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結婚するまでは見えなかった結婚の難しさと想定外を整理してみる|「結婚すれば幸せになれる」という #呪いを解く冒険

なぜ結婚はむずかしいのか?結婚前はもちろんのこと、結婚1周目には気がつかなかったわたしの盲点を、婚活中の方はもちろんのこと、婚姻中で違和感まっただ中な方に向けて書いてみます。婚活で「話すことがない」と思っている方、マジでたくさんあるよー、という話でもあります。

結婚にふつうはない
家族にふつうはない

まず、今の自分も相手も、いろんな背景がある人生の表層でしかない。それはどんな人間関係にもあることだけれども、夫婦においての面と裏のギャップは、想像以上に大きなものだと感じています。「家族だから」という状況がそのメッキをはがすこともあるし、「家族はこうあるべきである」という本人も気づかぬ刷り込みによって議論が硬直することもある。「家族」というクローズドな場所で育まれた癖は、結婚前のオープンな関係ではなかなか表層化してこないものということを、わたしは知らなかった。そして、それは相手にも、自分にもある。だから結婚はむずかしい、ということに、気がついたのです。

結婚2周目は、周到に相手とコミュニケーションを取りまくった。もちろん、結婚してみないとわからないことも、それなりに起きる。だけど、完璧じゃないにせよ、産後のことはまだわからないけれど、相手の傾向はわかるなぁ、とは思っている。そして、自分の持ち合わせている癖も、年々紐解くことができているので、「しっくりこないけど、モヤっとするけど、納得いってないけど、わたしの○○あたりの癖が発動中だな」と思うようになったことはたくさんあるのです。結婚において、自分の感覚がふつうだと思っていたら、奇跡的に相手と感覚や境遇が似ていた以外でハッピーになれることは、少ない、はず。

ただ、許容範囲を越える「ふつう」を持ち合わせているひともたくさんいるわけで、「すり合わせが可能な範囲なのか?」「すり合わせるコミュニケーションが取れる相手なのか?」という精査は、超大事。

↑結婚したら、二人三脚の一心同体になるのかと思っていたけれど、1人2脚の別々の人生としたほうがしあわせじゃないかな、という話


自分にも相手にも
「家族」にまつわる無意識の癖がある

大切なのは、まず結婚前に自分にも相手にも、必ず家族の癖がある、と認識していることのように思うのです。それを、少しでも垣間見るために、癖のギャップを探るようにコミュニケーションをしていく。よく、婚活中に話すことがない、というのを聞くけれど、これを探ろうとすれば、話すことは膨大にあって、

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