パイロット採用試験(航大・大手航空会社赤)の試験内容

ここは自分が去年受験した航空大学校と大手航空会社(赤)の試験内容についてまとめています。

まず私の経歴ですが、一昨年大手赤航空会社の自社養成パイロットを受験、四次試験の二次航空身体検査の再検査で不合格になりました

航空大学校については、一昨年、去年共に二次試験の身体検査Aにて不合格になりました。

年齢制限の為航空大学校への道は絶たれ、現在は地元の地方公務員として働いています。

今年の夏にJTAとパイロット養成の提携をしている大学教授とお酒を飲む機会があり、その際にパイロット試験に関して受験内容やアドバイスを沢山頂きました。

しかし私はもうパイロットを目指すよりも現在の仕事で実績を上げ落ち着いた頃に、アメリカでセスナの免許を取り自由に空を飛ぶ事を目標としています。

そこで自身の経験から得た情報や、その飲み会、また就職活動中に出会った、現在訓練Pとして働いている同期からの情報を皆さまに活用して欲しく、このノートを書きました。

ここまで読んでくださった読者の方はきっと以前の私のようにパイロットになる為に勉強し、情報収集をした方なのでしょう。

そこで、今一度尋ねたいです。

何に変えてもパイロットになりたいですか?

受験を通して感じましたが、パイロットとは決して華やかな職業ではありません。

厳しい勤務形態、

いつ身体検査にかかり操縦出来なくなるか分からない不安、

AIの発達による自動操縦技術の進歩で職を失うかも知れない、

離婚率の高さ。

パイロットとはいえど、

あくまでサラリーマンなので空を飛ばずとも待機といえば待機ですし自由な休暇申請も会社によっては出来ない事もありえます。

決して特別な職ではなく、ただの空を飛べるお金持ちなサラリーマンです。

加えて、パイロットの資格や経験は特殊技術の為、転職が難しいと言われています。

空を飛べる事を職とする代償としては、これらはあまりにも大きすぎると思います。

加えて、私自身も志望動機でよく葛藤しましたが、

多くの学生はさらに憧れ、また自分が与えられた夢を、今度は自分が子供や乗客に伝えたくてパイロットを目指します。

しかし航空会社としては、パイロットは夢を与える事や、感動的なフライトをお客様に提供する事が1番の使命ではありません。

いかにコスト良く、安全運行といった最低限のノルマを確実に、そしてコンスタントにクリア出来るかのみを問われるといった、やりがいのある職とは程遠い物です。

私は自身の年齢とそれらを天秤にかけた結果、教員として働き一流になった上で、もっと楽しい働き方をしていく事。そして、セスナの免許を取る事で高校生の頃に志した空を飛ぶ夢を叶えるという将来へ変更しました。

ここでは、あえてパイロットのデメリットを書かせて頂きましたが、

それでもパイロットになりたい、という方だけこの先へお進みください。


私の4年間のパイロットに関する情報、

特に公開されていない航空大学校の総合1の試験に関してや、赤、青パイロットインターンの内容、自社養成パイロットのSPI検査、操縦適性検査、身体検査、について私が知る全てをここに記します。

また、ご購読くださった方には本稿の最後に記載されている方法でご連絡いただければ、質問や相談に対応いたします。

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