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何度でも支援をする!JRAの価値を示せ!

11/9付のJRA発表によると、はやり病の追加支援内容が決定したそうです。
6/22付で発表された宝塚記念の売上から拠出された支援金は、以下のように拠出されました。

2020年コロナ対策支援 (1)

そして今回の追加支援は9/21のJRAアニバーサリー当日の売上から拠出されるものであり、その内容は以下の通りです。

2020年コロナ対策支援 (3)

ついに日本赤十字社に出すんですか。大物ですね。私個人はあまり赤十字に良い思い出が無いので、医療機関や自治体、畜産関係の団体などをしてほしかったなぁと勝手に思っています。あと、JRAファシリティーズからも出すんですね。

これにより、はやり病による支援内容は以下のようになりました。

2020年コロナ対策支援 (2)

JRA単体からの拠出金が100億を超えましたね。これってガチですごい事なのでは?以前にも同様の記事の中で触れていますが、JRAは社会的責任として様々な被災地支援を行っています。JRAのHPで確認できるだけでも合計で5,981,406,057円(約60億円)にも上る支援だけでも素晴らしいのですが、それとは別にはやり病関係だけで100億円ですよ?過去には阪神淡路大震災でも59億円を拠出しているそうで、これらを全て合わせたら220億円もの金額を拠出している事になります。

こんな一営利団体あります?

日本国内にある大企業でこれほどの支援を行っている会社ってあるのでしょうか。あるなら教えて欲しいですね。その企業めっちゃ応援しますよ。


それにご存知の通り、JRAは国庫納付金も納めています。有名なのは売上の一割を無条件で収める第1国庫納付金ですね。式別毎に控除率が異なるのでぴったり一割ってわけじゃないんですが、金額で言うと大体2~3000億円くらいでしょうか。一番多かったのは平成9年の4000億円です。

それから各事業年度で利益は、その半分が第2国庫納付金として納付されます。普通の会社が考えられない数字です。法人税の実効税率50%と聞いたら、誰だってこの国から逃げ出すんじゃないでしょうか(笑)それでも文句も言わず、黙々と納付しているんですから大したもんですよJRAは。もちろん利益が出なければ払う必要はないのですが、ギャンブルの胴元が利益が出ないわけ無いんですよね。

JRA発足後、何回か赤字決算になっていますが、1959年(昭和34年)以降、平成23年の東日本大震災の影響による赤字以外は全て黒字決算です。その時は支援金で50億円、福島競馬場等の復旧工事で56億円も拠出していますから赤字でも仕方ないでしょう。過去最高は平成3年の1041億円であり、近年では2~300億円前後が納付されています。

ちなみに、納付された国庫納付金は一般財源に繰り入れられますが、その内3/4は畜産振興関係に、1/4は社会福祉関係に活用されています。

こんな感じで、なんだかんだギャンブルのくせに・・と思われている競馬ですが、毎年3000億円も国庫に納付し、災害時には別途多額の支援まで行っているのです。JRAに足向けて寝れない人だって中にはいると思いますよ。

でも、感謝しろとか何とか言うつもりはないのです。困っている人を助けられる範囲で助けるのは当たり前の事ですから。ただ、批難する前にやってる事をしっかり見てくれと言いたい。日本の政治でも、アメリカの大統領戦でも、何をやって何をやらなかったのかを見ないで、上辺だけで判断するのは良くないと思いますね。まぁ私個人も結構、福永とか攻撃してしまうのですが・・・

ともかく、これからもJRAは支援を続けますよ。社会に貢献します!って言いながら実際はほとんど何もしない会社より、実際に行動で示すJRAの方が遥かにマシですからね。


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