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今年のフジロックに頑張ってほしい件。

ちょっと前になってしまいましたけど、出ましたね、フジロック2020の第一次ラインナップ。個人的に一番盛り上がってるのが「予想通りのテイム・インパラのヘッドライナー!」というのと「今年のフジロックのブッキング、かなり頑張ってる!」という2点。

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テイム・インパラのヘッドライナーは、ちょっと前に彼らの新作『The Slow Rush』を「新旧お宝アルバム!」のコラムでレビューした時にも、予想というか熱望してたところですが、これはやはり多くのファンの期待にガッツリ応えたスマッシュ関係者の皆さんのブッキングに大いに感謝したいところです。シーン的にも今正に話題の的なアーティストで、彼ら自身もキャリアの絶頂期といっていいタイミングなので、そのパフォーマンスには大いに期待できるところ。

そしてスマッシュのブッキング、全体的に今年は頑張ってるな、と思うのは、昨年に比べて大小・新旧取り混ぜて、納得のいく、それでいて是非見たい!と思うアーティストが既にいくつもアナウンスされているところ。間もなく7年ぶりの新作リリースが予定されているストロークスは、90年代ロックファンにとってみれば、レッチリほど大物過ぎず、去年のキュアのようにファンの評価が分かれるわけでもなく、ひたすら王道感満載のブッキングで、フェスのヘッドライナーとしては納得感充分。しかし彼らのフジロック出演は2006年以来、14年ぶりかあ。そして他のヘッドライナーが誰になるか興味津々ですが、個人的にはまだビリー・アイリッシュの可能性ありと思ってます。

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それ以外にも、2016年も来てて興奮のステージを見せてくれたディスクロージャームラ・マサなど、エレクトロ系アーティストのブッキングもそつのないところを押さえてますし、FKAトウィッグスルーファス・ウェインライトといった恐らくホールでのブッキングは厳しそうだけど、一度は見てみたい、といったメンツもしっかり押さえられていて、去年のブッキング発表時の「うーん」という感じが今回ないのは嬉しいところ。あとはヒップホップ系が期待ですが、J.コールとか来てくれないかなあ。

そしてジャクソン・ブラウンですよ。皆さん。自分は彼のファンなので、ここ15年くらいは来日のたびに必ず観に行ってるのですが、前から一度野外で観てみたい、と思ってただけに、このブッキングもかなりうれしいんです。天気さえ良ければ、2年前のグリーン・ステージでのジェイムス・ブレイクに匹敵するような(ジャンルは全然違いますが)一体感と高揚感いっぱいのライヴが経験できるのでは、と今から密かに楽しみにしています。そして彼もこのコロナ騒ぎや、秋の大統領選についてはきっと一言あるはず。そういう彼のコメントも期待したいところです。

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折からUKのグラストンベリー・フェスティバルが中止、USのコーチェラニューオーリーンズ・ジャズ&ヘリテージ・フェスティバルなど主要なフェスが秋に延期を発表している中、ちょうど2020東京オリンピックとのコンフリクトを避けるために8月末に予定していたこのフジロックくらいが当初の予定通り(第一次発表は少し遅れましたが)進んでいるのは、とても心強いところ。もともと同様にオリンピックの関係で今年はお休みとなっていたサマソニも、代替イベントのSUPERSONICというのが9月開催を予定してるようです。

コロナ被害で既にライヴのキャンセルが相次いでいることから、アーティストや業界も傷つき、音楽ファンの皆さんの気持ちもふさいでしまっている中、是非ともフジロックには頑張って、また「おー!」と言わせるような第2弾ラインアップ発表してほしいもの。もちろん今年も頑張ってフル参戦して、去年はFacebookで展開した現地レポをこのnoteにアップしていきたいと思います。頑張れフジロック!


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