「母は強し」という #呪いを解く冒険 07
「母は強し」という内圧と外圧によって、ずいぶん強くなったけど、これって誰も得しないな!という気づき。さてさて、これを手放して、男女ともに幸せになるわよ、というお守り的な話。
「いやー母は強いね」と言われるたびに「モヤっ」「イラっ」とするのがここ数年のわたしです。強くならざるを得ないハードルが、こんなにもたくさんあるなんて、妊娠するまで、子どもが生まれるまでは知らなかったよ、とういうことが多々ある。そして、その立ちはだかる壁の前で四苦八苦している横で、傍観者たちが放つこの一言は、とにかく突き放されたようで、辛かった。そんなこと言ってないで、ちょっと手伝ってくれてもいいんだよ?という感じが、とにかくとにかく蓄積されていった。
ホルモンバランス的に子どもを守るために強くなる部分は自然現象なのだけれど、それ以外に呪い的に「母は強くならねばならぬ」と刷り込まれてしまっていて、それを目指してしまっている状況が問題だったと思います。母が強いのは、本来褒められたり褒めたりするようなことではなく、その周りが優しくなかったという証拠でしかないんじゃないかな、と感じる、今日このごろです。
母が強くならざるを得なかった社会
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