SixTONESの『共鳴』が好きだ、と言うだけの話。
SixTONES、6枚目のシングルが発売されて1週間ほど経ちました。この曲は何回か聞くうちにどんどん文が長くなって、下書きを卒業するのがこのタイミングになりました。
CITYのbroadcaSTで、最後の最後にスクリーンで6枚目の発売が告知されて、「またやりおったな…」ってなってから3ヶ月。あまりにも時が早くて、供給が膨大すぎて、あっという間にやってきたフラゲ日。周りのスト担、「3月1日がフラゲ日」なの信じられん状態の人ばかりでめちゃくちゃ楽しかった。私もそうだった。
SixTONESのシングルって、毎回アルバムか??ってくらいバリエーションに富んでて、今回も例に漏れずボリューミーだった。FASHIONもWaves CrashもGumTapeもどれも違う意味で好き。でも私にとってはやはりA面リード曲は共鳴です。
発売初週、ついついTwitterで検索しちゃう「共鳴 売上」の呟きを見て、まぁ人の感じ方は様々なのは当然なのですが、なんか今回は勝手に少し落ち込んだりしました。数の方じゃなくて言葉の方。
わざわざ円盤を買わなくたって音楽が手に入るし、単純にCDを買ってもらえない時代。人の好みも、ファンの嗜好も本当に色々。悶々考えたところで自分に何かできるわけでもないので、考える意味も検索の意味も全く無いんだけど、つい見ちゃうからSNSって怖い。
とにかくほーんのちょっとだけ、気持ちが沈んだ時期がありました。シンプルに私は好きな曲だったから。
基本的に前向きな言葉で愛でていたいスタイルのオタクなので、どこが好きなのかをつらつら書くくらいは許してほしい。数字とか、今後の活動が〜とか、パート割だとか、そこらのことは今は一旦置いといて、純粋にこの音楽が私は好きだという話をします。
SixTONESの歌だ、と思った
共鳴、歌詞見て聞いてたら、これ、SixTONES自身じゃないかって思った。早口言葉でどんどん進むし、聴き心地に酔うけど、なんとか踏ん張って聞いたらもう全部すんごいなって思った。
これ聞いたら私はバカレア時代思い出しました。急にバラバラになった天変地異。ジェシーの声かけでもう一度集まった6人。死ぬほど勝手解釈だけど、そう思って聞いたら既に泣ける。
「昂然」は誇らしい、自信に溢れてる様子。「この座組なら」昂然、なのがまーー震える。言い回しもハモリ方もボカロチック?2次元チック?なのかな、癖になるし、アニメ主題歌としての役割に合っていると思う。
矢継ぎ早に変わる歌割で特徴的な声を一気に浴びる構成も、彼らならではで私は好きです。
ジェシーさんに「Don't worry」って言われたらもうなんも心配いらんすよね。我々の結束は常にここにあるもん。なんでジェシーの歌と言葉にはこんなに安心感があるんだろう?声の加工も好き。
京本さんの「共鳴」で最後に悲鳴みたいにキュッて上がる感じ、好き。一度はそれぞれ味わった「奈落の淵」で轟かせた共鳴。この曲のあちらこちらにあるサビ前の「轟かす共鳴」のとこで聞いてる側も完全にスイッチ入る。
こんなん、好きやん。SixTONESを思ってもグワっと来るし、自分自身のことでもウッてなるもん。譲れないものってあるよね。
私はデビューした後にファンになった人なので、「デビュー前」を振り返った時にそこに自分がいないのがもどかしく感じる時があります。
デビューは通過点として見ているグループだけれど、やっぱり時系列のストーリーがきちんとあって、グラデーションが変わるみたいに少しずつ変化してると思う。彼らがこんな風に自分たちのスタンスを歌う時ってついつい「デビュー前」のストーリーと結びつけちゃって、その過去に自分はいないの、「何やってんのよ!もったいない!!」って気持ちになる。一方で、その事を繰り返し歌って、根底の姿勢を崩さずにいる所が本当に好き。
「ギリギリに立ってんだってわかってるのに、夢と誇りを選んでしまった」彼らを私は想像することしかできないけど、そのスタンスの片鱗を今も感じて、胸がじわ〜ってしちゃいます。
あー好き。『フィギュア』に似たものを思わずにいられない。デビュー3年目でありつつ結成6年目、「代替不可の個人」「代替不可のSixTONES」を形にしてるの、尊敬すぎるしシンプルに人として目標です。
あ、忘れちゃいかん、「生き抜くだけ」のクレッシェンドめーっちゃ好きだよ北斗くん!
2番が最高に好き。
ここのほくしんが好きすぎる、という話を延々しています。「頂上の地異」をしんちゃんが歌うの、彼の軌跡を思うと泣けるものがある。
「存在意義 奪ってみなさいな」って静かな宣戦布告な感じ。SixTONESの中で存在意義見つけた北斗くんから奪えるものなんてある?超強気な煽りじゃない?
ここの京ジェが好きすぎる、という話も延々としています。ハモリが良すぎん?2人にしか出せない最高のハモリだと思うのですよ、信頼しかないメインボーカル。ちょっとここも2次元チックな音で「お人形の世界でほんとに踊ってる」みたいに聞こえるのが好き。
「I don’t care what other people think 」って、もうそんなの樹くんじゃん。「人は意外と自分に興味ない」の樹くんじゃん?あっそろそろ私の語彙力が限界。「I don’t care」でスッと京本さんが被せてくるのも好き。
ここのこーちさんめちゃくちゃ好き。MVで「魁」の一文字がずっとそこにある映像も好き。ジェシーちゃんの「証明ぃ↑」っていう歌い方も好き。いい加減「好き」以外の感想の言い方を知りたい。
今までのグループとは少し違う順路、結果としてそれが「ジャニーズの先駆」と言われることもあるSixTONES。これまでやってきたことがそのまま未来への証明だと言わんばかりの力強い歌詞と歌い方、軽率に「一生ついてく!!!」て言いそうになる。
ここのね、「どれが正論で~関係ない」のとこで、勝手にSNSプチ病みした私にブーメラン刺さりましたよね。なーに気にしてんだよお前、と。
良くも悪くもご意見しやすい世の中だから、全面受容しようとしたら何をすればいいのか分からなくなっちゃう。個々人の「理想のSixTONES」はそれとして、「SixTONESの」理想のモノを作っていってほしいな。
もうさぁ、それでしかないじゃん…。(以下略)これだからSixTONESの曲は「2番担」やめられないです。
展開部、やっぱり好き。
ほんと好きしか言うとらんがな。
ここをきょもほくが歌っている、というのが私はたまらないのです。一人で活動することが多かった京本さん、SixTONESの中で一人になろうとしていた北斗くん。そんな二人が毅然としていられるのは、そういうことなんですよね?
歌番組の京本さんの「毅然としていらっれ゛っる゛」ってドス聞かせた歌い方がすんごく好き。
眉間に皺寄せながら、高音の「孤独じゃないってだけで。」を歌う北斗くんに全私が涙してる。
あと超細かいけど、
「孤独じゃないってだけで」
じゃなくて
「孤独じゃないってだけで。」
なんですね。
「。」があるだけで、なんだか考えちゃいますね。句読点で一回顔を上げるというか、ずっと流れてきた歌詞にひとつポイントが生まれて、「あぁ、そうだ。孤独じゃないんだ。」って、視覚的にハッとさせられる。あぁ〜こういうの北斗くん好きそう!(めーっちゃてきとう)
ここのジェシちゃんの感情をあらわにした表情、刺さる。平和の象徴ジェシが「よしましょう」とおっしゃってますから、本当によしましょうね。日経エンタできょもちゃんが「周りとはあまり比べない、過去の自分達をいかに超えるかを意識している。」て言ってたことを思い出す。
あと、「役者は揃ってる」で6を数える振り付け、すげー好き。
圧倒的樹ちゃん、かっけー………もうあの、歌詞はお腹一杯に好き of 好きなんですけど、一気に曲の世界観変えるラップやっぱ最強ですよね。テイストの変化が心地良すぎてもはや『共鳴』1曲でアルバムでは。(どういうこと?)
そして私はここの振りでがっつり腰を落とす北斗くんのズボンが裂けないか毎回心配している。しっかりした生地のズボン履くんだよ。
異世界、何を指してるんだろう。「これからのジャニーズ」「今までにないジャニーズ」みたいなものかな。デビューの形、エンタメの楽しみ方もさまざまになってきてる中で、っていうことかな。そこで轟かせる6人と周りの人たちの共鳴、最高じゃない?実際ずっと翻弄されてめちゃくちゃ楽しんでるよ。
この曲を通じて、私はこーちくんの機械音加工がめっちゃくちゃ好きになりました(急な告白)。
しんちゃんの「轟かす共鳴」と6人の「噫」でラスサビに向かうテンションのヒートアップの仕方、最高に好き。苛立ってるみたいな、地から湧き上がるドスを感じて私も「あぁぁぁぁぉぁぁ」てなってる。
散々「SixTONESの曲やん!」と言っといてアレですが、それ以外に思ったことがひとつ。
この曲、他人事にできない所がよくある。聴いている人のことも「僕ら」として取り込んでくれるから、一緒に悩んで一緒に奮い立つことができる。この曲を巡ってSixTONESと自分、他の人とも共鳴できる力を持ってる気がする。
あの怖いお兄さんたち味方につけたら、私たち最強じゃない?もう何でもできますよ。
私、大学時代に日本史を専攻してて、「謹言」って近代の手紙とかでよく出てきてたワードで、勝手に懐かしくなりました。
冒頭とか末尾につけて、「謹んで申し上げます」みたいなニュアンス。今で言う「敬具」みたいな。
共鳴、つまりは誰かに宛てた言葉なんじゃないかな。ファンに向けたものなのか、それとも別のものなのか。誰かへ向けた静かで強い意思表示。だから深々と礼をする最後の振り付けにゾクゾクするんだと思う。考えすぎかな?
SixTONESらしさって
このnoteを書こうと思ったきっかけは、SNSの諸々の他に、北斗くんの3月3日のブログでした。会員制の記事なので引用できないですが、そこに載せられた北斗くんの『共鳴』評が「まさにそれな」で、時間を取って考えたくて書きました。
自分自身がコンテンツであることを理解した上で、これまでのストーリーと、スキルと、色々な人とのコラボレーションを武器に、したたかに歩んでるSixTONES。
私の思う彼らの「らしさ」は歌声と、6人であること(関係性)です。その結果、共に作ろう・進もうと思わせる引力が生まれるところがとても好きです。
「SixTONES」の象徴のようなストーリーを高らかに歌った上で、曲の作り手、MVを作る人、プロデュースする人、ファン、あらゆる人を巻き込んで『共鳴』する、SixTONESらしい「6枚目」の音楽なんじゃないかって、私は思っています。
やっぱ好きだよ共鳴。
とにかく、本当に、好きな曲です。
彼らが歌う説得力があって、それが聞く側の力になる曲です。たとえ彼らのファンじゃなかったとしても、刺さる言葉が散りばめられてるんじゃないかなって思う。
だからねぇ、ぜひ沢山の人に、フルで、イヤホンつけて聞いてくれたら嬉しいなって思っちゃう。好きなものはお勧めしたくなる欲が出ちゃう。気になった方は、ぜひともよしなに。
この曲を聴いた人と共鳴できたら嬉しい。
日曜日の終わりにそっと記事を公開して、また明日からこの曲をお供に私も頑張ります。
謹言。
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