進捗日記 2019年6月19日『ウィーアーリトルゾンビーズ』

朝からエアコンの修理の人がやってくる。エアコンの赤外線を受ける部分が壊れていたようだ。しかしエアコンの修理業者は大変だ。エアコンが壊れてるから必然的に暑い中でやらないといけないわけだし。と、汗だくになっている業者を見ながら思った。冷えたペットボトルの麦茶でも買っておけばよかったなと思った。

直ったエアコンは涼しくて、冷えた空気の中で洗濯機を回したりする。
洗濯物を干したらまだ昼過ぎ。
今日はレイトショーで『ウィーアーリトルゾンビーズ』を見るつもりだったので、まだ時間がある。
どうしようかと思ってるうちに少しだけ寝てしまった。

家にいると気が滅入るタイプなんだけども、かといって外に出たらお金を使ってしまうし…お金がない現状ではどうしたらいいかわからないなあ。
なるべくお金を使わずに生きる方法を模索しなきゃいけない。

目が覚めてから、脚本のことを考える。自分に語れることはもう終わったのかなと思ったけども、ノートに色々書いていたらまだあるじゃん!って気持ちになってきた。
一応プロットめいたものを作るけども、やっぱなんか違う。どうしたもんだろうなあ。

夜になって映画館の入ってるショッピングモールへ。
ドトールで時間を潰しながら、脚本を考える。
やっぱり、色々と詰め込みたいなあと思いつつ、なかなかうまくいかない。
サカナクションの新しいアルバムを聴いたら、戦隊モノのオープニングみたいな曲があってそれが気に入って繰り返し聞く。
しかし脚本は進まぬ。うーんと唸っていたら映画の上映時間になったのでそちらに向かう。

『ウィーアーリトルゾンビーズ』を見た。

開始5分でぼろぼろ泣いてしまったのは、自分がやりたかったことを全部やっている映画だったからだ。
何度も泣いてしまった。しかし、何で泣いているか全く説明できない。
「エモいとか古っ」と劇中の彼らが言うように、エモいを否定しつつ、でも膨大な量のセリフと狂ったカメラワークと8ビットの中から浮かび上がってくるものを言うならば「エモい」のだ。
長久監督の前作「そうして私たちはプールに金魚を、」もこのクソみたいな人生を生きていくことがテーマだったけども、それをさらに推し進めたような内容だった。
世間の空気とか、人生とか、世界とか、やっぱりクソで、良いことなんてないかもしれない。
それでも走り抜けるしかない。
最後に流れる音楽のタイトルは「zombies but alive」。ゾンビだけども生きている。
生きてるか死んでるかわかんないような人、クラスで隅っこだった人、陽キャグループにも馴染めなかったし、かといってオタクグループにも馴染めなかった人、音楽が好きな人、映画が好きな人、そしてとにかくあなたに見てほしい映画だった。
上映館が少なくなっているそうだ。とにかく残念すぎる。これは10年後のカルト映画じゃないし、隠れた名作でもない。今やってる映画なのだ。
時間がある方、ぜひ見てほしい。合わなかったら合わなかったら怒られてもいい。
でもこの作品が合った人とはぜひ会釈くらいはしたいなと思った。


ウィーアーリトルゾンビーズのことを考えながら帰宅。ずっとサントラを聴き続ける。恋に落ちた人のようにこの映画のことを考え続ける。
またちゃんと感想を書こう。

長久監督に自分の書いた作品をいつか読んでほしいなと思った。読んでもらえるように頑張ろう。

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