1年で2倍のリターンを出したETF$PBDを調べてみました。
今週は何かテーマがないかなと思いながら過ごしました。
相場のテーマですね。
個別株で細かく分析に時間を使っても報われないこともあります。
確かさという意味ではよく分析しているので良いですが、
一方で、リターンという意味では結局のところ株は需給なので読み切れるものではありません。
ただ、テーマを見つけるのは比較的簡単。
今強いセクターはどこか?ということですね。
でもそれでリターンを得るならばそのテーマがいつまで続くのかも、
考えておきたいところです。
今日はその辺を主題にしてみます。
今年の海外ETFの騰落率ランキングについて
これは楽天証券の海外株から調べてみました。
これみたら衝撃ですね。
なんと1位インベスコクリーンエネルギーETFは年間126%の上昇を見せています。
その次、2位は中国株ニューエコノミーETF。
3位にはレアアース戦略的金属ETF。
4位はQQQということです。
この中で一番選びやすかったのは間違いなくQQQでしょう。
私もコロナショック後に保有しています。
最近はARK社のETFが買いたい、というのは日本の米国株投資家に共通するところでしょう。
これはQQQを上回るリターンを狙えるからです。
ただ、日本では投資信託としてしか買えず、他の選択肢を探していました。
そのQQQを上回るリターンを出しているのが3つもあったわけです。
またVOOやVTIは馴染みの深いものですね。
この上らへんにもそれなりにETFが並んでします。
多くは、資源系と中国株。
異色なのは債券ETFでQQQに近いリターンを出しているのがあります。
これだけでも調べてみたいものがたくさん出てきましたが、
今日は1位のETFを調べてみます。
インベスコ・グローバル・クリーンエネルギーETFについて
大まかには予想がついていますね。
バイデン勝利やEUのガソリン車規制、クリーンエネルギー政策があったのが今年のトピックスの一つでした。
特には個別株で💲TSLAが爆騰しています。
この辺が入ってるのかなという予想しましたが、どうでしょうか。
$PBDの10年チャート
10年チャートです。
出来高が2015年を境に激減しています。
そして2020年以降、年初のコロナショックの暴落により売りが急増しました。
しかしそこから買い方が一気に増え、大きく出来高を伸ばしました。
特に11月の出来高が凄まじいですね。
12月も少し値を落とし、利確でしょうが、
出来高も月初とは言え減少しそうな様子です。
つまり2015年以降忘れられたETFだったのが今年一気に火がついたということです。
相場のテーマに乗ったということですね。
今年1月もなんだか出来高が増えていて、コロナショック前から気配はあったのかなというようにも見えます。
2015年までは一時は相場になりそうだったのが、何かがきっかけに放置されていたのですね。チャイナショックなどでしょうか。
ファンドの概要が以下になります。
このワイルダーヒル新エネルギーグローバル・イノベーション・インデックスというのは初めて聴きました。
設定が2007年だったので、このETFはリーマンショックら辺に誕生したようです。
そう言えば証券マン時代に相場があったような気がします。
その時には一過性だったテーマも今やこうした再生可能エネルギー関連は目前に迫ってきた、現実の変化ですね。
なんとなくですが、リーマンショック後そんな綺麗事言ってられへんわみたいな切羽詰まった感じになったので放置されていたのかなと感じました。
次が組み入れ銘柄です
ブルームバーグから引っ張ってきましたが、全く予想と違っていました。
まず、中国企業が多いですね。中国株ADRでした。
ただ、$PLUGとか$NIOとか今年話題になった銘柄が含まれています。
この辺に一気に資金が集まった訳ですね。
私はほとんど知らない銘柄ばかりです。
日本のレノバってのもあって驚きです!
クリーンエネルギー関連銘柄群です。
これを今年のどこかで買えていたら、、随分楽でしたが中身をみても少し買っておくか程度で、そんなには投資できないですね。
ただ、ETFで2倍になる訳なので、私も1年保有してダブルバガーになった銘柄がありますが、個別企業のリスクがなくてここまで持っていけるのは驚異的です。
組み入れ比率1位の$FCELのチャート
ヤフーファイナンスから引っ張ってきました。
これはもう手出しちゃいかんレベル。。
しかし今年の後半にとんでもない出来高増加があって、
10倍を達成したような感じですね。
ただ、EPSも出てないわけで、仕手株ですかというレベル。
こういうのを乗りこなすというのもあるんでしょうけど、
一体どこで降りたら良いのかもわからんし、かなり上級者の投機的な銘柄です。
クリーンエネルギーというのは、相場にはなっているけどまだ利益が出てきているセクターではないということがよくわかりました。
1年で2倍超のETFの$PBDについてまとめ
1、2015年以降株価は低迷していた
2、今年クリーンエネルギーで相場のテーマになった
3、組み入れ銘柄1位のFCELは10倍に冒頭したがEPSはマイナス
結論:$PBDには投資できません
ちょっとガッカリしましたけど調べるとこういうこともあります。
でもまあ面白かったです。
ワクチンが相場になっているとばっかり思っていて、
あとはSaas関連ですね。
自分の意識がそっちにばかりむいていたので、こんな相場のテーマがあったなんて気づいたのは今年の年末でした。
もしもこういうテーマを見つけた時に早期に乗ってみるのであれば良いかもしれませんが、
それでも自分のアセットの中で1%程度の遊び銘柄かなと考えました。
やっぱりARKのETFの成績ってすごいもんですね!!
ここから先は
¥ 100
活動のサポートをお願いいたします!得られたお金は今後の良い記事を書くための活動に投資していきます!