見出し画像

中京記念&函館記念&函館2歳S 結果

データと直感の融合シリーズ(GⅢ編)の3週目の結果が出ました。土曜重賞を含む3つの重賞予想は大変でしたねぇ。少し絞った方がいいのかな・・ともかく、土曜日から順に見ていきましょう。

函館2歳S

函館2歳Sは、本線が1~3番人気→4~6番人気のワイド回収率を期待するなら1~3番人気の馬連BOX大勝負なら1~3人→4~6人→9~11人の3連複と紹介しました。結論から言えば辛うじてセーフ、といったところです。

そもそも例年ならフルゲートに近い頭数で行われるレースなんですが、今年は2007年以来の11頭立て。地方馬込みでこの頭数では大勝負は無理です。残った2つは両方買っても12点なので、点数的に安心して買えました。

レースでは先手を奪った1番人気ポメランチェが早々に沈み、番手に控えた2,3番人気のナムラリコリス、カイカノキセキが突き抜けてフィニッシュ。本線ワイドは残念でしたが、馬連は薄い方が来たのは助かりました。

馬券的にはワイド9点、馬連3点に対し、配当は馬連1730円なので、530円の利益となりました。ポメランチェだったらガミってましたね。


中京記念

続いて日曜の中京記念は、本線がワイドで4~6番人気→二桁人気ヘッジは相手が1~3人気に変わる予定でした。直前の函館記念の激闘のせいで時間に追われてしまい、先週の反省が生かされてない状況でしたが、オッズを眺めていると1~4番人気までが団子、5,6番人気と7,8番人気がそれぞれ並んでいます。

それ以降は、9番人気が30倍台、10番人気以降はさらに離れて70~100倍台となっており、ヒモの3点が70倍台、ブービー、最低人気なんていくらなんでも買えません。ただ、3点なので捨てる気持ちで100円だけ買い、残りの予算は全てヘッジに回しました。

そのヘッジは1~3番人気がヒモ。ただし4頭が競っている状況なので複勝のオッズも見ながら検討しましたが最後まで分からず、重賞実績を基にアンドラステ、ボッケリーニ、ディアンドルを選択しようとしたところに直感が舞い降ります。ロータスランド切っていいの?と。アンドラステとボッケリーニは仕方ないにしても、ディアンドルとロータスランドはどちらが3番人気になってもおかしくありません。しかし、中距離重賞を人気薄で2度馬券圏内のディアンドルと、GⅠ以外は4-3-0-0と連を外していないロータスランドを比べたら、私ではなく世間一般は後者を取るんじゃないかと。そのため、アンドラステ、ボッケリーニ、ロータスランドをヒモに指名しました。

ところがそうなるとディアンドルを軸に含めるという逆転現象が起きます。これがどうにも不可解でした。ヒモを一生懸命決めていたのに、ヒモを外した馬がデータ上は軸馬?とね。私的には、なんですが。

そこでもう一度データを見直してみると、確かに4~6番人気は2012年のマイル移行後は大活躍です。ただ、4番人気は3着に2度あるだけ、5,6番人気はそれぞれ馬券圏内が6度あります。そして5,6番人気のオッズは、ここを買えとばかりに前後と離れているんですね。であればこの2頭を軸にすればいい。この直感に従って、本線はワイドで1頭減らした5,6番人気→1~3番人気として、面白いと紹介した軸の複勝をヘッジとしました。


レースはポンッと良いスタートを切ったディアンドルがハナを奪います。軽快に逃げる姿に「アレ・・失敗した?」と不安になったのは内緒です。そこから前半1000m59.9で逃げ、これは行ったかなと思いかけた3~4角で、昨日の野中君よろしく、アンドラステが内からスルスルと上がって行き、気付けば直線入口で先頭に並びます。

ディアンドルが沈み、アンドラステが先頭に立ったところで視線は後方に。5番人気のクラヴェルは最後方からポッカリ空いた内を突き、6番人気のカテドラルは鞍上福永お得意の大外ぶん回しで猛然と追い込みます。しかし、外のカテドラルはすごい脚で上がってきたので一安心、と思ったら内からもクラヴェルが伸びていて二重に一安心。ニコニコしながらゴールまで見てられました。ただ、福永の騎乗には呆れてモノが言えませんね。

馬券は、本線のワイドが6点で1370円、ヘッジの複勝は2点で580円、合計は8点で1150円の利益となりました。ただね、あれだけ悩んだ3番人気争いの2頭がまったく馬券に絡めないとは・・何のための時間だったのでしょうか。


函館記念

最後に函館記念は、本線を①から③まで用意しました。その中で①の馬連で3~8番枠の6頭BOXが本線、そのワイドをヘッジとしようとしたのですが、ちょっと待てと。過去10年で4度も万馬券が出現しているとはいえ、全15点の内、万馬券が10点以上あるのはさすがに躊躇します。また、②にしても③にしてもヒモとなる7~10番人気がこれまた言葉が少なくなるようなメンツで、悩みましたが予定通り①を買う事にしました。

その①は前述したように、オッズの高さが気になります。馬連の代わりとして、いつも通りに枠連先生にご登場願っても良かったのですが、それだとオッズのバランス的に薄いところが来たら痛い。回収率を上げるために高配当を狙うかそれとも点数を抑えるか・・永遠の課題です。

そんな中、何気なくヘッジのワイドを見てみると、どれも10倍程度のオッズで、トリガミ回避のためには2点の的中が必要でした。馬連万馬券がワイドになった途端、10倍?それはないだろう、と思った私は、何を思ったのかワイドを取りやめ、馬連と枠連を購入しました。

・・それ意味無くね?

馬連の点数が多いから枠連にしようかって悩んでいたのに、ヘッジのワイドのオッズがバランス悪いからワイド止めて枠連買うとか、頭おかしいんじゃないですか。いやぁ老いって怖いですよね。ちょっと前に考えてた事を忘れちゃうんだから。結局、馬連の6頭BOX15点とゾロ目込みの枠連3枠BOX6点の計21点を購入しました。


レースは前半1000m58.5という早い流れで外枠の2頭が引っ張ります。そこから4~5馬身ほど離れた3番手に居たのが勝った8番トーセンスーリヤ。4角手前で前2頭がきつくなってきたところを早々に交わして先頭に立ち、4角先頭で押し切りました。これは良い。問題はその後です。

4角で勝ち馬の外に居たのは黄色帽のサトノとピンク帽のバイオでしたが、横山和に巧みな騎乗で外に振られます。その後ろにいた黄色帽のマイネルウィルトス、さらに後ろから追い上げてきた緑帽のディアマンミノルも同様に外を回らざるを得ません。これはキツイ。

空いた内に潜り込んだのが4角で勝ち馬の後ろに居たのは3番ワールドウインズと、さらにその後ろにいたカフェに並びかけてきたアイズバブルです。直線半ばではトーセンとバイオで決まっただとぉ!!?と怒鳴りかけたところに、猛然とアイスバブルが突っ込み、キタコレッ!!!!と思ったのも束の間、手綱を引っ張ってブレーキ。

オオオォォォォォイイイィィィィィ!!!!

という叫び声が近所に木霊しました。しかし、立て直した水口の気合に応えて最後まで伸びるアイズバブルは、最後の最後にバイオと並んでゴール。そして写真判定の末、見事に2着を確保ぉぉ!!良くやった水口!!!オッズを見た時はまさか14番人気水口が突っ込んで来るとは思いませんでした。データって怖いですね。

馬券は、本線の馬連が15点で7630円、ヘッジ、もとい間違えた枠連が6点で1600円、合計21点で9230円の利益となりました。


という事で何が起こるか分からない波乱の週末でしたが、データと直感の融合シリーズは見事に3戦3勝で終える事ができました。もう一回言います。データって怖いよね。もちろんデータが全てではありませんが、そこにはヒントが転がっているハズで、それをいかに直感で拾えるか。これこそがこのシリーズの醍醐味です。

ご覧頂いた皆様にちょっとしたヒントを与えられたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?