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2020-75このまま収まってほしい

9/11、日本騎手クラブは6/6以降に積み立てていた基金の一部を、東京都福祉保険局『守ろう東京・新型コロナ対策医療支援寄附金』および、京都大学医学部附属病院『高度先端医療と感染症対策の両立で、コロナ禍でも多くの命を守るプロジェクト』に寄付すると発表しました。寄付額は前者が300万円、後者が200万円です。

日本騎手クラブは、4/13に4/11以降に1騎乗につき1000円を基金として積み立てる事を発表し、6/12に5/31までに積み立てた分を茨城県『新型コロナウイルス感染症対策医療従事者応援金』および滋賀県『滋賀県がんばる医療応援寄付』へ384万2000円ずつ寄付しました。

その後も基金を継続していますが、6/6以降の全レースの騎乗数はざっくり13,000回弱といったところなので、少なくとも1000万円は積み立てられているハズです。今回はその内の半分を寄付した事になります。寄付先は東京、京都、茨城、滋賀の行政や病院なので、次は中山、阪神、中京、新潟、福島、小倉あたりになるのでしょうか。北海道は某大手馬主グループが頑張って下さい。

なんにせよ、未だに世間では後ろ指を指される事もある競馬界ですが、こうした取り組みで多額の寄付金を継続している点はもっと評価されるべきと思いますね。一度の寄付は誰でもできるのですから。はやり病だけでなく、災害などでもそうですが、支援は継続する事が重要なのですよ。もちろん完璧になるまで支援しろとは言いませんがね。

9/13予想

中京9R ◎ミッキーバディーラ
     注ルガーサント

中山9R ◎ショワドゥロワ
     注アランブレラ

中山10R ◎シスル
       注ハルサカエ

中山11R ◎スマイルカナ
       注ルフトシュトローム

中京9R◎ミッキーバディーラはいわゆる勝ち味に遅いタイプで、14戦して2,3着が実に8回、4,5着が3回というガチ勢。しかも先手を取れるタイプ。掲示板を外したのは前走のみだが、それも0.5秒差であり、相手なりに走るタイプなのは間違いなく、◎としては相応しい。中京KTMは御在所特別と未勝利で-0.3があり、京都の三年坂特別で0.2があるなど、このクラスでも地力を見せている。注目ルガーサントは脚質が安定しなかったが、4走前から逃げて結果を残してきた。前走こそポンと良いスタートを切ったのに控えてしまう競馬だったが、今回は軽斤量、開幕週、少頭数、逃げ馬、武さんが揃っているので◎候補にだってなる。

中山9R◎ショワドゥロワはなかなか馬券に絡めていないが、少頭数ならそこまで悪くない。KTMも中山の鹿野山特別で-0.2、木更津特別で-0.4があり、さらに賢島特別で0.3、調布特別で0.4まであるなら、少頭数で開幕週の今なら期待したい。注目アランブレラは中山は2戦しか走ってないが、デビュー戦の未勝利で2着、前々走の隅田川特別で0.2秒差の5着と好走しており、隅田川特別のKTMも0.2なので注目だ。

中山10R◎シスルは中山成績が2-3-3-2で、このクラスでも2,4着がある。KTMも3歳500万下で0.0、500万下で-0.2、1000万下で0.1~0.5を3回と揃えており、53キロなら十分期待できる。注目ハルサカエは中山D1200の成績が3-0-1-1で、その中でKTMは新馬で-0.2、3歳500万下で-0.5、1000万下で0.4としっかりとした数字がある。中山と似た福島の同クラスのやまびこSで0.2秒差の4着があるので注目したい。

中山11R◎スマイルカナは中山で2戦2勝、どちらも特別戦で内1戦は重賞であり、その時のKTMはいずれも0.0だ。チューリップ賞、桜花賞はいずれも0.5秒差に食い込んでおり、前走の米子Sでは軽ハンデとはいえ強気に先手を取って勝っている以上、開幕週で52キロのココは狙い目。不安は大外。注目ルフトシュトロームは中山3戦3勝で、KTMは新馬で0.2、3歳500万下で0.5、NZTで-0.4と揃えている。前走のNHKマイルCはレーンの後方一気で0.5秒差の5着に敗戦したが、さすがに開幕週の最内枠でそれはしないだろう。

9/13結果と回顧

中京9R◎ミッキーバディーラはスタートは揃ったが、他の行き脚が良く一団の後方に付ける。直線までポジションは変わらず、坂下で外に出して鋭く伸びるも内に斜行する。それに対処した松若が外へ手綱を引っ張ると首を曲げて外へ斜行し、3着止まり。勝ち味に遅いのはこういうところか。まっすぐ走ったら1着まであったのになぁ。

中山9R◎ショワドゥロワはちょっと出負けするが、2角までに外からスーッと上がって4番手に付ける。1000m62.2のペースを4角まで我慢して追い出すが、ヨーイドンの競馬になり6着。人気通りの着順とは言え、4角でもう少し反応できていたら違っただろう。

中山10R◎シスルはポンと良いスタートから一気に先手を奪い、先頭で4角まで進む。600m33.8のペースで引っ張り、直線では後続を突き放すも2番手の勝ち馬に抜け出され2着。3着以下を離すKTMとおりの素晴らしい走りだったが、今日は勝ち馬が強かった。

中山11R◎スマイルカナは中山1600では不利な大外で出負けするが、2ハロン目に入る頃に一気に先頭を奪う。600m35.0のペースに落とし、2馬身差を付けて直線を迎えると、粘りに粘って昨年の勝ち馬トロワゼトワル、ボンセルヴィーソと馬体を併せてゴールに飛び込むもハナ差2着に敗戦。出負けした分だろうが、不安が的中した気分だ。


何だか中山になると予想が当たるんですね。馬券が当たって欲しいのですが。ミッキーもシスルもスマイルも勝って欲しかったんだけど、私が買ったら見えない斤量でも負わされるかのように僅差なんですよね。0-2-1-1とは悔しくて仕方ありません。

さて、今週でサマーシリーズの全日程が終了しました。サマーマイルはトロワゼトワルが16pt優勝し、2位は13ptのスマイルカナでした。しかし、あれだね。トロワゼトワルは重賞1,2着で15ptなのに、スマイルカナはリステッド1着と重賞2着で13ptってちょっとポイント差がおかしいよね。重賞とリステッドの差が2ptしかないわけ?リステッド1着は重賞2着と同じくらいにしないと、重賞2,3着でやっとリステッド1着と同レベルって事?重賞とOP競走には明確な差があった方が良いと思うけどなぁ。

サマースプリントは北九州記念を勝ったレッドアンシェルが14ptで優勝。2位のラブカンプーは13ptで涙を飲みました。6戦中4戦走って、3戦で1ptずつ稼ぐドブ板選挙をしたんですがねぇ。どれか1Rでも掲示板に載っていれば同点優勝だったんですが。

先週終わったサマー2000は何も触れていませんでしたね。うっかりです。優勝したのは15ptでブラヴァスでした。2000シリーズ上位10位までで3戦以上走った馬が居ません。スプリントは2頭、4戦しかないマイルは5頭もいるのですが、この距離は秋に繋がらないんでしょうね。

サマーシリーズは話題になりませんね。シリーズ化は面白い試みですが、メリットに乏しいのが痛い。ランキング内の半分が1戦しか走っていない馬が居るって事は、別にサマーシリーズだから参戦しているわけじゃないって事ですからね。一方、廃止間際だったマイルはリステッドを入れて息を吹き返した感があります。かつて全3戦に出走した馬が4頭もランキングに載っているわけですから需要はあるのでしょう。

という事は、夏競馬にもマイルが必要とされている証左になると思います。ならば、ローカル競馬場に作りましょうよ。マイルをさ。川と鉄道に囲まれている小倉や住宅街と鉄道に囲まれている札幌は難しいかもしれませんが、福島なら自治体を抱き込んで道路の一部を貰って三角にすればイケるかもしれませんし、函館は前の記事で書いた厩舎を他の地区に移動させて拡張れば可能でしょう。

改修ついでにできないかなぁ。開催日割の変遷シリーズでも少し見ていきましょうかね。


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