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絵本だいすき〜モチモチの木

こんばんは。

今日も凍れて寒いです。
身体も心も芯から冷えて。

外はどっさりの雪。

今夜はモチモチの木 岩崎書店
を読んで
あったまろう。

    ☆

豆太はおくびょうもの。
五つになっても
よなかに ひとりで セッチンに いけない。
セッチンはおもてにあるし、大きなモチモチの木がつったっていて。
よなかに じさまについてもらわないと しょうべんも できないのだ。

そのモチモチの木に、
こんやは ひがともるば、んなんだそうだ。

まよなかにじさまがクマみたいにうなって。

ーイシャサマオ、ヨバナクッチャ
ねまきのまんま なきなき ふもとの いしゃさまへ はしった
いしゃさまのねんねこのなかからみたのは
雪とふしぎなもの。

つぎのあさ

じさまがはらイタがなおって
げんきになった
いしゃさまの かえったあとで
こういった。

「おまえは、山のかみさまの まつりを みたんだ。
モチモチの木には ひがついたんだ、

おまえは ひとりで よみちを いしゃさまよびに
いけるほど ゆうきのある こどもだったんだからな。
じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。

にんげん、やさしささえあれば、
やらなきゃならねぇことは、
きっと やるもんだ。

それをみて たにんが びっくらするわけよ。
ハハハ」
    

ーそれでも、豆太は、じさまが げんきになると
そのばんから、
「ジサマァ」
と、ションベンに じさまを おこしたとサ。

    ☆


火事場の馬鹿力

ピンチはチャンス

頭ではわかっていても
その時が来ないとわからないもの。


まさに
そういう時間を体験している
真っただ中。


一番好きなシーンの

「モチモチの木に ひがついている!」を心に焼きつけて。


今こそ勇気を。

やさしさを。

真の強さはやさしさ。
ちょっとクサイなぁ😎


今夜は心の灯りをつけて眠ります🤗

おやすみなさい🌙


☆モチモチの木 

作→斎藤隆介 
1917年東京生まれ
日本の児童文学作家。
短編童話集『ベロ出しチョンマ』で1968年に小学館文学賞。
北海道新聞、秋田魁新報の記者を歴任。
新聞記者のかたわら著作活動に入る。
民話絵本のブームを起こす。
1985年没。

絵→滝平二郎
1921年茨城県生まれ
日本の版画家・きりえ作家。
絵本の代表作
『八郎』『花さき山』『モチモチの木』がある。
(すべて斎藤隆介作)
2009年没。


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