ホー騎手の短期免許の結果は？

チャクイウ・ホー騎手の短期免許ですが、先々週に終わってましたね。すっかり忘れていました。ホー騎手は他の短期免許の騎手と比べてどうだったのでしょうか。早速見ていきましょう。

まず、約ひと月となる10日間で64鞍に騎乗し、5-4-4-51の成績でした。これは今年来日したCデムーロやレーンと比べるとかなり低い数字です。例えばCデムーロと比べると勝率は約35％、連対率は約28％、3着内率は36％ほどしかなく、レーンと比べてもそれぞれお約41％、約38％、約45％と半分以下の数字しか残せていません。これはそもそも有力馬に乗れなかったことが主な原因でしょう。

Cデムーロの場合、全体の30％が1番人気、77.8％が1～3番人気という圧倒的な馬質でしたし、レーンも36％が1番人気、68.9％が1～3番人気ですので、そもそも論として1番人気が3％、1～3番人気に15.6％しか騎乗できないホー騎手が彼ら並みに勝つ事はまず無理でしょう。

ただ、それ以外の騎乗馬では3着内率0.148とレーンの0.289には及ばないものの、Cデムーロの0.125を超えています。レパードSを7番人気のカフジオクタゴンで勝ったほか、8番人気での勝利、10番人気で2着など中穴以下でも結果を残している点はさすが日本に来るだけはあるといったところでしょうか。

WASJに参戦した最終週以外は毎週勝ち星を挙げている点も評価できますが、一方でダートの成績は芳しくなく、レパードS以外は連にも絡めていません。ダートは不慣れなんでしょうか。馬質が整って、もう少し経験を積めばシュタルケやバルジュークラスにはなれそうな気がします。

来年はどうするか・・・・また夏に来るんですかね。香港は夏スタートで、大レースは冬から春ですから、その時期に参戦するのは難しそうですよね。できればもう少し早い時期、6月中旬くらいから参戦してみたらどうでしょうかね。福島とか合いそうな雰囲気はあるんですが。

ともかく、レーン並みにバカスカ勝たなかったのは嬉しいですが、もう少し馬質が良かったらなぁと思わざるを得ませんね。やっぱり競馬は馬質が重要なんです。一頭一頭の成績であれば腕勝負ですが、一定期間を通しての成績となると馬質が超絶重要なファクターとなりますからねぇ。そういう意味ではもう少し馬質が良いホー騎手を来年見てみたいです。関係者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。