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データと直感の融合 中山記念&阪急杯

・今週の気になる競馬ニュース

昨夜、サウジカップデーが終了しました。GⅠ一つを含む、6つの重賞が行われた国際招待競走は今年で5回目ですが、今年も日本馬の活躍が目立ちましたね。

初っ端のGⅢサウジダービーは昨年のJBC2歳優駿、全日本2歳優駿を勝ったフォーエバーヤングが勝利し、無傷の4連勝としました。続いてGⅢリヤドダートスプリントは昨年3着のリメイクがブッコ抜いて雪辱を果たします。3R目の1351ターフスプリントは連覇を狙ったバスラットレオンが沈み、ウイングレイテストとララクリスティーヌが抵抗したものの英国のアナフが1着。

4R目のGⅡネオムターフカップでは、昨年の日本ダービー3着のハーツコンチェルトが大将格でしたが11着と実力を発揮できず、こちらも英国のスピリットダンサーが1着。2着には3年前のホープフルSの勝ち馬キラーアビリティが入りました。長距離のGⅢレッドシーターフハンデキャップは、どこかで聞いたことのあるタワーオブロンドンが1着。こちらは愛国の一流調教師A・オブライエンの管理馬ですね。この距離での日本馬の評価は高いのハズですが、さすがにアイアンバローズ、ブレークアップ、エヒトクラスの馬では厳しかったようです。

そしてメインのサウジCは、期待されたレモンポップが先手を取れず見せ場なく沈んだものの、大将ウシュバテソーロが父譲りの豪脚で猛然と追い込んで2着。一旦は先頭に立ったのですが、ウシュバテソーロのさらに後ろにいた米国セニョールバスカドールの強襲に遭ったのは不運でしたね。昨年のBCクラシックを勝ったホワイトアバリオが思った以上に早く沈んだこともあり、これが無ければ勝っていたことでしょうし、そんなトコまで父に似なくていいのにと思いました。


というわけで6Rをざっと見ましたが、私個人の印象としては一線級ではなくても日本の重賞馬なら十分勝ち負けになると思いました。ただ、同じ重賞馬でも格の違いというのはあるわけで、中穴以下で重賞を勝ってきたウイングレイテスト、ブレークアップ、アイアンバローズなどではちょっと格落ちでしたね。とは言うものの、キラーアビリティやララクリスティーヌのような実力馬と呼ぶには迷うクラスの馬でも2着に入れるレースレベルなのかとも思いました。

これくらいのレースレベルなら、ソールオリエンスやドゥレッツァなら8分で走っても千切れそうな気すらします。今後、ネオムターフカップやレッドシーターフハンデキャップがGⅠに昇格するなら完全に狙い目ですね。国内で群雄割拠の大阪杯を狙うより、サウジとドバイを転戦した方が稼げると思いますし。

まぁまだ5回目ですからね。今度どうなるか分かりませんし、その内、有馬記念をパスしてネオムターフカップを叩いてドバイターフまたはシーマクラシックというローテを取る馬が出てくるかもしれません。そうなったら国内はどうなるかなぁ。JRAは春の古馬路線をもう少し整備しなきゃ空洞化がヤバイことになりそう。


・先週の結果

先週は4つの重賞がありましたが、データの少ない京都牝馬Sを除く3レースに参戦。まずは土曜のダイヤモンドSから。事前予想は隠し要素込みの複勝の9番テーオーロイヤルのみでした。今年は10頭立てで、予想もへったくれもなかったですね。いくら3000m超のレースとはいえハンデ戦ですし、2ヶ月前のステイヤーズSは別定でフルゲートでしたから、もっと参戦が増えても良かったと思いますが・・・まぁ仕方ないですね。

レースの方は全く面白みのない一戦で、スタートから2F過ぎた最初の3角に入る頃には隊列が決まり、最初の1000mを61.2秒、2000mの通過が125.9秒と、かなりゆったりしたペースで進み、隊列が変わらないまま直線に入って坂下の3000mで187.7秒、上がり3Fが34.3秒なので、完全なヨーイドンの競馬。少頭数、スロー展開、ヨーイドンの競馬、これの何が面白いのかなぁ・・・

馬券はテーオーロイヤルが勝って的中。複勝120円は付いた方じゃないでしょうか。逆神の例の鈴木君もテーオーロイヤルが本命でしたが、ワープスピードとグランスラムアスクのBOXなのでハズレ。逆神と本命が被りましたが、このレースは逆らえなかったので買って正解。


続いて土曜の小倉大賞典ですが、事前予想は隠し要素込みの複勝が7番アルナシームと12番エピファニー、10・11番人気の複勝と2~7番の単勝爆弾でした。隠し要素込みの複勝はどちらのそこそこのオッズで、的中率もそれなりに高いので買うのは決定。10・11番人気の複勝は単勝オッズが50倍未満なら意外と出現するため本線。単勝爆弾は複勝買ったので今年はスルーでした。

レースはバラバラっとしたスタートから行くであろうホウオウアマゾンが落馬、煽りを受けたゴールドエクリプスも後方からの競馬に。10番人気セルバーグは先手を奪って逃げる展開で、7番アルナシームは1角4番手、12番エピファニーはから馬を先に行かせた中団に待機。道中は縦長の展開となり1000mを57.2秒というハイペースで進み、軽快に逃げたセルバーグが4馬身ほど差を付けて直線に向いてセーフティリードかと思いきや、残り150mを過ぎたところでピタッと止まります。そこの猛然と追い込んで来たから馬とエピファニーとロングランの3頭がセルバーグを交わし、それに続いたアルナシームがセルバーグを捉えたところがゴール。1着は12番エピファニーで的中、3着はどちらが来ても的中で、配当的には高い方が来てほしいなぁと思ってたらセルバーグが3着に残り高めズドン!!・・のハズが、最後に金額調整でアルナシームを買い足してたので、低めオッズのアルナシームの方が配当が高かったという衝撃的な結末に。おのれ今村・・・4点で760円なら十分ですが、資金配分が下手だったなぁ。


そして今年最初のGⅠフェブラリーSは、隠し要素込みの複勝が14番ウィルソンテソーロ、あとは単勝1番人気のみでした。フェブラリーSは1番人気が強く勝率は50%を超えますし、人気薄もちょいちょい絡んで来るのでそれ以外がなかなか狙いづらい一戦。そのため、馬券は最小限をドカン作戦です。

レースはドンフランキーが絶好のスタートから先手を奪い、14番ウィルソンテソーロも2番手に付け、ドゥラエレーデ、イグナイター、ペプチドナイルなどがその後ろに隊列を作ります。1番人気オメガギネスはさらに後ろの6番手です。最初の3Fを33.9秒と芝並みのペースで進み、前は全滅になりそうな雰囲気で直線に向くと、坂下でドンフランキーを捕まえたウィルソンテソーロが先頭に躍り出ようとしたところ、馬体を併せるようにペプチドナイルが競りかけ、一杯になったドンフランキーともども競り落とし先頭へ。ウィルソンテソーロは粘り切れず、最内を選択したイグナイターも脱落し、後方からタガノビューティー、ガイアフォース、セキフウの3頭が一気に交わしてペプチドナイルを追うも、ダートではなかなか差が詰まらずペプチドナイルが1着。2着は初ダートのガイアフォース、3着にセキフウが入り、11→5→13番人気の大波乱の決着に。事故事故。


結局、3戦2勝の週末でしたが、2月期の的中はコレだけという大ブレーキでしたねぇ。3週連続未勝利はちょっと・・・うん、逆神のせいにします笑彼は先週所用で居なかったので、当たったのはそのせいかも。

ともあれ、今週からは中山開催です。開催変わりで心機一転、迷わず自己の馬券を見つめ直していきたいですね。


中山記念

出現数上位(馬番) 対象2000~2020年 24R
2・5・9番(8回)、4・7番(7回)、1番(6回)、3・10・11番(5回)
1~5番(34回)、6~10番(24回)、11~16番(14回)
出現数上位(人気)
2人(13回)、3・4人(11回)、1人(10回)、7人(8回)、5人(7回)
1~3番人気(34回)、4~6番人気(23回)、7~10番人気(13回)

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