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「在宅避難のお願い」のチラシを配布しました

東町小地区防災協議会では、集合住宅にお住まいの方を中心に「在宅避難のお願い」というチラシを配布しました。
これは、地域の人口に対して東町小の避難所が小さく、全員は避難できないこと。そして設備や備蓄が不足しているという事実を紹介し、災害発生時にできるだけ在宅避難を選択できるように呼びかけるものです。

チラシでは「避難所に入れない!? 水がもらえない!? これが東町小避難所の現実です」と表現をしていますが、これは誇張したものではありません。実際に災害が起きた場合、地域の約1万3千人を支えるだけの備蓄もスペースもないのが現実なのです。

災害の際には、まずは自分たちで身を守る、自分たちで水と食料を確保しておく、という基本を今一度ご確認ください。

なお、チラシに記載した内容について、補足情報をお伝えします。

■公式な東町小の受け入れ可能人数 874名
こちらの「874名」という数字は小学校の床面積から割り出された人数になります。一人の専有面積を1.65平方メートルとして計算したものです。ただし、ここにプライバシー保護用の段ボールを入れると、これより大きな面積が必要となります。
また、実際には机や椅子などがあること、図工室や理科室などの避難に適さない部屋があることも考慮して、東町小地区防災協議会では約400名程度を想定しています。

■備蓄保存食 水(500ml)2000本、アルファ化米1000食、ライスクッキー800食
東町小の防災倉庫に備蓄されている水と食料の詳細です。
仮に400人が避難したら、水は一人1日2.5L(5本)とするとギリギリ1日分。
1800食分の食料も、1~2日でなくなってしまいます。

足りない分は近くの区が借りている備蓄倉庫から補充されます。
また水は順次、給水車での配布が行われる想定です。ただ、道路/施設の被害状況などによっては配布まで時間がかかる可能性もあります。

■備蓄倉庫について
東町小学校は来年度には区内で一番古い校舎となります。
古い校舎には備蓄倉庫が無く、現在は3か所の倉庫に分散収納しています。
また近くにある南麻布いきいきプラザの倉庫にも備蓄品が収納されています。

■プライバシーについて
避難所で使用するダンボール製の仕切りは、順次区の倉庫から搬入される予定です。

■トイレについて
マンホールトイレ以外にも携帯トイレの備蓄があります。
ですが、400名が避難してトイレを使用した場合、数日で在庫がなくなる可能性があります。組み立て式の非常用トイレも、順次設営される予定です。

港区が発行するガイドブックがあります!

在宅避難については港区が詳しい情報をまとめています。
下記のガイドブックをぜひ御覧ください。

港区 震災時の在宅避難ガイドブック(令和5年度改定)
https://www.city.minato.tokyo.jp/azabukyoudou/bousai-anzen/bousai/azabutikubanbousaipamphlet.html

港区 在宅避難のための備え
https://www.city.minato.tokyo.jp/chiikibousai/29manshonhandbook.html


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