見出し画像

パラレルにキャリアや役割を積み上げていくことは、遠回りではなく、「納得感」への近道なのかもしれない #呪いを解く冒険 の準備運動みたいなこと12


 コロナによって、これまでのような仕事の「取れ高」や達成感が得られない一年だったというひとはとても多いはず。わたしは、鶴の機織のように黙々と自宅に篭って仕事をした後の、講演先などでドバドバとフィードバックをもらって視野が広がったり、出張先で子ども抜きで美味しいものを食べたり、そういうご褒美のような時間が減りまくり、それはそれは達成感が少ない一年でした。逆に言えば、こういうことに満たされて仕事をしていたのか!ということがわかった期間でもありました。

 家ができたり、この連載を書く機会ができたり(読者のみなさまにはとてつもなくとにかく感謝)、他者から見れば充実しているように見えるかもしれない。けれど、わたしはそもそも、これらによって達成感を得る感度が、他の部門に比べると、どうやらまだ低いんだよなぁ、なんてことに気が付きました。これって、子どもが生まれたときにもあったなぁ、と今ふっと思い出すのです。今年、喪失感を感じたこと、新しく舞い込んだけれど達成感を感じにくいことを分析することは、これからの人生の道するべになるな、と感じるので、ちょっと書いてみようと思います。

↓01はあとがき以外無料で読めます◎


世間のコロナによるアイデンティティ・クライシス

ここから先は

2,010字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?