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データと直感の融合 福島牝馬S

先週英国で行われた世界最高峰の障害競走グランドナショナルで、動物愛護団体メンバーがコースに侵入し、発走が遅れる事態が発生しました。

BBCが報じた内容によると、動物愛護団体「アニマルライジング」のメンバーが15日朝から競馬場周辺でデモ活動を展開し、その一部がコースへの侵入やフェンスなどに体を結び付けようとしたとのことで、こうした迷惑行為を行ったデモ参加者118人や、コースに侵入した活動家9人やデモ参加者などが逮捕されたそうです。

この団体は「英国だけで今年、49頭の馬が競馬のために死んでいる。これは受け入れられない」と主張しているようですが、どんな主張であっても力で認めさせようとする行為はテロと変わりありません。どうにもならない事もあるでしょうし、納得できないことも多々あるでしょう。でも、それをしてしまえば議論のスタート地点に立つこともできないのです。

かつて英国ダービーで婦人参政権活動家がレース中に最終コーナー付近に侵入し、英国国王ジョージ5世の所有馬アンマーの頭絡を掴もうとして同馬を転倒させる事件がありました。それにより騎手のハーバート・ジョーンズは落馬して肋骨を骨折し、蹴られた婦人参政権活動家の女性は意識不明の重体となり、4日後に頭蓋骨骨折で死亡した事件でした。

とんでもない暴挙です。どう考えても社会通念上、容認される行動ではありません。それでも活動家は自分たちの主張のために、平気でこういう事をします。世間に自分たちを認めさせたいという虚栄心が強い人たちが、力によって他者に危害を加えるのです。昨今の日本にもそうした人は著名人やインフルエンサー、メディアなどに見られますが、それはただのエゴだと気付いた方がいいのではないでしょうか。

逆に言えば、他人に迷惑を掛けないのであれば何やってもいいと思いますし、何を主張しようがそれは個人の自由ですから。その自由という権利で自分の主張を認めさせるように活動することが、理想達成への最短ルートだと思いますね。



さて先週の結果ですが、まずは土曜のアーリントンCから。土曜重賞の不安が無くなりかけている今日この頃でしたが、出現率トップで推しの一番手である1番人気が単勝5倍台で、さらにそれが3頭もいる大接戦の状況に早速買う気が失せます。前日に確認した時から混戦で嫌な予感したんですよね。

事前予想では1番人気の単勝、10番人気までの馬連流しとかを考えていたのですが、これでおじゃん。残るは隠し要素込みの複勝2番(4番人気以上)6番(5番人気以上)ですが、こちらはデータ上の回収率が120%にも届かない微妙なラインなのでガツンと行くには不安になります。記事内でも金額は軽めでいいと書いておきましたし、スルーするか直前まで悩んだものの、スルーより少額で行くことにします。

したら来たよオオバンブルマイ武豊がさ。辛うじて単勝5倍を切った1番人気で2番のユリーシャが最初の3F34.1で逃げる中、中団でじっくりと脚を溜める武さん。前は後続を結構離して逃げていた上、4角手前で手が動いていたので、オオバンブルマイはダメか、ユリーシャ頑張れ、とか思っていたらユリーシャが直線半ばで轟沈し、お先真っ暗。たまたま隣で見ていた鈴木君の笑顔が忘れられません。

ところがどっこい、競馬の神様はおちゃめです。鈴木君の本命セッションが抜け出し、相手のシルヴァーデュークも内から抜けてきて鈴木君の高笑いが聞こえる寸前に、大外をぶっ飛んできた馬がいました。そう、オオバンブルマイです。

ウエェェェェェェェェェェェェ?!?!?!?!?!?!?!?くぁwせdrftgyふじこvtgbtgbtbふいk:ぉlj


そりゃ変な声が出ますよ。いや、私じゃなくて鈴木君がね。久々に的中!しかも穴馬も連れて来て、しかも憎き先輩同僚が横で見ているタイミングで、悔しがる顔を見られるなんてwwwwwwwwwwとか思っていたんでしょうね。でも、オオバンブルマイが差し切っちゃったんですよ。それ買ってるの誰?

おいどんですぅぅぅぅぅぅwwwwwwwwwwwいやぁすまんなぁ鈴木君、また勝ってしまったよぉぉぉぉwwwwwwwwwwwwwwセッション残念だったねぇぇぇぇぇぇぇぇwwwwwwwwwwwwwしかも1番ショーモンが3着に上がってるじゃんwwwwwwwww押さえのワイドもハズレちゃったねぇぇぇぇwwwwwwwwwwwあぁぁぁ残ぁぁぁぁぁ念wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


いやいや実際はそんなに煽ってないですよ?馬券外して膝から崩れ落ちる同僚にそんな酷いことするわけないじゃないですか笑 でも武さんはスゴかったですね。確かに重賞勝ち馬ですが、あの差があっても慌てず外に出して馬場が良いところを選んで飛んできたわけですから、馬もスゴいし、騎手もスゴいです。


続きまして日曜のアンタレスSです。こちらは的中率90.9%の銀行レースですが、それにはトリガミも含まれているんですよね。それを除いても72.7%ならかなり優秀なんですよ。事前予想はちょっと多くなるので下記にまとめます。記事でも書いたとおり、3連複はどちらか一方をチョイスしてもらえれば十分です。

・ワイド  1・2→1~7人(4人を除く) 計9点
・3連複  1→2・3→3・5・6番 計5点
・3連複  2→1・3→3・5・6・7番 計7点

今年の1番人気はプロミストウォリアで、一時単勝2.0倍を切る圧倒的な人気だったので、軸はこれで良し。次に2・3番人気はカフジオクタゴンとキングズソードが競っていましたが、4番人気と入れ替わるほどではなかったため、2番手も良し。最後に相手となる5・6・7番人気は前日から少し入れ替わったもののケイアイパープル、サンライズホープの上2頭は確定で、7番人気がメイショウカズサとパワーブローキングが競っています。

今回は買い目が多い上に変則的なので、できればあっさり確定してもらうと助かるのになぁと思いながらレース直前まで眺めていると、15分前頃からメイショウカズサが下がり始め、パワーブローキングが上がってきます。ロードブレスもそれに続き、また入れ替わるのかとビビったものの、迷いは負けだとばかりにレース5分前のオッズでパワーブローキングを選びます。

レースはどうかと言えば、1番人気プロミストウォリアが悠々と逃げ切って完勝、2着に4番人気のヴァンヤール荻野極が突っ込んできて、3着に最内を突いたキングズソードが入り、馬券は的中・・・です。トリガミだけど。

まさか3番手で直線を向いたカフジオクタゴンがあんなに早く沈むなんて思わなかったですねぇ。他3頭は後方待機で唯一来たのがキングズソードでしたが、2番人気なので人気通りといえば人気通りですし。というか、ヴァンヤールは4番人気でしょ?データ上では開催変更があって以降の11年間で一度も出現していないんですよ?事故ですよ事故!しかも4着に迷ったパワーブローキングが来るという始末に、頭を掻きむしって叫んぼうと思ったらド机の角に小指をぶつけるという苦行・・・なんなんコレ?

まぁその前の京都開催時では12年間で4度出現していますが、競馬場が違えば結果も違いますからねぇ・・・まぁ仕方ありません。予想は的中、オッズに負けただけなんで、また頑張ればいいや。


それから皐月賞ですが、記事の最後にちょろっと7番ファントムシーフと14番タスティエーラの複勝が隠し要素込みで良いと書きました。7番は4番人気以上で出現率77.8%、14番は5番人気以上で出現率85.7%なので、ここは行くべきでした。

ただ、オッズ的に前者は1.5倍、後者は2.6倍程度だったので、両方買うにはトリガミを覚悟しなければいけません。さらにタスティエーラはオッズ的に6番人気に落ちてもおかしくなく、買って後悔しそうな雰囲気がします。かといってファントムシーフの1.5倍に突っ込むのもどうなん?と思ったので、どうせ3着に来るなら、そこからワイドで流そうと相手を探します。

7番(4番人気以上)が出現した時の相手は8回で全16頭、その相手の人気は1~3番人気が10頭、5・6番人気もいたので相手は6番人気までにしました。この直感は良い方向に向きました。

そしたらタスティエーラが直線で力強く抜け出すじゃありませんか。さらに外からジリジリとファントムシーフも伸びてきて、ソールオリエンスがぶっ飛んできたのも驚きましたが、タスティエーラが2着、ファントムシーフが3着に入ったことの方が驚きましたねぇ。直感で馬券を変えたおかげで回収率は236%を記録したので万々歳でしょう。タスティエーラの分も買っておけばなぁ・・・なんて欲をかくような事を思ったら競馬の神様に嫌われますからね。


というわけで先週3つの重賞は2勝1分けに終わりました。つくづくアンタレスSがなぁ~と思いますが、まぁトリガミは仕方ない。予想は当たっているんだから、あとは馬券力を高めていこう。さぁ今週から東京開催だ!!!



福島牝馬S

出現数上位(馬番) 対象2004~2022年(2011・21年を除く) 17R
6番(7回)、8番(6回)、10番(5回)、2・4・9・16番(4回)
1~5番(14回)、6~10番(25回)、11~16番(13回)
出現数上位(人気)
1・4人(8回)、3人(7回)、2・5人(5回)、13人(4回)、7人(3回)
1~3番人気(20回)、4~6番人気(15回)、7~10番人気(8回)

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