。

でも、こんな、出来レースには乗りたくない。
せっかく「ち〇こ」を「ちんぼっこ」と呼ぶならもっとアウトローを攻めたい。
そう思ってしまうのだ。
しかし、きめにいきすぎて「珍」を変えると、原型をなくしてしまい、訳が分からなくなり、自己満足、まさに「オ〇二―」状態になってしまう。
みんなにもわかりやすいというのも採用基準に置くと、「珍」は採用したいと思う。

あとは「こ」をどうするか。
例えば、こんなのどうだろうか?

・珍勃固
・珍勃誇
・珍勃小
・珍勃虎

今の僕だと、見栄を張ることを覚えてしまったので、「珍勃誇」や、「珍勃固」、かっこよさから「珍勃虎」を選ぶかもしれない。
でも、5歳の僕だと、見栄も張らないし、色んな意味で「珍勃小」が一番当てはまる、、、

おばあちゃんは、あの時、
「こら!だめよ!珍勃小出して!!」と言っていたのだろうか。。。
もし、「こら!だめよ!珍勃固出して!!」と言ってたら、それはそれでショックだ。。。

結局のところ、ちゃんと知りたいなら、おばあちゃんに聞くのが一番いいのだ。
でも、さすがの僕も、「ちんぼっこってどう書くの?」とはもう聞けない。
いきなり20年以上前のことを聞くのも変だし、たまにしか会わないおばあちゃんに聞くような話でもない。
だから、「ちんぼっこ」は、自分が思った「ちんぼっこ」にするのが一番いいのだという結論にたどり着いた。

であれば、今の僕のはどうなんだろう。
自分のことって自分が一番わからない。
もし、僕のを読者に判断してもらったら、「珍勃小」と言われてしまうかもしれない。
でも、見栄っ張りなのか、「珍勃虎」、「珍勃固」、せめて、「珍勃誇」あたりでありたいなと思ってしまう。
いや、この際「珍勃小」でもいいや。
「珍勃枯」や「珍勃去」でなければ。。。
・・・こんな感じで、自分なりの「ちんぼっこ」について考え果てた深夜1:43であった。


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