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ウインズ再開!!ただし条件付

JRAは7/11の土曜から一部のウインズおよびJ-PLACEの再開を発表しました。2/29から取り止めていたので丸4ヶ月ですね。長かったと思うのか、それとも短かったと思うのか。私個人は短かったなぁと思います。歳ですから。まぁ無観客競馬は継続されるわけですし、再開と言っても一部に限られますので、そんなに劇的な変化があるような感じではないですね。

再開にあたっては条件があって、発売レースは各競馬場のメインレース、前日発売のレースのみ、営業時間は14時までで、当然ですが当日分の払戻はできません。さらに入場時にはマスク着用が義務付けられ、購入後は速やかに帰れとの事です。随分ストレートな言い方ですが、こんな御時勢ですから仕方ないでしょう。

それからレース映像やオッズ情報等の提供もなく、映像ホールはもちろん、いす席、喫煙所も利用不可、売店も給茶サービスも行わないそうです。しかも混雑したら入場制限するというどこぞのテーマパークのような扱いで、ここまでされると再開する必要があるのか、賛否が分かれそうな気がします。

なお、発売された馬券の払戻期間については、通常通り60日間だそうです。2/23までに発売した馬券の払戻期間は競馬場等で発売を再開してから60日間なので【前に発売した馬券より後に発売した馬券の払戻期間が先に来る】ことになります。そこを勘違いすると的中馬券が紙クズに変わる可能性もあるので注意してください。

何を基準に再開を決定しているか?

再開するウインズは、釧路、津軽、横手、米子、佐世保、八代、宮崎の7ヶ所、J-PLACEは静内や旭川、千歳など16ヶ所、翌7/18から釧路など6ヶ所でも再開するそうです。これを見ると感染が少ない所から順に再開するようで、北海道に関しては現在71名が感染していますが、そのほとんどが小樽および札幌なので、反対側の道東は問題なしとしたのでしょう。J-PLACE小樽で再開するのは自分たちの管轄ではないから知らねって感じなんでしょう。

ただ、ウインズ宮崎はどうなんですかね。隣の鹿児島県で108名の感染が確認されましたし、全国4番目の規模ですから危ないと言えば危ないのではないでしょうか。108名中77名は鹿児島湾西部の鹿児島市にある【おだまりなさい男爵様】とかいう店でクラスターが発生したとの事ですが、その他の31名中11名の居住地は鹿児島県東部の宮崎県との県境にある志布志市なんですよね。ウインズ宮崎まで電車だと2時間半ですが、車だと1時間ちょっとで着きますし、リスクはあるんじゃないですかね。

ホントに、どういう基準で再開を決定しているのでしょうか。全国のウインズは以下の通りですが、見てみると少し変だなと思う部分がありますね。

北海道・東北地区 8ヶ所
札幌、釧路津軽、盛岡、水沢、横手、三本木、新白河

関東甲信越地区 16ヶ所
銀座、後楽園、錦糸町、浅草、汐留、新宿、渋谷、立川、川崎、横浜、新横浜、阿見、浦和、石和、田無、伊勢佐木

中部関西地区 9ヶ所
名古屋、京都、難波、道頓堀、梅田、神戸、姫路、浜松、りんくうタウン

中国・四国・九州地区 8ヶ所
米子、広島、小郡、高松、佐世保八代宮崎、博多

太字は再開が決定したところですが、未だにコロナが発生していない岩手県にあるウインズ盛岡、ウインズ水沢が再開されない事には疑問があります。コロナを押さえ込んでいる岩手県民の皆様に敬意を払い、ここは一番最初に再開を決めるところでしょう。それとも余計な事をするなと行政から○迫されたのでしょうか。まぁここまで来て『岩手県で感染者が出ました、感染場所はウインズです』なんて言われたらJRAのメンツが大変な事になるので、その線の方が濃いかもしれませんね。

また、山梨県のウインズ石和についても感染者が非常に少ない県ですから、再開が叶わず残念です。ウインズ三本木、ウインズ新白河がある宮城県、ウインズ浜松がある静岡県より感染者が少ないんですが、このレベルでもダメとはなかなか厳しいです。

ただね、山梨県、宮城県、静岡県はいずれもコロナの累計感染者が50人を超えているので、理解はできなくはないのです。ところが、長崎県のウインズ佐世保、熊本県のウインズ八代は再開が決まったのに、山口県のウインズ小郡、香川県のウインズ高松が再開していないのは不思議でしょうがないですね。

7/8現在の長崎県の累計感染者は18人、熊本県は49人、山口県は37人、香川県は28人です。小郡は隣がそれなりに感染者が多い広島県という側面がありますが、それは福岡県、鹿児島県に挟まれた八代にも言えます。また、高松も四国四県の累計感染者数は広島県の総数より少ないので、ここを再開させないのは何か他の理由があるからと邪推してしまいます。

このように大都市圏はともかく、それ以外の地域については思ったより厳しいなぁという印象があります。そもそもの来場者数も大都市圏と比べたら少ないでしょうし、再開してもそこまで大きなリスクはないと思いますが、競馬にあまり関係の無い地域では『三密が難しい施設を開くな』という声もあるでしょうから、何とも難しいところです。

まぁJRAから支援金貰ってるんだから協力しろと言いたいところですけど、JRAもそこまでリスクを負わなくてもある程度の売上は確保できると考えていれば、しばらくは様子見というところでしょうね。とりあえず、元通りまでの第一歩として再開を喜びましょう。



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