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年の瀬までけんかする夫妻

12/31 15:00

2022年が間も無く終わろうとしている
誰もが平和に、穏やかに過ごしたいそんな時間に
夫婦喧嘩をしていたのは、我が家くらいだろうか

夫婦喧嘩の発端はひょんなこと

『大晦日をいかに過ごすか』
という、なんとも平和な内容だ

暇さえあれば寝ていたい夫と
暇さえあれば動きたい私の
いつもの平行線な話し合いが始まった

『年末年始くらいゆっくりしたい。というか疲れてる。ゆっくり昼寝させてくれ。』という夫に
『一年の最後の日くらい家族で何かして過ごしたい。普段好きなだけ休んでるんだから、今日くらい家族で過ごせばいいじゃないか』という私

夫と私は本当に価値観が逆で

いつも寝てたい夫vsいつも動きたい妻
お金がたくさん欲しい夫vsお金に執着がない妻
記念日を大切にしたい夫vs記念日っていつだっけの妻
季節のイベントに興味がない夫vs暦が大切な妻
放任主義な夫vs過保護な妻
家族の集まりが面倒な夫vs家族の集まりが好きな妻
狭く深い友達付き合いの夫vs広く浅い付き合いの妻
お酒に興味がない夫vs飲み会大好きな妻
今が大切な夫vs人生の目標を見つけたい妻

あぁ、あげるとキリがない


そんなわけで、喧嘩になっても話は平行線なことが多い

会話は続くよ、どこまでも

と口ずさんでしまうほど、どこまでも平行線だった


どこまでも平行線な会話に飽きてしまい
私の記憶は結婚当初まで遡った


予想外、で始まった私たち

ステップファミリーの我が家

わたしには、再婚する予定はまるでなかった
結婚というのは私には不向きだと思ったし
今でこそ元夫とも仲良くやり取りはするものの
離婚云々していた当時は
やはりそれなりの事があり、とても辛かった

かつて大切だった人たちとあんなことになるくらいなら もう結婚なんていいや
と思った

だから夫といつのまにか付き合うことになった時も
結婚する予定は初めからなかったし
看護学校を卒業したら、わたしは東京に行くと決めていた
新生児看護をするなら最高峰の病院で学びたいという私の野望があったからだ

一人息子で大切に育てられてきた地元をこよなく愛する夫に
『わたし東京に行くから。今までありがとうね』
と突然告げた際
『なら俺も行こうかな』
と即座に言われた時は『?!?!』となったものだ

『来たいなら来るのはいいけど。責任は取れないよ』
と、愛も思い遣りもない言葉を返すも、
夫はニコニコしながら『おっけー!』とついてきてくれたのだった

よくもまぁ、こんな女についてくる男がいるなぁと思ったものだ
基本的には優しいはずの私だが、自分の目標を前にすると血も涙もない自分がいることは自覚していたからだ
夫は『そこがいいところだよ!』とほんまかいなと思えることをニコニコと言いながらついてきた(言い方!)


籍を入れないという選択肢もあったけれど
大切な一人息子を奪う形で連れていくからには、それ相応の対応をしたほうが良いか…と入籍した
(責任取ってるな)

私たち夫婦の始まりはそんな感じだった

私の暴走ともとれる行動に
夫がウンウンと頷きニコニコしながらついてきてくれる
それが私たちの在り方だった
夫のことを優しいなと感じることも勿論あったけれど、そんなに私のこと好きなんや、ふーん。くらいの気持ちだった
(いやほんとひどいよね)


セカセカ男とバランス女

しかし結婚6年が経ち、その在り方がいつのまにか
形を変えていたように思う


あのいつもニコニコウンウンしていた夫は
いつからかニコニコウンウンを封印した

今まで実家で暮らし
何不自由なく気ままにのんびりと生きてきた一人っ子の夫は

いきなり母•息子という出来上がった家族に入り
友達もいない東京という土地で
仕事をしながら家事をこなしセカセカと生きてきた

ニコニコウンウンと はんなりと京都弁を話す面白い男は
いつのまにかいつも疲れ、家事育児を淡々とこなせる標準語を話す男になった

一方で
『責任取らないよ』と言っていた野望に溢れる女だったはずの私は
家庭をうまく回すために転職をし、家庭と仕事のバランスをうまく調節するつまらない女になっていた


と気づいたところで
意識は現在に戻る

平行線なように感じていたけど、
はじめのことを思えば夫も私も譲歩しあっているはずだった

気ままにのんびり穏やかに暮らしたいのに
セカセカと生きている夫

セカセカと自由に歩き回りたいのに
家庭のバランスを見て動けない妻

なんやこれー!!

そう思うと、おそらく私の中で前回の結婚のことが頭にあったのだろうと思う

子供や義両親のことを思うともう一度離婚するという結末は避けたい…‼︎(夫は自分の意思で来たのだから、どうなろうと自己責任。と思うあたりが冷たい)
という思いが、なぜか自分自身を大きく曲げるという荒技に出ていたように思う

夫も然り
『来たいなら来れば。責任は取れないけど』
と軽々しく口に出せるバツイチの女と暮らしていては、
『ごめん、やっぱ無理やったわー!』と自分との関係も軽く解消されるかもしれないという思いが無意識のうちにあったようだ


グッバイ 2022&セカセカマン&バランスウーマン

そんなわけで私たち夫婦は2022年にこの6年間の夫婦の在り方を置いていくことにした

これは夫婦関係を解消するという意味ではなく
お互い本当の自分を取り戻して好きに生きようぜ
という話だ

むしろよく6年この在り方が続いたなぁ

夫は本来であれば
働かなくて済むなら週3くらいで働きたい人で
(働かないのは嫌らしい)
私は趣味は仕事ですと言いたい人なので

本来の自分をお互いに取り戻すために走り抜く2023年になれば良いなと思う

お互い1番自由でありたい家庭で
息苦しくしていたなんて
なんて間抜けだったんだろう

本日12/31は私たち夫婦の独立記念日
(記念日は覚えられないけれども)

2023年では家庭でも仕事でも
『自由に自分のあり方を選択し、実現する』
を体現するBoshitoな一年にできたら良いなと思っている🐇


今年も一年 ありがとうございます!!

改めまして、今年noteでTwitterでonlineで繋がれた皆様
この一年本当にありがとうございました!

リアルで出逢う人以外とは怖くて関われない
自分のこと話すの苦手
なわたしが、こんなにたくさんの方々と関われて、自分のことも発信できるようになり(しかもこんな話まで)
自分の中では変革の一年だったように思います

とくにTHE COACHで出逢えた方々とは
これからも一生付き合っていきたいな
と思える本当に素敵な方達ばかりで。
ああ、今まで生きててよかったなぁと
ウルウルしちゃう。。

2023年は皆さんに会いに全国回れたら良いな。

今年最後のnote何書こうかなーと悩んでたんですが、
出逢った方々に
『愛の人』とか『マリア様みたい』とか『包容力』とか言っていただくことが何故か多くて
くすぐったい気持ちもしつつも
えへへへ、とめちゃくちゃ喜んでいるんだけど
いやいや、私もっと冷酷なとこあるんやけどな
と思う節があったのでこんな話を書いてみました😂

占いでもいつも
『表面は月のように穏やかだけど
中身は炎のように燃えまくるギャップのある女』
と言われがち。

2023年は
自分らしくやりたいことに向けて正直に。
でも、血も涙も愛もある肉肉しい私で行こうと思います
ふふふ✌︎

それではみなさま、
良いお年をお迎えくださいませ!

今年出逢えた方々と
今まで支えてくださった方々と
目尻の皺が可愛くなってきた夫に愛を込めて

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