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還元剤・アルカリ剤・pHを紐解く

【薬剤の考え方】

こんにちは!
ツチヤゴロクです
今回は薬剤の考え方についてまとめてみました


薬剤って聞くと、

「ちょっと苦手、、」
「あまり好きじゃない、、」

ってネガティブワードがいっぱい上がってきそうですね(汗)


ちなみにボクはと言うとそもそもケミカルは嫌いな方ではない、、
ただ1番好きかと言うとデザイン作る方が当たり前だけど好き

では、なぜ研究者と意見交換するまでになったかって言うと
ただただ失敗するのがホントきらい
それだけです。

なので納得いくまで調べて、試して、自分のものにしていくのがボクのやり方ですね。


ちなみに、
ボクは気になることは知っておきたい方なので、めちゃくちゃウイッグで化学の実験をやって自分の中の正解を作っていった感じです!

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気がついたら周りの美容師より詳しくなってたし、インスタグラムでもあげているパーマ好き美容師が最低限知らないといけない

“3つのこと”の大事さに気がつけました
  👇 👇 👇

 💫還元剤  
 💫アルカリ剤 
 💫pH

ホントこれをよく感覚で昔は矯正やデジパーかけていたなって思ってます(あ、ある程度は知ってましたよ汗) 


今回はその辺りをボク的にもっと深掘りしてお伝えしていきます。

とここまで偉そうに語ってますが、パーマ系が上手な人は皆知っていることだったりします。

だからこそ、ホントは知っておかなければいけないコトですよね。

ただ意外とこれをしっかり説明できる美容師少ない気がします、、
ちなみにこれって料理の世界で考えると、塩や砂糖のようなもの、、
調味料を知らない料理人の料理食べたいですか?
みんな答えは

NO!!

、、、ですよね(汗)

なのに美容師はそれを

“感覚”

という名の素敵なワードで
オブラートにつつみがちな気がします
あ、誤解しないでもらいたいのは “感覚” はとっても大事!!
ただそれは最低限の知識のもとにある最強の武器!!

その武器を全開に発揮するためにこの3つのこと

還元剤 /    アルカリ剤 /    pH

が、ある!
そう感じてもらえると頭に入ってきやすくなりますね


そんな感じで細かく紐解いていきまーす☺️




【還元剤の役割と種類】

役割…シスチン結合(S−S結合)をきる

種類…チオグリコール酸/システイン/GMT/システアミン/スピエラ/
   チオ グリセリン、、etc

ここで理解してもらいたいところ!!
クセを伸ばしたりカールをつけるのは

“還元剤”

ってこと!!
アルカリ剤ではないですよ(苦笑)
で、各還元剤の特徴を下の表にまとめました

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※性質の補足
 S-1(親水性)に相性の良い還元剤 → 波状毛など
 S-2(疎水性)に相性の良い還元剤 → 捻転毛など


一般的なことをざっくり表にしてみましたが
ここからボクが感じる各還元剤(ボタン流ストレートで使っている還元剤)の特徴を話そうかと、、



⭐️チオグリコール酸アンモニウム 
 S−1 しっかりゆっくり還元で+S−2

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