生後56日 友達にも子どもが産まれた

産まれたっていうか、友達が子どもを産んだ。つい先日。本当にお疲れ様だった。同級生だねーとか同じ女の子だねーって話をして写真を見せてもらうと、当然だけど小さい。新生児って小さいなぁ。

最近の赤子はちょっとだけ授乳回数が減って大人しく一人遊びしてる時間が増えた…かと思いきややっぱり授乳回数がアホ多かったり抱っこしてないとぎゃん泣いたりして一進一退の攻防を続けている。それでも、友達の赤ちゃんと比べると明らかに大きくなった。新生児の時の写真と見比べても明らかに縦にも横にも大きくなってきていて、顔の感じも変わってきた。肉付きがよくなり、一ヵ月くらいで新生児サイズからSサイズにサイズアップしたおむつが既に太もも回りがきつそうになってきている。おいおいこの時点でMになっちゃうの?まだ1パック残ってるんですけど?まだまだ一日何回もうんちしてるしコスパ悪いよ??と戦々恐々としている私の心境もいざ知らず、むちむちと進化している。

あとは拳をしゃぶるようになった。あーうーと声っぽいものも出すようになった。夜は特にお喋りになる。眉毛もしっかりしてきて、泣かずに起きている時間も少しずつ増えた。夜も割とよく寝ている。

成長しているんだなぁ、と改めて思った。毎日のことだと気付かないけれど、本当に少しずつ。でも着実に。

友達の赤ちゃんは写真でも動画でも可愛く見える。今見返すと新生児の頃の自分の赤子の写真も当時よりずっと可愛く思えた。当時は可愛いと思えないんです、どうしたらいいんでしょうか、私が母親になんてなれるんでしょうかって助産師さんに話を聞いてもらって毎日泣いてたのになぁ。得体の知れない生き物というか、本当に自分の子どもなんだろうか、子どもって何なんだろう、怖い、という意識ばかりで世話をするのも義務のように思えていた。産んだら無条件に可愛い、目に入れても痛くない我が子ってなると思ってたのにどうしてそうならないんだろう…という戸惑いも大きかった。少しずつ私の意識も変わってきたんだろうね。

あーうーとか喋ってる赤子を見ると、変な生き物だなぁという意識はあるけど、可愛いなぁと思う。我が子を可愛く思う気持ちなのか、ペット的なものを可愛いと思う気持ちなのかはいまだに区別がつかないけど、怖いよりも可愛い気持ちが増えてきた。一人で排泄や食事どころか、寝返りすら打てない不自由さ。必死に空をかいて泣いて私を呼ぶことしかできない無力さ。可哀想可愛いというか、愛しいなぁと思う。

友達は遠方に住んでいるのでなかなか会いに行けないけれど、会いに行けるようになった頃にはこの赤子と彼女の赤ちゃんの二ヵ月近い差はほとんどないものとして縮まってるんだろうか。私にとっては大きな二ヵ月だった。来週で二ヵ月になる赤子と長かったようであっという間の56日。

私も生後56日の母親なんだよなぁ。毎日のことだと気付かないけれど、本当に少しずつ。でも着実に進化してるって思いたい。

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