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東京クリスマスマーケット2023

 東京クリスマスマーケット2023に行ってきた。@神宮外苑。ドイツ由来のお祭りで11月23日からクリスマスまで神宮外苑に屋台が立つ。すごいロングランだ。他人事ながら客の入りが心配だ。

 我々夫婦が訪れたのは12月に入ったばかりの日曜日。俺自身の気分にクリスマスはない。でも盛況だった。俺の目当てはビール。本場ドイツのお祭りということでクラフトビールが全面に押し出されている。ドイツにはオクトーバーフェスというものもあった思う。ビールを飲むお祭りだ。オクトーバーは10月なので、ずいぶんとスパンが短い。さすがは本場である。

 1か月のロングランなのでお店はテントではなくヒュッテと呼ばれる常設の小屋で営業している。その屋根には雪だるまが乗っていたり、トナカイがそりを引いていたり、飾りつけがされている。

 それぞれのヒュッテがザクセン(仮)とかドイツっぽい屋号を掲げている中、唯一、本郷ベーカリーという、元の店が伺える屋号が気になった。

 異国情緒の中にあってその異端は引きが弱い方に働き、店の前にお客さんはいない。しかし結果を言うと、このヒュッテのレカビッセンローストビーフサンドとクラムチャウダーがうまかった。他フュッテが提供するフードは、このイベントのために集められた業者さんのものという感じを受けた。本郷ベーカリーには店のプライドがこもっていると感じた。

 ビールとグリューワイン(ホットワイン)はうまかった。東京クリスマスマーケットにお嫁さんと行ったという経験はプライスレス。

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 3時間ほどクリスマスマーケットに滞在して俺はお嫁さんと別れ、観劇に向かった。観たことのある劇団の公演。出演したことさえある。俺の観劇経験で屈指の短編を作った劇団だ。一方で長編はもう一歩の印象。今回もそんなだった。演出に割くパワーが一定量だとすると短編よりも長編はゆきとどかないという理屈をなぞらえた。長編には短編の10倍の演出パワーが必要なんだろう。もしくは演出なんかいらないぐらいの引きが強いストーリーが。あの天才的な演出を生かすために脚本を書き上げてから企画を立ち上げるということはできないのだろうか。感想としては辛口なのでこそっとクリスマスマーケットの日記の後ろに付けました。

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 動画も作った。順番としては深夜バイト→動画→UBER→クリスマスマーケット→観劇。

 なかなかちゃんと喋れなくて6テイク撮った。何回か帰ろうとして、でも…と引き返して撮った。空が白んできたのであきらめた。

この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。