世界のランペ沼から 〜沼落ちスプレッドシート〜

BOTしか勝たん説。

昨年、沼落ちブログなるものが流行っていたことを思い出しまして。英語でアンケートを作り、RTをまわしてもらって世界のファンから回答を集めました!

Q1. ランペ にハマったきっかけは?
Q2. ランペ の好きなところは?
Q3. 推しは誰?推しの好きなところは?

↓こちらが翻訳した回答のスプレッドシートになります。61件あります笑  特に推し語りは熱意が籠ってるので、後でも良いのでぜひ読んでみてください。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1yXDoDzraN2jUfRKC8YE5qHI6ODTzRxLk07Az03wlkJk/edit?usp=sharing

こちらのnoteでは、結果を受けての概要をまとめたり、興味深いところに触れたりしていきます。
以下の国の方々より回答が集まりました。(国未回答の方もいます。)

インドネシア18人、フィリピン9人、マレーシア8人、インド4人、シンガポール 3人、アメリカ3人 、トルコ2人、

(以下、1人)タイ、ベトナム、ペルー、プエルトリコ、メキシコ、イタリア、ドイツ、ポーランド、オーストラリア

小規模のアンケートなのであまり数は判断材料としては使えませんが、ざっと見た感じ、現在はアジアからの視線が熱いようです。こちらの話題については、後の方でもう一度触れます。

「あなたのランペ はどこから?」

ジャニーズに沼落ちしたというのなら、日本のドラマや映画からファンになったのかな〜なんて思いますが、ランペ は同事務所の先輩方と比べてもまだ話題のドラマや映画に出ていないし、世界はK-POPブーム全盛期。みなさん一体何があってランペ 沼にやって来たのでしょうか。

・ハイローシリーズ、特にザワから入った人が多いようです。プリレジェからのファンもいました。

・元からJ-POPファン、もしくはLDHファンで、Youtubeで偶然発見したり、Spotifyランダム再生で遭遇した人も目立ちます。

・EXPG出身のNCTのメンバー、SHOTAROについて調べていた時にEXPGとEXILEを知りランペ に落ち着いたという意外な人もいました。

・翔平くんのTikTokがきっかけという人も。

海外ファンが沼ったきっかけも、国内と特に変わらないな〜という印象です。なので、それだけLDHの作る映画やMVなどに魅力があるということだと思います。ただ、海外の場合は国内と違ってLDHコンテンツとの遭遇率がそもそもかなり低いので、それが海外ファンの少なさに直結していると思われます。作品さえ目に止まれば、ハマる人はもっとたくさんいそうです。

「ランペ のどこが好き?」

・3人のボーカルと13人のパフォーマー、というグループ編成に独自性がある
・実力(才能)がある
・音楽、振付がいい
・曲のジャンル、ダンスのジャンルが多様
・ボーカリストやパフォーマーが各々の専門分野以外にも才能を発揮している(演技、歌やラップ、楽器、音楽制作など)
・真剣さ、礼儀正しさ
・努力家なところ
・家族愛
・メンバー愛。本当に仲が良いのが伝わってくる
・わちゃわちゃ感
・地元を大切にして、観光大使などをしているところ
・個性豊かな16人の単品での良さがありながら、グループとしての一体感も出せるところ
・親近感を感じるところ(昂秀くんの人間みのあるところ、メンバーが必死に努力する姿を見せるところ、陣さんがインスタ投稿で見せる庶民的な姿などから)

HIPHOP系グループと銘打っているものの、曲のジャンルが幅広いのは強みと言えそうです。バラード、SWAG&PRIDEのようロック調、HIPHOPやR&B 、ラテン調、コロナ禍のシティポップっぽい曲などなど、本当にあらゆる曲にファンがついていました。

私が見てもおもしろいと思う事務所の体育会系(マイルドヤンキー系?)の風土も、印象的のようです。

アンケートの中で目立ったのは、「16人の大所帯で、3人のボーカリストと13人のパフォーマーで構成されるグループ」というのが珍しく、目を引くというところです。それがいい意味で目を引いたという人と、ちょっと多すぎて覚えるの大変そうと最初は敬遠したという人がいました。
たしかに、ほとんどのボーイズグループって全員が歌って踊りますよね(バンドは別として)。お茶の間でEXILEを見て育ってきたので自然に受け入れてしまっていたのですが、全員が歌って踊るアイドルがスタンダードの世界から見ると、EXILEのスタイルは独特に映るようです。

「推しについて」

(注:特におもしろいと思ったポイントだけを抽出しておりますので、文章量がメンバーにより平等でないこと、ご容赦ください)

・壱馬くんは、カリスマ性がある、と言われることが多いです。はっきりものを言う性格、誠実な人柄や、ファン想いな部分に言及する人多し。オタクなところや、ステージを降りたときの彼の姿にギャップ萌え/親近感を感じるようです。

・北ちゃんの顔面吸引力の強さは海を越えてます。映画やドラマ、MVで彼の姿に惹き付けられる人多し。容姿だけでなく、彼が未経験の新人としてオーディション受けここまで来た努力に感動している人も。

・RIKUさんはフレンドリーさや努力家で情熱的なところが言及されています。歌、演技、ピアノ、しゃべりの仕事をマルチにこなしているところを評価する声がありました。ハンサムと言われたり、子犬みたいなかわいいお目目と言われたり。

・翔吾くんのトレードマークである笑顔はやはりかわいくて人を惹きつけるようです。「僕の笑顔は世界を救う」はマジですね。

・樹くんを含め派のメンバーは、で人気を獲得してます(笑)彼はイケメンなところだけでなく、寡黙で落ち着いた性格も魅力のよう。

・陣さんはおもしろさや明るさだけでなく、人間力(人間力?)の部分も、文化や言葉は違えど伝わる人には伝わっているようです。

・昂秀くんは個性的なところ、美しさ、多才なところ、優しいフレンドリーな雰囲気、ちょっと残念だからこそ親近感が持てるところが推しポイントとして上げられていました。

・慎くんは、ファッションセンス&ステージでのクールさと普段のふわふわした可愛さのギャップ萌えが良いみたいです。

・拓磨くんは、最年少なのにもかかわらず大人びていてしっかり者なところが良いようです。

・海青くんは当然、あの鍛え抜かれたボディと、太陽のような性格が魅力のようです。努力家なところも好かれています。

・山彰さんは、「職場にいて欲しい」そうです。頼りになる、視野が広い、考えて言うべきことを言う、というところが好きという人がいました。

・翔平くんのお笑いは、言語の壁を超えて人を笑顔にしているようです。(そして彼が始めて毎日更新しているTikTok動画は、ランペにとっても海外ファンにとっても重要なコンテンツになっていると思います。海外からは独自の無料コンテンツを探すのも大変だし、有料コンテンツ登録の障壁がデカいし(海外クレカ受けつけない、ジオブロック、国によっては日本円高杉)ので、無料+既存プラットフォーム+言葉がわからなくても楽しいコンテンツが重要ですよね、たぶん)

・瑠唯さんの癒しオーラ、ダンススキル、お笑いセンスに言及する人も結構います。彼は露出(映画やドラマ出演)が少ない割に、今回推しとして名前をあげる人が多いことにかなり驚きました。

・健太くんはいろんな人にとってoshi(bias) wrecker(=魅力的だから推し変しそうになっちゃうメンバーの意)のようです。「なぜかわからないけど」健太を好きになってしまう人多し。その感覚、わかるので笑えます。

・アフリカ系アメリカ人と日本人のハーフのLIKIYAさんや、フィリピン人と日本人のハーフの龍くん、日本、フィリピン、スペイン、アメリカのクォーターの瑠唯さんなど、多様性のあるグループであることに魅力を感じている人もいました。

・龍くんやGENEの亜嵐くんのフィリピン関連のコメントがフィリピンのファンにRTされているのを見かけるので、やはり自分の国に関わりのあるアーティストは気になるようです。

結果はこんなところです!個人的には、驚くような発見はなかったというか(笑)、むしろ言語や文化が違っても同じようなところを好きになるんだなぁとほっこりしました。ひょっとして推しに対しては、テレパシーでも使えるようになるんでしょうか?もちろん、回答者の中には日本語堪能な方が何人もいることと思いますが!

しいていうなら、海外からもアクセスしやすいメディアでの露出度の低さの割に、ハイサイ組を推しとする人が目立ったのが意外でした。彼らの顔の印象(濃)が親近感を感じさせるとか……?正直、ハイローやプリレジェに出ているようなメンバー以外はあまり目立って言及されないと予想していたので、見事に裏切られました。


以下はBOT("ボー"ナスコンテン"ツ")になります。

〜海外ファンの規模感について〜

・英語でツイートと質問フォームを作成したので、中国語、韓国語、タイ語、スペイン語などのコミュニティまでRTが届かず、そちらからはあまり回答が集められませんでした。

・中国で普及しているTwitter的なSNS、weiboのランペの公式アカウントのフォロワー数は2.3万人です。(ちなみに、「美しい彼」のヒットによりオープンしたFANTASTICS八木勇征くんの個人アカウントはフォロワー数32万人。そして、「兄こま」により中国で大ヒットした片寄涼太くんは……309万人!?!?

・Twitter上の、タイのLDHファンアカウントはフォロワー850人。Facebook上の、メキシコ(スペイン語)のランペファンアカウントはフォロワー620人。フィリピンのファンアカウント(英語)はフォロワー2250人。フランス語のファンアカウントはフォロワー1400人程度。この辺りから、ざっくりとした海外ファンの規模感がつかめると思います。

・アンケートはインドネシアからの回答が群を抜いて多かったです!インドネシアは東南アジアの中でも人口が多く(日本の2倍ほど)、資料によると8歳から39歳までの人だけで1億5千万人もいます(日本では4200万人くらい)。インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、台湾、中国にはAKB48の姉妹グループがあります。バリもそっち方面にプロモツアーに行きました。なのでアジアにはかろうじてJエンタメファンの地盤が残っているみたいです。

だからッ、BOTしか勝たんという話よッ!!

そもそも海外にはJ-POPファン、J-IKEMENファンよりもアニメファンのが圧倒的に多いので、Animeの皮を被せて海外にJr.EXILEを売り込むのは理論上大勝利のはず!!

国内においても、これまで住んでた3次元で新規開拓をやっていくのに限界を感じたから「2次元」に来たのだろうか……?テレビや映画の業界にはライバルが多すぎて、なかなか強い印象を残すのは難しい。ドラマや映画も、何が当たるかは脚本や時の運頼み。第二、第三の岩ちゃんさんなんてそんなガンガン(ダジャレではない)生まれないし……。なので、3次元と密接にリンクした2次元を使うというのは、新規の海外勢も日本のオタク勢も一網打尽にできるビッグチャンス到来の気がしている。

しかし、オタクなので、ついついアニメのクオリティを心配してしまう……LDHにまともなアニメなんて作r……?

が、湯水のように金を使いアクションシーンさえカッコよく作ればストーリーは平均か平均若干下くらいでも乗り切れるということを我々は身をもって知っている(ハイ〇ーで味を占めるな)

そもそも、作品のクオリティは置いておいて、これまで接点のなかった人々にJr.EXILEをチラッとでも紹介できれば十分なのかもしれない。これまで関連のなかったいろんな媒体にJr.EXILEがやたらめったらひょっこりはんできる。

佐藤大と出渕裕(メカデザイン)のネームバリュー、声優ファン、企画自体の面白さ(interesting + tonchiking)で今まで接点のなかった世界中のオタクが釣れるので、彼らがトレーラー映像かなんかで今まで聴いたことのなかったLDHの音楽を聴くだけでも収穫だし、アーティストの顔(いちおCG似せてる)や名前をちょっと覚えるだけでも、ものすごい成果だと思う。

上手くいけば、というか採算が取れるのなら、海外のアニメコンベンションでプロモーションをやる口実にもなる。J-POPとしての流通ルート以外のルートに乗せられれば、 目立つチャンスが増えるはずだ。しかも、オンラインライブを世界中から視聴するというのがもうスタンダードになっている世界なので、「J-POP」というより「アニメ」のイベントとして、オンラインBOTライブや舞台を全世界に配信する未来も見える。

ちなみに、オールド海外アニメオタクは三度の飯よりカウボーイビバップと攻殻機動隊が好きで(偏見)、コーラのつまみはErgoProxyで(偏見)、スペースダンディにノスタルジーを感じていたわけですよ(偏見)。全部、佐藤大さんが関わっているんですね……。

佐藤大!?しかもメカニックのデザインが出渕裕!?っていう驚きありません?かなり、濃い/古いオタク向けの人選じゃないですか……?(笑)

それにしても、キービジュアルの超TOKYOの雰囲気、あのゴチャゴチャした夜の街にひしめく漢字カタカナ電光掲示板。ハリウッド謎日本で、海外の人好きそう(偏見)ROWDY "SHOGUN" なんてネーミングもしてるしね……あの見づらい公式サイト、「ENGLISH」ボタン無いけど……。

バトルオブトーキョーフロムアニメイシヨン楽しみすぎる〜(これ何の記事だったっけ?)

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