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「仕事のアウトプット=自分の存在意義」という #呪いを解く冒険

産後に、わたしが大きくメンタルがやられた理由は金銭的なことだと思っていたけれど、先日金銭的な心配なしに流産したときに、「あ、お金だけじゃない!」と気がついたのです。仕事のアウトプットが減ると自分の存在意義も小さく感じる問題とどう向き合うか、を考えました。そして「自己承認欲求を仕事以外でも満たすには?」というお題とともに冒険しているよ、という話。

コロナ禍によって、多くの人が今までとは違ういろいろな仕事の不都合に向き合っているように思います。保育園や学校の休校によって親たちは今までのペースでは働けない。そして、リモートワークを始めたばかりなら、きっと今までとは全く違う仕事のペースや、コミュニケーション不足によるトラブルにさらされているはず。さらには、早朝や深夜の子どもが寝てる間に働いて、寝不足なんていう声もちらほら聞きます。

さらには、休業要請やら、補償の蔑ろ感によって、自分の仕事が大事にされていないことが可視化されてしまって、怒ったり、切なくなったり、落ち込んだりしているなんてことも、あるのではないでしょうか。

私の場合は「育児は母親がやってくれるだろう」なんていう世間も去ることながら、自分に気づかぬ間にインストールされていた価値観によるジェンダー問題に振り回されては、無駄にがんばっていたり、ステイホームを充実させようとあれこれしては疲れたりもする。

そして、日々のいろいろが大変なわりに、仕事は中途半端な状況で、ものすごく落ち込むものです。なので今回は、そんな人は、自分だけじゃないはず!と信じて、わたしの妊娠出産育児期の「仕事と子どもと切なさ」を例にとって、考えてみようと思います。(この状況を打破するハックではなく、この状況はなぜ起きているかの推理です)

出産で感じた
「どうして子どもを優先しないのか」という
身内と世間の圧の強さ

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