物流の2024年問題の課題


付加価値云々よりもドライバー数に対して貨物の需要量が釣り合っていない

需給関係の差は広がり、2028年には28万人不足する予測のようです。需給ギャップを埋めるためには、運送料アップは必然的で、少しでもそれを妨げるものは改善しようとしているのが、現状の動きかと思います。逆に運送料が上がらなければ需給ギャップは広がり続けるので、今後のリードタイムが伸びることは必至になりそうです。

送料無料の規制について

賛否両論あるかとは思いますが、送料無料を送料をきちんと表示することによって、送料が上がることをロジカルに説明しやすくなるのかなと思いました。 送料無料で売上高を増やして運送会社に還元することも戦略としてはあるかもしれませんが、送料を表示することで運賃の値上がりを説明する方が、最近の動向を考慮するとより素早く価格転嫁できる可能性がありそうです。

トラック業界の免許制から許可制への移り変わり

過去には免許制から許可制に移行することで参入障壁が減ったことで競争が激化した物流業界ですが、そうした資本主義の原理の中で適切に成長することが出来てこなかったのではないでしょうか?

この教訓を踏まえて、物流業界としても運賃アップに留まらず新しい価値提供をできるように努めていかなければいけないのでは無いでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?