やはり継続・・日本ダービー無観客競馬で実施
JRAは23日、コロナの感染拡大を防止するために行っている無観客競馬について、5/31まで継続して実施する事を発表しました。これにより2020年の日本ダービーは無観客で行われる事になります。やはりというか、まぁそうだろうなという気持ちですが、実際に発表されると何とも寂しい気持ちになりますね。6/6以降の開催については改めて知らせるとの事ですが、現状を鑑みると継続される可能性は十分にあります。
それで、この情報が流れた時に様々な媒体の記事を読みましたが、JRA理事長のコメントや、無観客で行われたダービーについて触れている記事は少なかったですね。それなりに一大事で理事長がコメント出してて載せないのは何か制限があるのでしょうか。残念です。無観客の日本ダービーについても、戦時中の悲運の名馬カイソウ以来の出来事ですが、そういう情報はライト層には面白く新鮮に写ると思いますし、そういう部分から競馬の歴史や魅力に触れていく事も大切だと思いますよ。
ちなみに私は書籍で歴史を学んだクチです。馬券に関しては小が・・ゲフンゲフン・・若い時からやってましたが、競馬の歴史は大川慶次郎先生の書籍などを古本屋で買い漁って読んでました。馬券ではなく昔の競馬を主題にした本って古本屋には少ないんですよね。新刊で買えばいいと思うかもしれませんが、新刊を買うには『馬連6頭BOX分か・・』とか思ってしまうので、手が出せなくて苦労しました。
今はネットで調べられるし、電子書籍で購入できるので、かなり楽になりましたよね。ただ、何を読んだら(調べたら)いいか分からないとか、わざわざ本を買ってまで知りたくないといったライト層には、こうしたニュース記事にちょっとした歴史を盛り込むだけで意外と興味を引けると思います。『前回の無観客ダービーは戦時中か・・能力検定?カイソウ?菊花賞でコース誤認でレース不成立?なんだそれ?ダービー馬なのに行方不明?』
こうなればネットで調べるくらいには興味を持てるのではないでしょうか。
もし興味を引けなくても、それはそれで良いと思います。馬券を買って楽しめればいい人でも、競馬場で応援したいだけの人でも、歴史に触れて楽しみたい人でもいいですし、そもそも競馬の楽しみ方は人それぞれですからね。様々な角度から日本競馬という文化の発展にちょっとずつ貢献していければ、競馬にほんの少し関わる者として嬉しいです。
話がちょっとズレましたが、無観客競馬の継続に合わせて移動制限についても5/31まで期間が延長されました。これでリーディング上位の騎手は取捨選択を迫られますね。特に武さんはアドマイヤを手放す必要がありますし、ダービーもほぼほぼノーチャンスのマイラプソディで参戦と、リーディング3位にしては苦しい状況。ずっと応援してくれているオーナーに頼まれたら断れないですし、有力馬ならトライアル、皐月賞、ダービーはセットで依頼した方が賢明ですから、これは仕方ない。
逆にルメールはコレというお手馬が居なかったので、比較的自由に選べそうです。皐月賞のサトノフラッグもそうですが、NHKマイルのレシステンシアも武さんがサトノインプレッサを選択したためラッキースケベで回ってきましたし、結果的に休んで好転した感じですね。
川田はどうするんでしょう。トライアルも乗れないだろうし、まさかアドマイヤはないでしょう。先週の裏開催での失速もあるし、手堅く行く京都に残るのかな。
そしてまたまた番組変更がありました。5/17京都で行われる予定の準OPのパールSが前日5/16に移動制限のない新潟へ移行し、空いた所に毎年秋に行われていた渡月橋Sを移行するそうです。移行したパールSは11Rで開催されるため、11Rで予定されていた1000万条件の赤倉特別は12Rへ繰り下がり、押し出される形で12Rの三条特別は取り止めとなりました。
500万条件を一つ削るのだから、わざわざ秋から準OPを持ってこなくても平場の500万条件を組めばいいのに、と思ったのは私だけでしょうか。東西所属馬のそれぞれで準OPクラスの出走機会を確保と言いますが、東西所属馬が出走できる新潟に変更したのだから、それだけで出走機会の確保という条件は満たされていると思うのですが。新たに準OPの競走を持ってくるなら最初から移行しなければいいだけの話で、むしろエールSなんてものを新設したのだから新潟に準OPの特別戦を新設すれば済む話では?これだと下級条件馬がますます溜まっちゃいますよ。
それから海外では中止を延期するのではなく、開催に踏み切る国も出てきました。フランスギャロは5/11から開催を再開するそうで、5月一杯はフランス馬とフランスの免許を持つ騎手に限定されるとの事。ミシェル良かったね復職できるよ。合わせて衛生管理や来場者の制限、感染対策も発表されていますが、コレ日本でやってる事と同じみたいですね。まぁ日本では短期免許を受け入れてますが・・
ちなみに本来の再開予定は先週末4/15だったそうで、昨年の凱旋門賞馬ヴァルトガイストや英チャンピオンSを連覇したクラックスマンなどを輩出したガネー賞、フランスの皐月賞、桜花賞に当たる仏2000ギニー、1000ギニーなどの開催日程も調整されるそうです。そう考えると予定通りに日程を消化するJRAってスゴいですよね。
何にせよ、今週も無事に競馬が開催される事を願っています。
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