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2020-72スーパー未勝利

今週で3歳未勝利が最後になります。最終週ともなれば有力馬の連闘が目立ち、何が何でもここで勝つという意思が現れているように思います。以前はスーパー未勝利などと呼ばれていた未勝利戦が9月まであり、ダビスタ全盛時には11月のローカルまで未勝利戦が組まれていましたが、その時代であれば立て直してもう一度、という余裕もあったかと思うと、忙しないというか、晩成馬にチャンスはないのかとか思ってしまい・・・まぁ四半世紀も経てば随分変わるもんですね。

さて、JRA通年騎手免許試験についてのニュースが飛び込んできました。例のミカエル・ミシェルが受験を断念したそうです。何でも自国であるフランスは、日本が入国拒否対象国に指定しているためビザが発給されなかったとの事です。これについて本人は『良い知らせが来ると思っていたが・・・こんな事態だから本当に残念だけど仕方ない』とコメントを出しました。これを見るとガチで来る気だったみたいですね。昨秋の段階では夢や理想という感じで、マスコミが先走りすぎた報道でしたが、地方で乗ってみて忖度を期待した感が見え隠れして、個人的には残念です。

というか、そもそもJRAで乗ったこともほとんど無い状況で通年免許を受けようという考えが理解できませんね。地方競馬だけで日本競馬を理解したつもりでしょうか。JRA免許を取得すれば他国の免許は返上する事になりますので、いきなり通年免許を狙うのではなく、まずは短期免許でじっくりと日本競馬の事を学んでからの方が利にかなっていると思いますよ。女性騎手の短期免許の条件も緩和されましたし、まずは短期免許で来日し、日本の関係者の信頼を得るところから始めてみてはいかがですか?

9/5予想

札幌6R ◎マティアス
     注プリンセスヨウク

札幌8R ◎ターフェルムジーク
     注コンダクトレス

札幌10R ◎キーダイヤ
       注ラキ

新潟10R ◎パルティアーモ
       注ミトロジー

札幌11R ◎ウイングリュック
       注バスラットレオン

新潟11R ◎サトノウィザード
       注レノーア

札幌6R◎マティアスは新馬勝ち後、500万条件で足踏み状態が続いているが決して成績は悪くない。現状じゃ1400mもちょっと長いのかなという印象もあり、このくらいの距離なら期待できるし、KTMは札幌500万下、阪神3歳500万下で0.2がある。注目プリンセスヨウクは今夏の注目株、秋山稔樹が鞍上。6歳にして500万条件をウロウロしているが、札幌成績は0-3-2-4、4,5着1回ずつと相性は良い方で、KTMは札幌500万下で0.1と0.5がある。減量を生かして今度こそは十分考えられる。

札幌8R◎ターフェルムジークは北海道シリーズの成績が2-2-3-8、4,5着3回で、その内、札幌成績が2-0-2-4、4着2回と安定した成績を残している。KTMは札幌の未勝利と500万下で0.2、かもめ島特別で0.5がありフルキチがやってくれる事を期待する。注目コンダクトレスはこのメンバーでは1000万条件でしっかり走っている方。少頭数や福島が気になるが、KTMは中山1000万下で0.5、テレ玉杯で0.0があるなど最低限は揃えている。

札幌10R◎キーダイヤは3走前は大敗したが、それは休み明け、3歳初戦で古馬相手だった事を考えれば目を瞑れる。札幌では2戦連対でKTMは礼文特別で0.2、500万下で-0.3があり、ここも十分に期待できる。注目ラキは◎に礼文特別で勝っている。KTMも0.1があるが多頭数で中団より後ろから競馬をすると怖い。

新潟10R◎パルティアーモは新潟成績が2-1-0-1、4着1回と安定しており、KTMは糸魚川特別で0.2がある。テレ玉杯でも0.1があり、公務員福永なら期待できる。注目ミトロジーは春の新潟500万下でKTM0.2を記録して勝っており、前走も昇級初戦ながら0.1秒差に食い込んでおり、タイミング一つで1着までありそう。

札幌11R◎ウイングリュックは函館で2戦して乗り込んできたが、前走は2着に5馬身差を付ける圧勝劇だった。相手関係が微妙ではあるが、KTMは新馬で0.5、未勝利で0.1であり、とりあえずは信用できる。注目バスラットレオンは◎と違って新馬を逃げて完勝し、KTMで0.5を記録している。先々の事を考えて競馬をした場合、ここは危険な気もするが、坂井瑠星が重賞で1番人気騎乗するなら否応無しに注目する。

新潟11R◎サトノウィザードは難解なメンバーの中から辛うじて選出した1頭。クラシック戦線から脱落し、長期休養から復帰してから5戦走ったが、復帰戦6着を除けば2-1-1-0と十分な内容。前走の初新潟もクリアし、KTMも前走では0.5だが、若駒Sでは-0.8、つばき賞では-0.7と数字は持っている。注目レノーアはこのクラスで大敗したのは4,5走前のみで、他は惜しいレースが続いている。新潟成績は0-1-2-1、4着1回と安定しており、距離延長だけが心配。

9/5結果と回顧

札幌6R◎マティアスは好スタートから最内の4番手を確保し、4角で外に出して直線でしっかり伸びたがハナ差届かず2着。あの競馬なら勝ってほしかった。

札幌8R◎ターフェルムジークはスタートから無理をさせなかったが、向こう上面に入るまで折り合いを欠いた状況で進む。後方3番手から3角でポジションを上げていくがなかなか上手く行かず、外へ持ち出した直線でも反応は薄く9着。注目コンダクトレスは最内枠を生かして2番手でレースを進め、1000m61.2というペースを淡々と刻み、直線早々逃げ馬を交わして1着でゴール。予想した通りの地力上位で、好位抜け出しのお手本だった。

札幌10R◎キーダイヤは好スタート、好ダッシュを見せるが、内のカクテルドレスに先手を譲り2番手に付ける。600m33.8のペースを2番手のまま4角まで進み、直線早々に先頭に立つも残り50mで一気に来た上位馬に次々と交わされ4着。多少我慢しても結果は変わらなかったろうな。

新潟10R◎パルティアーモは好スタートだったが、ポジションを取るでもなく馬なりに任せてたら後方3番手に。最初の1000m61.9と遅いのを見ても動かず、おやおやこれはマズいのでは?と思っていたら直線を外から舌を出したままグーンと伸びて1着。予想通り、安定している新潟と公務員福永で期待に応えてくれました。

札幌11R◎ウイングリュックは低い姿勢から好スタートを切ったが、内のピンカメやバスラットレオンの方が速く、二の脚が速かったソダシを抑えて何とか3番手に付ける。1000m59.1は少し速かったが、3角ではもう付いていけず、ズルズルと後退して着差の開いた8着。注目バスラットレオンはピンカメを先に行かせて上手く2番手を確保し、3角でパスして勝ち馬と一騎打ちとなったが、直線では苦しくなって勝ち馬とユーバーレーベンに交わされ3着。惜しかった。

新潟11R◎サトノウィザードはスタートが悪く後方からの競馬になったが、600m37.0とかなり遅いペースを内内を回ってポジションを上げる。長い直線では無理に外に出さず、内の空いたコースをジリジリと伸びるが、わずかに届かず2着まで。惜しい。


◎は1-2-0-3とまずまずの成績。悪くは無いが勝利が無い分、当たりも少ない。開催の最終日になって調子が上がるのはいつもの事。なぜだ。主戦場に成り代わった未勝利戦は好調だったが、自信が無い分、払戻が少なく、もう少し自信を持って買いたいところ。あまり買う直前に余計な情報は入れない方が良い。これは長年の経験。明日は正真正銘最後の未勝利が待っている。しっかりと捉えてプラスに持って行きたい。




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