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重い腰を上げたJRA ネット進出本格化へ

年末のクソ忙しいタイミングでJRAがとんでも情報をブッコんできました。

一つ目、はやり病感染症対策への支援(2022年度)について
 →これは分かる。
二つ目、2023年度 払戻金の上乗せについて
 →これも分かる。
三つ目、京都都競馬場グランドオープンについて
 →今じゃないけど、まぁ分かる。
四つ目、競馬法100周年記念事業の実施について
 →まぁ分からんでもない。
五つ目、JRAレース動画のネットライブ配信について

 →はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!?!?!?!?!

これだけの情報を月曜日に一挙出しするJRAさん、あんた最低だよ・・・・


■はやり病感染症対策への支援(2022年度)

とりあえず順番に見ていくと、昨年、一昨年に続き、はやり病感染症対策の支援が発表されました。

毎度毎度思いますが、これだけの支援をしている事を一般の方々はどれだけ知っているのでしょうかね。令和の時代になってもギャンブルだなんだって喚く輩がいますが、毎年の国庫納付金だけでも2000億円以上、こうした被災地支援やパンデミック時の支援を約150億円も拠出している一企業なんてほぼ無いですよ。

中央競馬サークルでは、皆様のご理解をいただきながら被災地支援に取り組んでおります。皆様の温かいご協力に対しまして、改めまして深く感謝申し上げます。』(JRAのHPより)

ギャンブルの側面があるからこそ、こうして周りに感謝しながら経営しているんです。社会貢献活動を謳っておきながら、義援金の一つもしない、社員を奴隷のように使う、コンプライアンスどこ行った?という法令順守精神の一般企業と比べたら雲泥の差だと思いませんか。国民生活そっちのけの政権与党と財務省に聞かせてやりたいですよ。

JRAのHPに記載されている被災地支援だけ59億8000万円、はやり病関係の支援で146億4000万円、合計206億円を東日本大震災以降の10年そこらで拠出しているんですよ。好きなれとは言いませんし、文句を言うなとも言いませんが、『敬意を持て』とは声を大にして言いたい。



■2023年度 払戻金の上乗せおよび京都都競馬場グランドオープンについて

2023年度払戻金の上乗せは、ほぼいつも通りなんでスルーして、京都都競馬場グランドオープンについては正直、今じゃないと思いますが、来春に再開するとのリリースだけですね。コンセプトとか特徴とか書いてありますが、そんなものはどうでも良くて、馬券を買う競馬ファンからしたら馬場状態がどうなんだってところが一番のところ。京都競馬場の愛称を「センテニアル・パーク京都競馬場」にするとか、すこぶるどうでもいい笑

ただ、その影響で私の大好きな京都1200の準OP、山城Sの競走名が「センテニアル・パークステークス」に変更されるらしいです。それは嫌だ。今回だけならともかく、再来年以降も変更されるなら猛反対です。シンザンゲートも三冠ゲートに名称変更されますし、ビッグスワンもステーションサイドと呼ぶんですって。

なんでこういう変えなくてもいい所を変えるんでしょうかね。条件クラスの名称変更なんてまさにそうですよ。中身が変わっていないのだから、新規競馬ファンのために表面だけ変えてどうしますか。本当に1勝クラスは1勝馬のみ、2勝クラスは2勝馬のみってんならともかく、馬柱見たら2勝、3勝した馬が出てますよね。地方からの出戻りだとそういうケースもあるんですよ。

じゃあ変更の理由である新規競馬ファンに、それをどう説明しますか?なんで1勝クラスに2勝馬が出てるの?って聞かれて、〇地だからって答えたら、マル地って何?ってなるでしょ。そしたら元地方馬は賞金の計算方法が~って説明しなきゃイカンのです。それなら500万条件、1000万条件のままで、中央馬でも、マル地でも賞金が500万以下、1000万以下の馬が在籍するクラスだよって説明した方が早いですよ。なぜ、それが分からないのかなぁ。


■競馬法100周年記念事業の実施について

それから競馬法100周年記念事業の実施については・・・・いります?確かにそうなんだけど、これをするなら殿堂入りしている競走馬や関係者の名前を付した競走を創設するとか、競馬発展の礎の一端を担ったであろう顕彰者を騎手・調教師以外から選ぶとか、100周年に見合う記念事業があるでしょうに。

それが競走名を変更します、展示企画や馬事振興を通じて100周年を広く発信していく、記念切手出します、で終わるなんて、競馬マニア以外には響かないだろうなぁって素で思います。



■JRAレース動画のネットライブ配信について

そして最後にJRAレース動画のネットライブ配信についてですが、キタコレなのは間違いないですが、ぶっちゃけグリチャどうすんの?って気持ちが先です。しかもレース動画のみで、それ以外の動画や情報は配信しないって事はパドックやオッズ、調教といったグリチャやWINSなどで見られる動画は見れないって事ですよ。どうせやるならそこまでやればいいのって思いますね。

それにレース動画にファンファーレは含まれるんですか?ゲートインのところから見たいんですが、そこはダメですか?オイタをする馬が居たり、放馬する馬が居た場合はそのまま動画流します?いったん止めます?場合によってはローブティサージュのような悪質な事件が公になるから、そこら辺はスルーします?

というか、ライブじゃなくてもいい派なら現状でも15分くらい待てば見れるわけじゃないですか。だったらグリチャをそのままネット配信した方が早いし、ファンの支持を得られると思うんですよね。せめてTVと同じように15時から1時間だけとかに限定すれば、有料会員との差別化が図れるじゃないですか。

あるいはレース後の動画をもっと見たいです。特にGⅠや重賞などで入線後に戻ってくるシーンとか、検量室前とか、勝利ジョッキーインタビューまで流してくれたら仕事中でも見ますよね笑 地上波やグリチャがやってることをネットでやってくれたらTVの前に陣取らなくてもいいし、アーカイブで見れたらレース以外の部分も注目が集まると思うんですよ。

そういう動画で私が特に印象に残っているのは川田がダービー勝った時の入線後のシーンです。マカヒキとサトダイは非常に僅差で入線したのですが、迷ったのか2頭とも帰りを少し遅らせたんですね。写真が出るまで時間が掛かるので仕方なく両馬ともダートに入って地下馬道に入る直前まで時間を掛けて戻ってきたのですが、サトダイのルメールは分が悪いと思ったのか川田を指指して先に地下馬道に向かいます。

その後マカヒキ川田が地下馬道入口まで来たところでちょうど画面が川田に切り替わったのですが、そのわずか2秒後に掲示板に3番の表示が出て、川田が天を仰いで歯を食いしばって頭を下げるシーンが綺麗に見れたんですね。

これは泣きましたねぇ~川田嫌いですけど、これは泣きました。まるで漫画とかアニメで見るようなもの凄く綺麗な流れで川田の泣きシーンが見れたわけですから。

これはNHKの放送だったんですが、他の民放だったらこうは行きませんよ。結果が出るまで映像を戻さず、長々と競走馬を映し続けるなんて呼んだゲストに申し訳ないですし笑 だからファンファーストで考えるならNHKのような映像が良いのです。それをJRAがやってくれるなら万々歳です。何もレースだけが競馬の見どころじゃないですから。何なら海外のように馬上でインタビューしたっていいんですよ。

まぁこれで地上波やBS、グリチャ民は困ったでしょうね。ますます視聴率や契約者が減っていくような気がしますが、それでも新規の競馬ファンにメイン競走の時間にTVの前に居ろって言うのは、今の時代難しいのかなって思いますねぇ。

私も若かりし頃はレースのためにデートを中断したり、授業や仕事を抜けだしたりしたもんですが、今の時代それやったらすぐにポイ捨てされるでしょうし、白い目で見られるのは間違いないでしょう。下手したら学生生活、社会人生活に関わる問題になるかもしれません笑 そういう意味では良い時代になったなぁと思います。

ともかく、どうなるか見てみましょう。


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