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オオタニサン

 オオタニサンがホームランを打った。カラオケ深夜バイトの帰りに知った。自転車のホルダーにスマホを置いて、野球速報のアプリをオンしていた。トラウトがホームランを打った画面は見た。開幕戦、第二戦と打ててなかったのでよかったなと思った。次はオオタニサンだ。目を離して、もう一回スマホを見ると、打者はレンフローと表示されて、オオタニサンの打席は終わっていた。得点が6-0になっていた。可能性として、オオタニサンがホームランを打つしか6-0になりえないシチュエーションだ。出場選手成績のページを開くと、オオタニサンのホームランの欄に1の数字が立っていた。ああ、打ったのか。すげー。

 WBCはこってり見た。今でも関連記事をこすってる。まだ味がする。おもしろかった。談話に最高のチーム、最高の仲間たち、最高の雰囲気と最高が並ぶ。最高のベタ塗りに、すこし気持ち悪さを感じる。記事の読みすぎだ。

 明日もオオタニサンの試合がある。あさってにはもう2回目の登板だ。それがこれから半年続く模様。これは相当な生活の彩となる。ありがとう。ただ打たなくなったり打ち込まれたりするのが続くと俺はもう見なくなる。申し訳ないなと思う。

この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。