休日サイクリング
小金井公園内にある、
江戸東京たてもの園に行ってきた。自転車で1時間。練馬から案外近い。遠いと言えば、遠い。帰りがあるからね。私たち夫婦がよくする休日サイクリングの一環。本当は多摩湖まで行ってみたいが、倍近い距離がある。今回はその足馴らし。9:30発。
10:30小金井公園着。お嫁さんは駆けつけ一串。くるみ味噌団子。
お嫁さんは朝食抜き。俺は出る前にお茶漬けを食べたので串はなし。この後のランチにお目当ての中華があるしね。
小金井公園は前に元キラー村松ｊｒ. が主催のバーベキュー会が開かれた場所。見覚えある。あ、あの炊事場、懐かしい。すべてが後ろに過ぎ去っていく。
園内併設のドッグランのケージの中では犬が元気に走り回っていた。よくよく考えると飼い犬って走ることないのか。俺も犬が走る姿をあんまり見たことないや。超速い。超鋭い。
小金井公園を散策しているうちに自転車でかいた汗が冷えてきた。たてもの園に入ろう。スマホを開く。注目の藤井聡太王将－羽生善治九段の王将戦第五局、戦型は横歩取りの青野流に進んだようだ。
江戸東京たてもの園は、
屋外に様々な建物の展示がある園だった。屋外なので温まらない。引き続き寒い。常盤台写真場、三井八郎右衛門邸、と二軒見たところで、「あとは流し見てランチの中華に行こうぜ」とお嫁さんに提案。吉野家（農家）、八王子千人同心組頭の家と、たてもの園の西ゾーンを流し見て中央ゾーンへ。入園した時から目を引いていた瀟洒な建物の番が来た。
このオシャレなデ・ラランデ邸の中では喫茶店が営業しているという。覗くと内装もステキ。店先の看板には美味しそうなカレーにビールの写真が写る。お嫁さんはパフェに惹かれる。大きなビンに入ったパフェ。入るか。寒いし。
カレーもビールのうまかった。何より、たてもの園で喫茶した、という記憶を作れたのがすばらしい。お嫁さんはパフェが小さいとガッカリ。看板の写真では大きそうに見えたビンが小さなビンだった。コーヒーは美味しかったとのこと。ゆったりと時間を過ごし邸を出る。温まったか温まらなかったかで言うと、そんなには温まらず。外気とツーツーの場所に席を取ったゆえ。
中央ゾーンでは、前川國男邸を外だけ見て、ステキだねえと通り過ぎたのは惜しいことをした。前川國男自身が建築家で、邸宅内も居間が吹き抜けになっていたりして、シャレオツなものだったようだ。
東地区では、子宝湯に入邸した。うむ、銭湯だ。万徳旅館にも入った。展示の終わりが見えてきたから、寒いながらも、ラストスパートをかけられる。万徳旅館は時代劇に出てきそうな旅籠の外観ながら、1999年まで青梅市で営業していたというから、それには泊まってみたかったとの感想を持った。
東の広場に最近、職員の手によって作られたという竪穴式住居があった。中には入っちゃダメだとされていたが、これには入ってみたいとの感想を持った。
たてもの園内の全ての建物に関して、一言いうならば、移築というのが良くわからない。一回解体してから、場所を移して、建て直すというのが何だろう、うん、家って解体して組み直せるものなの？
そんな疑問に答えるように、最後に寄ったミュージアムショップに、デ・ラランデ邸の移築施工書が売っていた。お嫁さんがそれを手に取り感嘆した。
「1個1個、柱をバラシてメモって、それを復元するんだよ！」
まあ、そうするしかないのか。そして、そら大変だ。
さて中華だ。
同心居という屋号。食べログ星3.4。グーグルさんを開いて向かおうとしたところ、ランチ営業は14:30までと知る。この時14:00。入れるけど、あわただしいか。近くの花小金井駅前にお店はありそう。じゃあ、そこにするか。
花小金井の駅前、大したことなし。あ、餃子の満州がある。口が中華になってたからここにしよう。町中華があれば、そっちの方が良かったけど、なかった。俺は肉ピーマン細切りセットとビール。お嫁さんは辛マーボー麺セット。まあうまいとしたものだ。スマホを開く。「あ、羽生さんがよくなってる！」 藤井君の４五桂が、踏み込んだ手ながら、踏み込みすぎの可能性がある。
店を出る。
曇天が深まる。風が強い。自転車倒れてる。帰りが思いやられる。
「シャトレーゼまで頑張ろう」とお嫁さん。
「中間地点にシャトレーゼがあるの？」
「いや、けっこう近い。っていうか近所」
シャトレーゼで俺はマロンパイ、お嫁さんは草餅。
17:00自宅着。
王将戦は羽生さんの長考が続いている。長考に好手なしとは、よく言う。藤井くんの４五桂も長考後。ガンバレ羽生さん！ ほどなく羽生さんが一手指して、羽生さんの有利が消えて、藤井君有利の評価値になった。まだまだ。
そうそう、昨日のお嫁さんの作った料理は、
１．春菊のサラダ、グリルチキン乗せ
２．里芋とイカの煮物
３．タラのグリル香味野菜あんかけ
でした。
チキンがうまかった。写真を撮るの忘れた。代わりに俺のお茶漬けの写真を。
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