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今週の野中君2020-29

我らが野中君は今週11鞍に騎乗します。久々に二桁に届きましたね。未勝利は5鞍、新馬は2鞍ですが、一番の注目は土曜の重賞、函館2歳Sでしょう。私の記憶が確かであれば、野中君は函館どころか北海道シリーズの参戦自体が初めてだったと思います。それがいきなり重賞に乗れるという事で、俄然注目せざるを得ませんね。

その函館2歳Sで騎乗するのはグレイトミッション。馬主はオセアグレイトと同じIHRです。さすがに先週の失敗ですぐに降ろすという事にはならなかったのでしょうが、スタート直後の6月第1週の東京新馬を勝ち、じっくり間隔を取って臨む一戦です。同馬の父ダイワメジャーは、2014年から2019年まで毎年GⅠ馬を輩出していますし、全て1600m以下で結果を出している点もプラス材料だと思いますので、今度こそ納得できる騎乗を期待します!!

その他の注目馬は日曜10Rのシセイタケルでしょうか。今年2月にマーフィーで500万下を快勝し、昇級後の3戦は出遅れが響いているせいか若干足りない競馬が続いています。出遅れの多い吉田豊とは、どうも相性は良くないみたいですね。まぁマーフィーでも出遅れるので、馬自体に問題があるのは間違いないですが、スムーズに出れば勝ち負けできる力はあるので、何とかしてほしいところです。

それから日曜11Rのアリンナは、同期の鮫島克の導きによってバーデンバーデンCを10番人気でブッコ抜いてきた馬です。その時のKTMは0.2でした。
3年ぶりの重賞挑戦となった函館SSでは大敗しましたが、昨夏のWASJでルメールが乗ったのように、スッと前目に付けたら意外と粘れるかもしれませんし、OP競走ならそこそこ勝負になるでしょう。馬場が悪いとどうしても追い込むのは不利になりますからね。良く考えて乗って下さい。

それにしても関東圏から出ない野中君が函館遠征ですか・・・感慨深いですねぇ。野中君の関東圏(東京、中山、福島、新潟)以外の競馬場(地方、海外を除く)での騎乗数を調べてみたら、全部で11鞍ありました。2016年の秋に阪神で1鞍、京都で3鞍、2017年の春に阪神で3鞍、冬に阪神で1鞍、2018年の春に小倉で3鞍で、馬券に絡んだのは2016年10月のヤマボウシ賞2着のみでした。

先の記事でも何度も書いていますが、今年は若手騎手の当たり年です。野中君もその恩恵を授かって初重賞を狙って欲しいですね。



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